【仮面ライダーギーツ】 3話「邂逅Ⅱ:ゾンビ狩り」感想
景和くんの思考
開幕、前回の犠牲者1名みたいな描写は流石に失笑を禁じ得ない。
景和くんにとっては見知った面接官以外は生きていようが死んでいようがどうでもいい、興味がない存在と言う事でしょうか。
今回のお話でもポイント最下位が自動的に脱落と明言されているのに、その点は一切スルーしているのが実に不自然です。
ギンペンの死は重く受け止めているのに、自分も同じように命を落とすかもしれない。自分が勝ち残る事で、代わりに誰かを犠牲にしてしまうかもしれない。
そう言う思考に行き着かないのは何故?
ゲームから脱落する事と命を落とす事が同義だと考えていない?
或いは、そこから目を背けていると言う演出なんでしょうか?
ゾンビゲームでもゾンビを倒さず救出でポイントを稼ぎ、ポイント目当てに襲われている人間を探すメリーを窘めている等、どうやら善良な人間として描こうとしているように感じるのですが、前回のあの状況でアイテムを入手できなかったからと雑に失格扱いにされた人々を一切気にしていないように見える描写や、今回の自分が生き残る事がそのまま他者を殺す事に繋がる状況で、その事について一切思い悩む事もなくスルーしている描写は善良な一般市民と言う人物像に合致しないように感じます。
善良と言う部分が私の勝手な思い込みで、ごく普通に利己的で、罪悪感や正義漢に囚われることなく、こういう状況であれば仕方ないと受け入れるタイプなのでしょうか?
早くおためごかしの平和志向を捨てて、自らが真に欲する願いを曝け出して闇落ちして欲しいものです。
黒服可愛い
英寿にサインをお願いする黒服!
なんだか動きまで可愛くなるし、被せて貰った帽子を頭に乗せたままお嬢様を追いかけるし、こういうコミカルな演出、シーンは良い出来ですね。
デスゲームは全く描けていませんが、コミカルでかわいらしくキャラを見せるシーンは出来るんですね。
こう言うキャラはすぐに出番を抹消されてしまうので、頑張って映し続けて欲しいものです。
弱点を補填してもたかが知れているので、デスゲームは諦めて得意な方面をもっと押し出していこうね。
ゾンビ化
ナーゴ、ダーパンがゾンビに嚙まれゾンビ化すると騒いでいますが、ゾンビになるとどうなるのでしょう?
マグナムバックルを持っているダーパンが退場するのは目に見えていますが、ゾンビになったからと言って即ゲームオーバーではないようですし、大騒ぎするような事ですか?現状の何処に問題が?
一応、敵側認定なのか他のプレイヤーから攻撃を受けても相手にペナルティを負わせる事ができない、プレイヤーに倒されるべき存在となっているようですが、それ以外のデメリットは?
ゾンビになったら脱落かと思えばそうではないらしく、ゾンビ化したダーパン側は、プレイヤーが他のプレイヤーに攻撃した際に発生するペナルティを負っており、ゾンビ状態でもプレイヤーとして扱われているように見えます。
これゲーム的にはどう言う状態?
変身解除した時には平気そうにしていましたが、リアルでの影響は?
ゾンビになった状態で、ゾンビプレイヤー以外のプレイヤーが全滅したらどうなるの?
全3wave、ゾンビを全滅させろ、噛まれたらゾンビになる、ポイントを競え、最下位は失格。
それ以外の説明がないので、ゾンビ化した際のデメリットや扱いが全く分かりません。
誰もルールを把握していないので、ルールの穴を突いた戦略や駆け引きも発生しませんし、ゾンビになっても何が問題なのか、どんなデメリットがあるのかが全く分かりません。
アクションは良かった
ゾンビを粉砕するたびに破片が飛び散り、バッファ共々出番が少ないゾンビバックルをギーツが存分に振り回し、ゾンビバックル版のライダーキックも使ってくれたのでアクション面は大満足です。
チェーンソーを振り回すシーンがカメラワークのお陰で滅茶苦茶カッコイイ。
お話が微妙なので、このままライダーバトルだけでも頑張って下さい。