イドゥンの林檎

イドゥンの林檎

主にヴァンガード等、TCGの最新情報に関する雑記を綴るブログです

【王様戦隊キングオージャー】 第16話「10才の裁判長」感想

引き続き15年前の話

リタは5歳の頃から側近で15年前に亡くなった前国王の遺言に従い、10歳で王位を継承したこと、前王カーラスの王配シロンにより神の怒りが人為的な事件であることが語られました。

ヒメノが人為的な事件だと言い続けていた神の怒りが初めて、外部の人間からも人が起こした事件であると明言された重要な回となりましたね。

 

15年前のゴッカンの話がメインでしたが、ゴッカンは直接的には神の怒りの被害を受けていないようですね。

その代わりに犯人を封印するため、前王が犠牲となったと。

リタとカーラスに血縁関係があるようには見えませんでしたし、リタは幼少期から随分優秀だったようですね。

とは言え、能力による採用だとしてもあまりにも幼過ぎますし、まぁリタがその選出に疑問を感じるのは当然でしょう。

その疑問も今回渡された前王からの手紙で解消されたようですが、それにしてもあまりに思い切った人事です。

如何に優秀と言えども、流石に10歳の子供一人に押し付ける重責ではありませんよ。

 

しかし、絶対中立を守るために法では裁けないので、封印したとは、いったいどう言う事でしょう?

 

・バグナラクのようにチキューの司法、社会に所属していないので、ゴッカンでは裁く事ができない。

・軍事力、経済力等の庇護下にあり、ゴッカンの司法では拘束できないので、裁く事ができない。

・神の怒りの犯人だと推測されるが、証拠不十分で裁く事ができない。

 

考えられる可能性は幾つかありますが、どれもこれと言った感じではありません。

ゴッドスコーピオンの毒を手掛かりとして残しているのに、ヒメノの両親を弑した人物だと知らないと言うのもおかしな話ですし、謎が深まります。

 

殺害ではなく封印しているのも謎ですね。

しかも、シロンの話では死んではいないようですし、どういう状況?

犯人と共に氷漬けになって仮死状態で封印されているとか、そう言う奴でしょうか。

 

カメジムの態度も謎ですね。

やっぱりデズナラクに隠れてヲゲラジームに「シロンを殺せ」と個人的なお願いをしていましたが、「何も知らないのなら別にいい」とも言っていました。

シロンから何かを聞き出すつもりであれば殺しては困るでしょうし、口封じにしても外に出たらと条件が付いているのが謎です。

 

封印されている犯人とカーラスを見つけられては困るから、外に出たら殺せと命じた?

或いはバグナラク側も神の怒りの被害を被っており、犯人またはそれに繋がる手掛かりを探している?

犯人なら殺せ、ただし、ゴッカンの檻の中で殺すような危険は侵すなってこと?

どちらかと言えば真相を知っていて隠そうとしているように感じますが、相変わらず不可解な行動が多いですね。

 

リタの殺陣

短いながらも滅茶苦茶良かったです。

 

シロンを庇い一撃を受け止めてからの、普段は髪で隠れている右目を晒して変身までの一連の流れが超カッコイイ。

専用BGMが流れながらの戦闘シーンはやっぱりいいですね。

 

素面アクションも絡むから猶更です。

 

今回の不満点

タイトルが「10才の裁判長」となっている割には、幼少期のリタの話は殆ど無く、お話のフォーカスは15年前の事件と前王カーラスに当たっている所は少々気にかかります。

 

またジェラミー及びゴッドタランチュラの販促期間であろう時期に、リタがメインでヒメノと交流するお話が出てきたのも少々。

お話は良かったのですが、あまりにもスパイダークモノスとタランチュラナイトがないがしろにされ過ぎています。

もっとスポットを当てて当て外下さい。

ストーリーに絡んで活躍しなくては玩具は売れません。