【王様戦隊キングオージャー】 第25話「王と民の戦い」感想

超える物を作るしかない

そう言う登場の仕方ですか！

伝説には描かれていない追加戦士のゴッドタランチュラを加え、伝説を超えた合体のエクストリームキングオージャーのその先をヤンマが造ると言うのが良い。

雛形があったとは言え、関連装備全部手掛けていますからね。

エクストリームでも到達不可能な地底深くへ到達するためのロボが必要となれば造ると言う発想に至るのは実にヤンマ総長らしくて良いです。

諫言

突然の離反かと思いきや、現在の人間とバグナラクの関係を産み出し、デズナラクが凶行に走った原因が自分だと知り心が揺らいでいるジェラミーの為だったとは。

かつてジェラミーに救われたゲロウジームが、ジェラミーを諫め救う展開、良い！

ここで側近ポジであるゲロウジームが一喝するのが良いですね。

これまでのジェラミーは他者の理解力共感力に期待し、廻りが自分の理想の通りに行動してくれると信じるだけの夢想家、理想主義者で、全く現実が見えていませんでしたからね。

それを劇中で指摘すると言うことは、つまりこれまでの言動は製作者のプラン通りであり、意図してそのように描いていると言うことです。

ちょっとズレているなと思っていたのですが、キャラを動かしている方も外からキャラがどう見えているのかをきちんと理解しているようで一安心です。

ここまで落として、覚悟を決める専用イベントまで挟んだのです。

あとはもう上がるしかありませんよ。

関係者全部乗せ

ゴッドキングオージャーを操作するためにはすべてのシュゴッドにパイロットが必要となり、シュゴッドに選ばれたものはオージャカリバーを持つと剣が光る。

それを利用して適合者を探そうと言うのは解ります。

コフキの「つまり、僕が持つと光らないと言うわけですね」を振りにして即座に光る流れはギャグとして良かったと思います。

ただその後が頂けない。

まぁ当然あなた方ですよねって言うメンツなのは問題ないとして、バグったかのように誰が持っても光っているので全く選ばれている感じがしません。

またアッカ達のように個々のキャラクターの掘り下げが不十分なキャラや、エレガンスさん・メイド長のようにスポットが当たるタイミングがほぼないキャラも含まれており、勿体ないなと感じました。

折角いいキャラなのだから、これをやる前にスポットを当てて欲しかったです。

全員乗る設定、後から生えてきたんでしょうか？

覚悟のないギラ

ゲロウジームの諫言を聞き、思う所があるような表情をしていたのに、ドゥーガさんの命を巻き込む覚悟が付かないとは、ちょっと残念です。

ドゥーガさんは相変わらずカッコいいのに、ギラくんがちょっと甘ちゃんなところ出ちゃいましたね。

そんな体たらくだったのに、1人足りないから成功率50％だと言うヤンマに何故かお説教し始めるのが、もう、何なんだろう。

ドゥーガさんの言葉を聞いて、覚悟が決まったと言うことかな？

でも結局言っている事は甘い。

そこが良い所ではあるのですが、直前のシーンも相まって、なんとも素直に受け取り難い感じです。

ゴッドキングオージャー

全部乗せ、出るの早いですね。

これが最終合体で良いのかな？

脚が大きくなり接地性が良くなったのは利点ですね。

これぐらい接地面積が大きければ、重い背負い物があっても無理なく自立できそうです。

ただレジェンドキングオージャーからあまりフォルムが変わっていないので、どうにも最終形態と言う感じがしません。

キングコーカサスが大きい箱ロボなのでもう少しやりようはあったように感じます。

そもそも蜻蛉と蝶がノーマル以降ずっとお荷物なのがいけない。

然程外見に変化をもたらさないてんとう虫や蟻にもやはり問題がある。

デフォルトのお顔を活かすギミックは凄いが、そこに拘り過ぎているのも変化に乏しい一因かと思います。

良かったのは必殺技のCGだけですね。

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