【仮面ライダーセイバー】第12章「約束の、あの場所で。」感想
ストーリー
■芽衣さん、ご高説を垂れる
言っていることは正しい。
言っていることは正しいのですが、不用意に危険地帯に乗り込み幾度も周りに迷惑をかけ、人から鍵を預けられた直後に家探しを始めた人間に言われているかと思うと、素直に聞くことができません。
発言の内容とそれを発した人間の人格とは、切り離して考えるべきだと思っているのですが、心と言うものはままならないもので、どうしても「お前がそれを言うのか」と思ってしまいます。
先週まで迷惑なサブキャラでしかなかったので、尚更です。
先週までとはあまりにも性格が違い過ぎるのですが、このキャラは本当に芽衣なのだろうか?
瓜二つの別人、或いは自分を芽衣だと信じ切っているスワンプマンや哲学的ゾンビか何かなのではなかろうか。
■尾上さん
芽衣を諫め、賢人を気遣う所が良いですね。
賢人に懐いている蓮くんをフォローに回している所も良い先達と言う感じがします。
初回登場時の屑っぷりが噓のようです。
ただ、ほぼ確実に罠であろうと判っている所に、本当に全く何も考えず無策で突っ込むのは如何なものかと。
脳筋此処に極まれりですね。
周りが浮足立っている所に、場を纏めて方針を決め、行動に移させるのは良いのですが、考えなしに過ぎます。
15年前と同じ状況なのであれば、調べれば何某かの情報が得られそうなものですが、何故誰も調べようとしないのだろう。
そもそも、それを想起する人間が一人もいないというのが解りません。
飛羽真・蓮の二人は兎も角、大奉寺さんか尾上さんは既知の状況であってもおかしくはないでしょう。
せめて同時並行で調査に専念する要員、いないんですか?
■メギド
ゴブリンを特定の剣士に倒させるという相手任せな作戦はまだ良いとして、既にノルマを果たした蓮くんへの足止めが一切ないのは、どういう事なの?
飛羽真の足止めに二人も幹部出している場合ではありませんよ?
人手不足なのですから、一人一体受け持たなきゃ。
倫太郎を誘き出すにしても過剰戦力でしょう。
或いはデザストを使ってあげて下さい。
一度蓮くんに負けているけれど、頑張れるはずなんです。
■思い...出した!
飛羽真くんさぁ…。
ホント、飛羽真くんさぁ…。
それで良いのであれば、最初に出会った時に賢人に自分の過去の話を聞くべきだったのでは?
記憶喪失にはなったことがないので解りませんが、自身が失った過去について執着が薄すぎませんか?
普通はこうなのだろうか。
ここ数話の諸々は飛羽真がきちんと過去と向き合っていれば、拗れることのない事柄だったように思います。
■あの時助けた少年
知り合いじゃなかったんですか!?
てっきり幼い飛羽真とカリバーは元師弟なのかと思っていたのですが、違ったんですね。
飛羽真がロゴスと関わり合いのない一般人なのであれば、飛羽真は普通のホモサピエンスなのでしょうか?
普通ではないホモサピエンスとは一体?
ロゴスの面々は所謂異世界人的なもので、普通ではないホモサピエンスか、そもそもホモサピエンスではない何かだとばかり思っていたのですが、一気に解らなくなりました。
ロゴスに所属する保護者通しの繋がりから賢人の幼馴染なんだとばかり。
■倫太郎
好感度がストップ高。
ベッドで断片的に聞かされた話からの的確なムーブ。
有能過ぎる。
今回もセリフが良いですね。
お前、そう言う所だぞ。
■賢人
う、う~ん…。
情緒不安定になり、勝手に孤立し、身勝手にメッセージだけを残して退場してしまった。
ジャオウカリバーの強さを演出する為の嚙ませにしても酷過ぎる。
本当にこれで退場なんでしょうか。
あまりにも扱いが酷い
こんな雑な退場はあまりに不遇なので何とか生きていて欲しいのですが、エスパーダの強化フォーム用玩具が見当たりません…。