【仮面ライダーセイバー】 第33章「それでも、未来は変えられる。」感想
さらりと告げられる重要設定
ソフィアがルナの複製体?
マスターロゴスの指示で誘拐監禁していましたし、始まりの人が描かれたイラストにもソフィアに相当するポジションっぽい女性がいたので、ソフィアは世界観的にも重要なんだろうなとは思っていましたが、そのソフィアの大元がルナだとは思いませんでした。
ルナってマスターロゴスがピンポイントで狙う程、世界観的に重要なキャラだったんですね。
プリミティブの時に聞こえた声は15年前に本に吸い込まれたせいで後天的に獲得した技術だと思っていたのですが、どうやら先天的な資質によるものだったようです。
以前、監禁シーンで玲花がソフィアに対してお前を生み出したものは何処にいる?みたいな尋問をしていましたが、あれはルナを探していたと言う事で良いのかな?
マスターロゴスが作り出したクローンなのに、その部下がマスターロゴスに命じられて制作者を探しているでは意味が通りませんし、クローンを作ったけれども何らかの理由でオリジナルであるルナを確保しようとしている方がまだ理解できます。
何故、一度自分の指示で消したルナをクローンにしたり探したりしているのかはよく解りませんが、セイバーは納得できる事の方が少ないので、そう言うものなのでしょう。
最近の飛羽真くん
人の話はあまり真剣に聞いていないし、自分の口から出るのは支離滅裂で意味の分からない言葉ばかりですが、コミュニケーション能力に改善の兆しが見えます。
少なくとも、今までとは違いとりあえず聞いてみようと言う気はある事が偉い!
しかも、しつこく食い下がり必死に聞き出そうとしています。
以前の飛羽真なら、話は終わりだと言われて立ち去ろうとしたら、そのまま何か言いたげだけど言えないみたいな微妙な顔して見送っていましたよ。
進歩しましたね!
コミュ障賢人君にはそれぐらい強引に迫らなくてはダメなんですよ。
良いぞ、よくやった。
エンディングまで引き留めて一緒に居るなんて快挙です。
蓮くん
あ、蓮くんにも玲花を胡散臭いと思う程度の情緒があるんですね。
野生の勘かな?
玲花に負け、デザストに助けられ、さらには下に見ていた倫太郎にまで助けられる。
憧れだった賢人から拒絶された後に、自身の指標である強さまで揺らいでしまって、良い感じに挫折を味わっていますね。
行き着く先の結論も判断基準が強さしかない蓮くんには、殆ど選択肢がありませんでしたし、面白くなってきましたよ。
念願かなってウザ絡みするデザストが可愛すぎます。
今後、この蓮くん&デザストのバディがどうなるのか愉しみでなりません。
デザストを庇って蓮くんが~と言う方向に行くのか、またデザストに庇われて今度は本当に離別を味わうのか。
どう転がしても面白くしかならない最高の状態ではありませんか!
個人的にはデザストとの融合コースがおすすめなのですが、どう進んでもキャラの魅力が増す展開しかないので今後にも期待しています。
マスターロゴス
変身後のセイバー&カリバーを相手に生身で立ち回っていると、ただ者ではない感じが増して良いですね。
きちんと雷鳴剣黄雷はエスパーダと同じ型で剣を振っていてマスターロゴスと言うだけあって相応に剣技もありそうですし、あの大きくて重そうな土豪剣激土を易々と片手で振っている様子は見た目にそぐわない膂力を持っているように見え威圧感があります。
ラスボスっぽいだけあってメギドや神代兄妹と比べても圧倒的な強者に見えます。
強さは正義!
ルナがそれを教えてくれた
また飛羽真くんの脳内で勝手に妄想ストーリーが展開され、アウトプットを聴かされる人間には何も伝わらないディスコミュニケーションが発生している。
なんだか知らないが突如開いた次元の切れ目にルナが居ました→世界は救える。
うん、訳が分からない。
飛羽真くんが最悪の未来を変えて世界を救えると確信する理由が解らないし、途中で邪魔が入ったので飛羽真くんは賢人がどんな未来を見たのかまだ聞いてもいないのでは?
何の判断材料もなしに、唐突に「未来は救える!(キリッ」とか言われても。
そもそも賢人は予言がどんなにズレても結末は変わらないと言う終末思想の持ち主なので、過程を重要視していないんですね。
過程が変わっておかしいなと疑問に思う事はあっても、結局は「だが未来は変わらない」に帰結する。
今回の飛羽真くんのセリフには根拠も説得力もないし、あっても意味がないんですよ。