【仮面ライダーセイバー】 第21章「最高に輝け、全身全色。」感想
お仕事五番勝負再び
あの悪夢が、舞台をセイバーに変え、装いも新たに舞い戻ってきました。
なにこれ、一人ずつ向かわなくてはいけない縛りでもあるの?
これ、毎週一人ずつ、ご丁寧に篭絡されていく流れですよね?
あほくさい。
お仕事五番勝負で何も学ばなかったのか。
尺の無駄でしかありません。
蓮君とか、どうするんですか?
あの子だけ説得不可能では?
メギドにでもなってしまうんだろうか。
全力でって言ったよね?
何故開幕1冊挿しで戦おうとしているのでしょう。
お前は何も分かってない。
ちゃんと今持っている最大戦力をぶつけるべき。
経験も技術も負けているのに、装備の質を落として舐めプとか、何を考えているんですか。自意識過剰にも程がある。
そんな事だから何も響いてこないとか言われてしまうんですよ。
と言うか、やっぱりネガティブな意味合いだったんじゃないですか!
好意的に飛羽真に二心はないって意味合いなんだろうと解釈していましたが、ドストレートに奴は空虚だと言っていたんですね。
ウキウキ大奉寺さん
凄い笑顔じゃないですか。
少し響いたと言いつつ、もうデレデレですね。
予定調和ですが、あっさりと組織を抜ける決意をしてしまいました。
私の一族は常に組織と共に在り、組織と剣士を支えてきた自負があるとか言っていましたが、組織への思いよりも自身の興味や一族の悲願みたいな物の方が重いようです。
まぁソードオブロゴスが囲った剣士は蓮君のように人間性が欠如したキラーマシーンか、倫太郎のようなゆるふわ系依存症なので、飛羽真くんみたいなタイプは現れないでしょうし、2000年間現れなかった火炎剣の力を引き出せる剣士を重要視するのであれば、組織の外から入ってくる人間に託すしかないのは確かです。
最光 エックスソードマン
黒一色のシャドーにカラフルな装甲が着く変身シークェンスは良いですね。
配色が一気に派手になるので、その差異がより強調されて変化した、パワーアップしたと言う印象が鮮明になります。
ギミックも良いですね。
腕や足にカラフルな装甲が一極集中することで、目に見えて力が集まっている事が解り、視覚的にシンプルですし、力を集約した部位はきっと強力だろと言う漫画的な意味合いでの納得もできます。
真っ黒な素体にカラフルな装甲が着き、素体部分と集約部分がくっきり分かれている点も、デザインが活きているなと感じます。
集約する部位が腕と脚なので、アクションもしやすそうですし、ハッタリと動き易さを兼ね備えた妙案ですね。
ただアクションシーンとしてはイマイチだなと思います。
4コマ忍法刀と同じような演出で、漫画風のカットインが入るたびに動きが止まり、ビルドの時と似たようなテンポの悪さを感じてしまいます。
同じテンポの悪さであれば、剣の方に光学的視覚機能が存在しているため、いちいち剣を掲げていた通常形態のぎこちない動きの方が、設定に沿った納得できる挙動をしているので好みです。
またお話としてもダメでしたね。
折角、飛羽真が聖剣の力を引き出し、独力でメギドから人間を分離できそうになったところで呆気無く食べられて一時退場し、邪魔者は去ったとばかりに漸く登場したユーリが飛羽真に活躍の機会も与えず、終始圧倒して瞬殺。
これでは飛羽真の立つ瀬がありません。