騎士竜戦隊リュウソウジャ― 第31話「空からのメロディ」感想
ストーリー
・ナダ、マイナソー、プテラのどれかに絞るべき
リュウソウジャーのお話は度々こう言う状態のお話がありますが、1話に色々と詰め込み過ぎです。
今回はナダのお話に終始していれば良いのに、割と大規模でヤバいマイナソーが出現してそちらの対処を挟み、ピータンの封印を解きヨクリュウオーにするお話まで混ぜ合わせているので、お話がとっ散らかっていて酷い出来でした。
特にアクションシーンが酷い。
ガイソーグと戦っているのに野生のガチレウスが飛び出してきて、そこにさらにヨクリュウオーvsマイナソーの空中大決戦もあるので、場面がころころと変わり、そのどれもに繋がりがなく、非常に見難かったです。
PT分割が邪魔にしかなっていません。
こんなに演出上意味のない分割戦闘をシリーズ中に何度も何度も見せられる視聴者の身にもなって欲しいものです。
多くの場合、分割戦闘って言うのはもっと燃えるシチュエーションなんだよ。
何ですか、この無駄遣いは。
・ピータンいじめ
リュウソウジャーの倫理観どうなっているの?
死にかけたら封印が解けるかも知れないから傷めつけようとか、普通なります?
ワルプルギスの魔女みたいなマイナソーに踊らされたと思ったら、今度はこれで感情の振れ幅が付いていきません。
そして、直後にガイソーグが出て来てシリアスに戻るんですよ? マジ何考えてるの?
・三重の鼓膜
何の意味が?
コウの背中の傷が痛くて正気を保てる理論は、まぁ納得できます。
幻覚系攻撃のメジャーな解き方ですね。
アクション
・ガチギレバンバさんとナダ
二人とも良い殺陣をしますね。
バンバさんがここまでキレて居るのは珍しいですし、良いシーンでした。
何気にメルトが冷静に指示を出していた所も良かったです。
・コウの素面アクション
上着を脱いで剣を絡め捕る動き、カンフー映画とかでよく見かける奴ですね。
敵の武器を奪ったり、剣をフェイントに蹴りや拳を使ったりと、なんでもありな戦場闘法的戦い方をするコウにはピッタリな動きだと思います。
コウの引き締まった身体も見られましたし、眼福眼福。
・ヨクリュウオー
ピットモードへの変形の都合上、翼が丸みを帯び過ぎている点が気になりますが、各所のクリアパーツが美しく、顔の造形も良い、カッコイイ3号ロボですね。
翼竜モチーフを活かして飛行も見せてくれましたし、氷結エフェクトも派手で良かったです。個人的にピータンへの変形は要らないと思いますが、騎士竜モードとロボモードはカッコいいですね。
ただ、いきなり街を氷漬けにするあたり、こいつらの方が人類を滅ぼしそうじゃない?とは思いました。