イドゥンの林檎

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主にヴァンガード等、TCGの最新情報に関する雑記を綴るブログです

【王様戦隊キングオージャー】 第17話「王は逃げない」感想

サブタイトルのトリプルミーニング

強大な武力を背景に国と民を人質に恭順を迫るラクレスに、以前と同じように立ち向かうヤンマ。

ヤンマを一蹴した強大な敵ダイゴーグ、決闘裁判で圧倒的な差で一度敗れた相手であるラクレス、二者を相手取り戦う決意をするギラ。

そして二千年前の歴史を知る故か、或いはギラの為か、はたまたデズナラクと覇を競い敗れた第三勢力の存在に対抗する為か、本意を隠して覇道を進まんとするラクレス。

 

一見ヤンマ回のようでいて、複数の王に掛かっているようにも見える良いタイトルですね。

ラクレスが大きく動くと話が面白くなるので実にいい。

 

ヤンマ周り

ヤンマ総長がヒメノを頼りにしている所も良いし、「怪我人放っておけるほど、薄情じゃねぇだろ」と、本人の仲の良し悪しはさて置き協力せざるを得ない核心をついたセリフが出てくる所が実に良い。

そのヒメノも連戦を続けたヤンマを治療する気でいるので、きちんとヤンマが勝って帰って来ると信じているか、或いは帰ってこないのなら自ら助けに行く気でいるって所もエモイ!

エモエモのエモです。

 

ラクレス

ラクレス様、ヤンマが死んだと思った時の引き攣った表情からの笑いが最高ですね。

どうみてもショックを受けている。

色々な感情を飲み込んで全て笑いで覆い隠し、自ら進んで悪役を引き受けているようにしか見えません。

何某かの使命の従い、不本意な行いを断行しているように見えます。

 

誰か早くラクレス様の本当の使命を調べて共有して!

この人は何を知っていて、何を考えて地球統一に拘っているの?

 

今回バグナラクにはデズナラク一派と王位を争った別の勢力がかつて存在していた事が判明したので、その残党が神の怒りを引き起こした勢力=カーラスが封印した「あいつ」で、その残党一派に対抗するための力を求めている?

 

シュゴッダムに死んだバグナラクを復活させる装置があると言うのも随分ときな臭い。

何故、シュゴッダムにそんなものが?

必要ない道具が即座に稼働できる状態を維持したまま置いてあるとは考えにくいのですが、本来は誰に使うつもりだったのでしょう?

シュゴッダムの前王?、ラクレス自身?それともギラ?

 

キングオージャーを呼ぶジェラミー

このシーン、個人的には引っ掛かりを覚えたのですが、コアメカのゴッドクワガタを呼べるギラ、ラクレス以外でもキングオージャーを呼べたんですね。

 

それが誰にでもできるのであれば、ヤンマやヒメノもゲンジボタルジームにゴッドトンボやゴッドカマキリ単体で挑まずに合体して挑めばよかったと思うのですが、「誰にでも」は出来ないのでしょうか?

 

ジェラミーが特別なのかな?

では、ギラとジェラミーの共通点は?

もしかしてギラもハーフだったりしますか?

 

不完全合体

糸で操り強制合体とか、完全に敵の所業ですね。

 

連結が崩れるのを繋ぎとめようとする演出も相まって不完全さが強調されていて良かったです。

動きも結局ゴッドタランチュラ部分以外はまともに動いておらず、トドメもタランチュラ任せですし、完全版が出るための布石としては完璧ですね。

王冠のお陰で個人的に好みではなかった頭部の形状が大きく変更されるので、エクストリームの登場が楽しみでなりません。

 

ただ王冠の有無にかからわず、ゴッドタランチュラの連結はかなり強引ですね。

まぁゴッドクワガタ、ゴッドタランチュラ、共に大きく分割できるような形状はしていないので、くっ付けるとしたら背負い物にするぐらいしかないのかも知れませんが、見た目の印象がさして変わりませんし、背中にくっ付けるだけでは弄っていても楽しくないので合体としてはあまり好みではありません。