【仮面ライダーセイバー】 第29章「その時、剣士が動いた。」感想
言っている事が無茶苦茶で
改めて見ても会話の流れがおかしい。
倫太郎的には荒唐無稽な話をする男と言うニュアンスなんでしょうが、会話にならない男と言うニュアンスに思えてなりません。
あの芽衣さんにまで同意されている辺り、ある種のギャグかな。
飛羽真の行動を振り返る事で、翻って自身の至らなさ認め、気持ちの整理を付けた倫太郎が奮起する良いシーンのはずなのですが、飛羽真くんのこれまでの言動がクレイジー過ぎて若干モヤっとします。
でも、まともなヒロインしている芽衣さんに見送られ、出陣する倫太郎はカッコイイですね。
役者は良いんだ、役者は。
人間には通れない光の道
そんなものを使って単騎で乗り込んだタッセルは何者なの?
ユーリのようになんらかの聖剣と同化でもしているのでしょうか?
最終フォームは火炎剣烈火とタッセルの二刀流で変身ですね。
飛羽真達はブックゲートの接続を絶たれ、サウザンベースに侵入できないと言っている中、賢人は普通に侵入して専用のブックゲートが必要っぽいソフィアの監禁場所にまで入り込んでいますが、どういう事かな?
賢神
前回までの朝礼のシーンに椅子なんてありましたっけ?
唐突に設定だけ出て来て、次の話では既に殺されているとは。
殺される役だろうとは思いましたが、姿を見せなくても誰も不審に思わず、気にもされない。
ごちゃごちゃと揉めている時に僅かでもその存在を思い出したりもしない。
そして、もう二度と話に出てきそうにもない。
マスターロゴスの残虐性、狂気、妄執を表現するファクターの一つであることは解りますが、そう言う演出がしたいのであれば、マスターロゴスでもその意見を無視はできない目の上のたん瘤、賢神と言うキャラクターが居るよと言う事をもっと継続的にしっかりと描写しなくては。
やり方が雑です。
シャークさん
強キャラ感出しながら登場し、一冊刺しの舐めプとは言え倫太郎を圧倒し、飛羽真に重傷を負わせたのに最後の最後で間抜けを晒しましたね。
「誰一人逃しはしない」→「むぅ…」って、秒で取り逃がしてるし、諦める判断も矢鱈と早いですね。あまりにも間抜けなシーンだったので、何某かフォローが欲しかったです。
あとキャラ名、せめて決定前にググって欲しかったです。
名前は漢字が完全一致の読み方違い、双方共に兄、海の生き物の力で戦う、変身する。偶然の一致し過ぎです。
奇跡のような確率ですよ。
デュランダル
急に名前が固有名称になったので、統一感が失われてしまって残念です。
名称はイマイチですが、スーツはカッコイイですね。
シャチを思わせるカラーリング、ヘルムもシャチモチーフにイカやタコの触腕が複眼を覆いアーメットのような意匠になっていて好みです。
触腕の先端に刃が付いているので三叉戟や時計の針のモチーフも合わさったものに見えます。
胴鎧に時計の意匠が見られますが、鎧の形状と相まってサメの顔っぽく見えるのも良いですね。
これは意図したものなのかな、そう見えるだけで錯覚でしょうか。
また動きもイマイチです。
剣形態から分割差し替えで槍になるギミックまでは良かったのですが、時間停止の度に分割が必要なのは少々冗長でカッコ悪く感じます。
三叉戟を大振りするだけのアクションにもガッカリです。
流石に手の中でくるくる回せとは言いませんが、長物のアクションならばもう少し剣とは違った良さを出して欲しかったです。