【仮面ライダーセイバー】 映画公開記念合体SP 特別章「界賊来たりて、交わる世界。」感想
平和な時空の賢人
ワンダーライドブックが消えてしまった原因が飛羽真にあると分り、皆が批難の視線を向ける中一人飛羽真を労わったり、ゾックスの変身シーンを見て三人で拍手したりと、
時間軸が解りませんが、父親の件、飛羽真の件、ついでにマスターロゴスやメギドの件もない、完全に平和ボケした状態の賢人はちょっと天然な感じすらする程にマイペースで明るいキャラなんですね。
成程、本来こう言うキャラであるならば、賢人はいつも笑顔だったと飛羽真が認識していてもおかしくありません。
あの頃の飛羽真は幼馴染の少年と今の賢人をイコールで結べていなかったので、どの賢人なのかは知りませんが、序盤の飛羽真の人物評は間違ってはいなかったようです。
ワルドと界賊
並行世界を渡り歩く設定なので、こういうコラボの時は便利ですね。
電王やディケイドのようにいつどこに出ても不思議ではないので、ライダーの世界に居ても違和感はありません。
個人の能力ではなく、並行世界観を行き来できる装備、設備まであるので、人員を送り込み放題なのも便利で良い。
認識阻害?
芽衣さんにはライドブックがずっと見えていたらしいのですが、何故一緒になって探していたのでしょうか?
倫太郎がライドブックが消えたと騒いでいる間も、ずっとそこにあるライドブックが見えていたわけですよね?
見える、見えないでドタバタする事はあっても、ブックがなくなった探せとはならないような気がします。
せめてその瞬間には芽衣さんは隔離しておかないとお話として成立しません。
心理に作用するから勝つ為に短冊を使えないと言うのも謎です。
相手が負けるように洗脳したり、支配を受け入れるように洗脳されてしまうのでは?
倫太郎
真面目なトーンで、「何故踊るんです」とか「どうしても踊らなきゃいけないんですか」とか、普通のリアクションのはずなのにいちいちツッコミが面白いですね。
素面でのアクションも良かったです。
小雨降る遊園地でくるくると舞うように剣を振る倫太郎が超良いです。
オリヒメワルドに弾き飛ばされた剣をキャッチして殺陣を続ける所なんかは、まるでカンフー映画のようです。
特別編だからかアクションは力が入っていて良いですね。
何故、他の二人は生身で剣を振らないのか、これが解らない。
ツーカイザーの殺陣
海浜公園でのオリヒメワルドとの殺陣、凄いですね。
足元に潜り込んで、地を滑るように動き、脚を使って投げ飛ばす一連の動きがカッコイイ!
後半の殺陣も途中までは良かったです。
アクロバティックに攻撃を躱すところは特に好きです。
しかし、それ以降がいただけない。
セイバー勢が活躍しなくてはならないので飛羽真達の会話パートが終わるまでオリヒメワルドを倒せず、あろうことか遊具に乗って遊んでいます。
特に理由もなく飛羽真達が話を終えて変身するまで待っている事にも違和感を感じますが、戦闘中はシリアスになるゾックスがパンダの遊具に乗ってドタバタしているシーンは殊更に酷い。
あんなシーンを挟んでゾックスのキャラを壊すぐらいならば、三人が変身するまでゾックス側を映さないで欲しかったです。
神代兄妹
ちょっと間抜けに描かれ過ぎでは?
何処に地雷があるのか良く解らない狂信者ですが、もっと賢く真面目なキャラでしたよ?