【仮面ライダーギーツ】第38話「慕情F：九尾の白狐！」感想

創世の女神の子として生まれた英寿に奇跡の力が宿っていると。

まぁそれぐらいでなければブーストマークⅡ以上の物は出てきませんよね。

ただ前世の記憶を継承している程度しか予兆が無く、唐突にピンチになったら湧いて出て来て、謎の精神世界で狐面の男と対話したら制御できるようになるって言う一連の流れがイマイチ。

今まで運営に与えられた装備で戦っていた主人公が、自らの力で生み出した最終形態なのですから、もっとドラマティックであった欲しかったです。

英寿とミツメが再開する、主人公が悲願を漸く達成する重要なシーンのはずなのに、中身が全然入って来ません。

ミツメさん、何故腹話術で喋っているの？

口が全然動いていないのですが、テレパシーですか？

そのくせ鶏かチンピラのように首をカクカクと前後に動かして、本体の主張が強いし、なんなの？

役者さんは美人だけれど、流石にこれはないのでは。

誰も疑問に思わなかったの？

英寿もよく笑わずにやれましたね。

撮り直す時間すらなかったのでしょうか？

余りにも酷い。

今回のお話のメインですね。

景和が荒れ狂うままに飛び出して変身する寸前に記憶が消えていたりする間抜けな構図や諸々の要素は全て些事です。

最初に狐モチーフだと分った時点で予想はしていましたが、奇を衒うことなくストレートにカッコイイ九尾の狐モチーフの最終形態になりましたね。

白のベースカラーに朱色の差し色、尻尾を模したマントと、モチーフを活かしながらシンプルに纏まっていて素晴らしい。

破壊と創造の力を表現する建物や地面破壊を破壊し、即座に再生しながら戦うアクションも滅茶苦茶カッコイイです。

再生する度に鐘の音が響くのも、創世の女神が世界を作り返すエフェクトを何度も見て刷り込まれているので、アイコニックになった音を効果的に使えていると思います。

また主題歌をBGMに無双するギーツが「シー」とやるとBGMまで消える演出！

セイバーでも見ましたが、何度見てもカッコイイ…。

これを今のギーツがやると意味合いが変わってきますね。

完全に世界を掌握している、支配している状態じゃないですか。

良い！実に良い！

暴走状態から継続して使っている尻尾を模した狐火のエフェクトも健在ですし、正当にカッコ良く進化していて素晴らしいですね。

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イドゥンの林檎