魔進戦隊キラメイジャー 第4話「亡国のプリンセス」感想
ストーリー
・為朝
アバンでネアンデルタールは地名だから「人」と付けるべきだと口論していましたが、やはり几帳面な性格なんですね。
今回も普通に考えれば疑ってかかるべきガルザの話を無条件に信じる面々に待ったをかけていますし、マブシーナの独断専行も事前に察知して止めに向かっています。
常識人で有能なキャラは好感が持てますね。
1話から一貫して細かい事に気が付く洞察力に優れたタイプとして描かれているので、後々活かされる事もあるかも知れません。
こう言う細やかなキャラクター表現は良いですね。今後も大切にして欲しいです。
特にキラメイジャーはこれまでの三キャラ全てがイメージとは違う意外性を見せているので、何か意図があるのではないかと勘繰ってしまいます。
・博多南
立ち位置的に指令なので、まあ、そうなりますよね…。
セリフ数、登場シーン数が多くて、見ているのが苦痛です。
早く、早く巧くなってくれ。
・ヨドン軍
幹部二人の仲は然程良いようには見えませんでしたが、足を引っ張り合うような事も無いのですね。
まさか怪人を派遣して得たコストと邪面獣を投資してまで支援を行うとは思いませんでした。
敵組織の幹部は直接的、間接的に足を引っ張り合っている事が多いので、反目する立場であっても作戦行動中は協力体制を敷ける理知的な敵幹部はちょっと斬新です。
邪面獣が拘束特化の足止め要員なのもポイント高い。
デザインや声が好きでしたが、敵キャラとしても優秀で益々もって良いですね。
大好きですクランチュラ。
ガルザも良いですね。
兄よりも自分の方が優れているのに、弟だから部下扱いされていたのが不満で寝返って国を売り渡した。
実に悪役らしいシンプルで説得力のある理由ですね。
理不尽に邪面獣を処刑したところも小物っぽくて好きです。
あれはガルザの判断ミスだと思うのですが、ジョーキーを自慢してテンション上がっちゃったんでしょうね。
反逆の理由や言動に説得力がありますし、スーツアクションも迫力があってボスクラスとしての風格は十分です。
良いキャラなのでこのまま味方にならず、敵幹部として長生きして欲しいです。
いっそヨドン皇帝を弑して、新皇帝として君臨して攻めてきて欲しいくらいです。
・コピー人形
一話限定のアイテムではなかったところは評価できますが、コピー解除の方法、本当にそれで良いの?
ドン引きです。
アクション
・キラメイジン
最初から最高戦力をぶつけるスタンスが良いですね。
戦隊の場合は数が減るのでどちらが良いか難しい場合もありますが、旧フォームを使う理由がありませんからね。
ただ、邪面獣を倒してもいないのに助けに来るとは思いませんでした。
あそこは普通に代役の状態で倒して助けに来ればよかったと思います。
・vsガルザ
ガルザの鎧姿はカッコいいですね。
鉤状になった切っ先で相手の武器を落とす動きや、足を引っかける動きが面白いですね。こう言う小技を使うと敵の強さに説得力が出ます。
縦横無尽に振られる斬撃に合わせて動くカメラワークも迫力があり良かったです。
キラメイジャーは敵も味方もエフェクトが派手なので、そこにカメラワークが重なると映像として面白くて良いですね。
ガルザが一層強大な敵に見えました。
・ジョーキー
後々追加戦士が使いそうなデザインをしていますが、どうなんでしょうね。
尻尾のチェーンソーとかいかにも人型になった時に使いそうですが。
動きそのものはいまいちですね。
形状的にも軽快なアクションは不可能でしょう。
でも、必殺技は悪くありませんでした。
恐竜+汽車のデザインもカッコイイですし、蒸気と顎のジョーをかけたネーミングも好きです。
顔見せだけして、強さアピールしての撤退なので格も保っていますし、良いですね。
設定的にもデザイン的にも味方になりそうなメカですし、楽しみです。
はやく立体化して欲しい。