イドゥンの林檎

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主にヴァンガード等、TCGの最新情報に関する雑記を綴るブログです

【仮面ライダーギーツ】 第47話「創世Ⅸ:ホンモノの仮面ライダー」感想

ナッジスパロウ君反転

あぁ、やはり突然の改心からの味方面。

オリジナルの逆恨みや、ジャマト拠点でのニー活も意味不明でしたが、さすがはナッジスパロウ君。

最後まで変わらず面白い男ですね。

 

景和は人の心が残っているのならやり直せるとか言っていますし、本人もジャマトに魂を売ったと、まるで一時の気の迷いで罪を犯した事だけが悪いかのように言っていますが、そもそもジャマトが擬態したコピーなのですから、やり直せるとかそう言うのありませんよ?

なにせコピー元が人の心が解らないと宣うような危険人物ですし、身体はジャマトと言う危険性物。

すぐに嘘をつくのでその言動をまるで信用できませんし、五十鈴大地をトレースしていないジャマトの部分がどう考えているかは一切不明なので、尚の事信用できません。

器もそれを満たす中身もすべて有害無益です。

化け物は化け物らしく駆除されなさい。

 

心変わりの切っ掛けは、まぁ解らなくもありませんが、割と一般からかけ離れて不遇な桜井姉弟の生活を、未だに詰まらない普通だと思うのは全く理解できません。

知恵の樹には複数の犠牲者が埋まっていたのに、軒並み桜井姉弟レベルの境遇をしていたんでしょうか?

主要メンバーの中では道長共々比較的普通ですが、それでも世間一般から見ると波乱に満ちた道程でしょうに。

そんな事だから人の心が解らないのですよ。

察するにナッジスパロウ君は、人の心が解らないと言うか、

人の心を考えるために必要なそもそもの判断基準が狂っているか、或いは基準自体が自身の中に存在しないため、エラーを吐き出すようですね。

 

ホンモノの仮面ライダー

私の読解力、国語力が乏しいせいか、今回のサブタイの意味が解りません。

仮面ライダーギーツの世界での「ホンモノの仮面ライダー」とは一体何なのでしょうか?

ギーツの世界では仮面ライダーとは、デザイアグランプリの参加者でありリアリティーショーの出演者と言う意味でしかなかったと思うのですが、ホンモノとは?

 

デザイアグランプリとは無関係に、ケケラの中でだけ特別な意味合いを持って使われていた「仮面ライダー」を指して「ホンモノの仮面ライダー」と言うのかな?

最後にケケラが景和を認めて笑って散っていったので、ケケラの価値観に合致した理想の存在。

世界を護るために身を挺して戦うヒーローを指して「ホンモノの仮面ライダー」と呼称している感じでしょうか。

涙を仮面で隠して戦う戦士と言っていましたが、最後には納得していたようなので覚悟を持ってさえいれば悲劇的背景は無くても良いんですね。

まぁケケラのせいで十分に悲劇的な体験をしていますし、悲しみを乗り越える事も飲み込む事もできてはいませんが、戦う覚悟さえあればOKと。

 

あと今週の景和は、何故今更ニンジャバックルを?

ホンモノの仮面ライダーの定義よりも、ニンジャバックルを使って戦ったことの方が謎かも知れません。

折角、ツムリを脅して願いを叶える最強の力を手に入れたのに、何故重要な局面で使わない。

覚悟を決めてブジンソードに変身したと思ったらキック一発で終わるし、さすがに扱いが悪すぎる。

販促期間が終わったせいでしょうか?

納得できる理由がないのに、明らかに下位の装備を用いて戦うのは辞めて下さい。

 

創世の呪縛

有刺鉄線の拘束を引き千切るOPのシーンの再現だ~と少々テンション上がる要素はありましたが、あのシーン、今回のお話で最も理解しがたい場面なのですが、何が起きた?

 

「俺は俺の意志で創世の力を操る」と強い気持ちで創世の呪縛を破壊。と公式にはありますが、どう言う事?

物語の中で奇跡が起きるのは構いません。

ただ、それに足る理由や状況が必要です。

 

今回の場合であれば、窮地に陥りそれでも諦めない景和の姿に感化されてと言うことなのでしょうが、さすがにそれでは弱い。

気合を入れるだけで拘束を解けるかのような描写は流石に如何なものかと。

願いを束ねて奇跡を起こす力なのですから、景和の姿を見て多くの人の願いが集まった結果とか、ツムリの願いと共鳴してとか、もっと何かあるでしょ?

 

非常に納得できない。

ただのお前の感想だろうと言われてしまえばそれまでなのですが、良いご都合主義と悪いご都合主義と言うものがあると思うんですよね。

これは悪いご都合主義だと思います。

 

仮面ライダーリガード

素晴らしい!

何度も見たくなる良いアクションシーンですね。

今週はこれだけでも満足度が高い。

ジットがずっと暴力的なキャラクターだったので、肉弾戦が非常にキャラクターと合致しています。

 

挨拶代わりに飛礫、加速してからの初手が後頭部への打撃と言うのが実に暴力的でジットらしい。

その後も、苦無投擲で牽制、膝裏へのローキックで足払いから態勢の崩れた相手へ低い姿勢でのラッシュ、武器落とし、戻って来た苦無での背後から武器落としと短い時間ながらも濃密な格闘戦でした。

牽制や死角からの攻撃を織り込み、頻りに武器を奪おうとしたり、パンチのストロークが短くコンパクトな所も非常にそれっぽく、殺陣が完璧にジットのキャラクターを捉えています。