イドゥンの林檎

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主にヴァンガード等、TCGの最新情報に関する雑記を綴るブログです

【王様戦隊キングオージャー】 第19話「王様戦隊キングオージャー」感想

ヤンマとジェラミー

前回から引き続いてエレガンスさんに押さえつけられ治療に専念するヤンマと、蜘蛛の巣ネットのハンモックでいじけ続けるジェラミー。

共にラクレスへの遺恨を残す者同士で協調し、以前のヴェノミックシューターを使ったブーブークッションラクレスを貶めるとは。

 

ヤンマが母の形見を雑に扱ったことでジェラミーと揉め、その事についてヤンマが謝罪をしないまま有耶無耶になっていましたが、こうして同じ手法を使いジェラミーも積極的に協力し、お袋も笑って許してくれるだろうとヤンマに許しを与えることで蟠りが解消されていてエモかったです。

下らない事で笑い合う悪童コンビ感が良いですね。

 

ギラと一緒にいるときのヤンマは兄貴分と言う感じがしますが、ジェラミーとは同年代の対等な関係、悪友のような間柄に映ります。

まぁジェラミーは引き籠りと休眠で殆ど他者と接する事が無かったため、精神的には幼い面がありますし、そう言う意味では男の子の憧れるカッコイイと楽しいが服を着て歩いているかのようなヤンマ総長と仲が良いのも納得です。

 

ラクレスの命を奪おうとまではしない所も良いし、その後のギラにケリ着けんぞと促す様もカッコイイ。

 

小物化するラクレス

シュゴッダムを乗っ取られ、傀儡として生かされるラクレス。

側近のドゥーガを殺せとデズナラクに命じられ、命令に従うふりをしてドゥーガ達兵士とスズメを逃がし、自身もオージャカリバーZEROを捨てて城を逃げる。

ここまでは悪くありませんでした。

ドゥーガの啖呵もカッコ良かったです。

各側近達サブキャラが良い味を出しているのもキングオージャーの良い所ですね。

 

しかし、その後がヤンマ&ジェラミーに貶められる展開は常のラクレスからかけ離れ、だいぶ小物感が溢れていて反応に困ります。

なまじ役者さんが巧いだけに表情や態度がラクレスの情けなさに拍車をかけています。

 

逃走時にも口にしていた大義の為にプライドも情けも捨てられると言うことなのだろうか。

このままカッコ悪いまま終わって欲しくはないのですが、決闘裁判や真意が解れば払しょくできるだろうか。

 

ところで、サナギムに包囲された人間の中にボシマールの姿が見えませんが、やっぱりボシマール=カメジムと言うことで良いんでしょうか?

あの場に居たのが武官だけと言う可能性もありますが、側近の片方だけしか出ないのは不自然ですよね。

 

タイトル回収!

同盟が破棄されたり、一時的に協力するための大義名分だったりと、なかなか協力し合わない王達が、ついに手を取り合い一つの組織となりました。

6人揃っての名乗りと変身が良いですね。

各自がバラバラで指揮系統もはっきりしていないので、こういう場合にリタの権威が役に立つのも説得力があって良いです。

しっかりとした引きがありつつ、見たかったものがきちんと提供される。

こう言うので良いんだよ。

 

側近や医療チーム、黒子も協力して事態の収拾とシュゴッダムの奪還に動いている所も良いですね。

民なくして国はなしみたいな、民こそ国だと言うギラの思想とリンクする演出が好きです。

 

しかし、イシャバーナの医療チーム、トウフの黒子は良いとして、ンコソパの戦闘員は、あれなんて名前なんだろう?兵隊?