【王様戦隊キングオージャー】 第10話「伝説の守護神」感想
デズナラク様の強さがまた解らなくなる
先週やられていたのに、意外と皆ピンピンしていますね。
リタ以外は意識もあるし、普通に歩いて動ける、ヒメノに至っては治療を施す側に回れるとは。
そのリタもすぐに目を覚ましていますし、いつの間にか側近が重傷を負っているのも謎です。
デズナラク、貴様いったい何をした!
意外に怪我の程度が軽いので、そこまで強くもないのかと思えば、5人がかりで攻撃され、剣が突き刺さっても死なず、撤退して即座に立て直しができる。
強いのか弱いのか分かりませんねぇ。
9話のギラのセリフを受けての側近回
正直、リタに寄り添うモルフォーニャ以外は、何を言っているのか分かりませんでした。
問答無用で五王国を殲滅しようとするバグナラク。
国家存亡の危機に際し、安全保障を盾に恭順を迫るラクレス。
ギラと言う切札を失った状態で、服従か、死かの選択を迫られ、どちらも選べず国土を捨て離散し捲土重来を待つ事を選択した。
ここまでは良いのですが、各側近が「テッペンを諦めたらヤンマくんじゃない」等の、守りに入るな攻めろ的なニュアンスの事を言っていたのは解りますが、あの状況でそのセリフを受けて、どう行動しろと?
ギラと合流したヤンマが「こっからがノープランなんだよなぁ」とボヤいていましたが、そこまでのプランがそもそも見えません。
プランがあったことに驚きです。
具体的にどう行動しろと言っているのか、敵も味方も何を考えてあの場に集まったのか全く分かりませんが、流れは熱かったです。
三者三様に人を引っ張っていくタイプのヤンマ、ヒメノ、カグラギが、危機的状況に縮こまり守りに入ったところを、普段は盲目的に従い自身の一番の賛同者なはずの側近に思うままにいつも通りに振舞えと諭され、普段の振る舞い、自分らしさを取り戻し戦いに赴く流れは前回のギラの演説の影響も垣間見えて非常に良かったです。
モルフォーニャの方はただただ最高です。
施錠のせいもあり普段は絶対に足を踏み入れず、盗み聞くだけだったリタの一人反省会に割り込み、リタに寄り添うモルフォーニャが最高にエモイ。
途中で涙声になりモッフンの声を維持できなくなっている所が、もう最高です。
他方バグナラクの側近、カメジムさんは胡散臭さが増していますね。
デズナラクはやはり傀儡でカメジムのいいように操られているのでは?
後々、私の主人は別におりますみたいなことを言って、後ろから刺したりしませんか?
ラクレスの意図
五王国同盟から一貫してラクレスは、シュゴッダムを盟主とした五王国の統一を目指しているように見えますね。
これは地上を支配しようとするバグナラクもある意味同じですが、双方ともに何某かの意図があって速やかに地上に統一国家を作らなくてはならないと考えている節があります。
時間軸的に神の怒りにバグナラクが関与する事は難しそうですし、神の怒りを引き起こしたバグナラクではない別の勢力があり、その存在に気付いたラクレスが真の敵に対抗するために五王国の力を一つに纏めたいとかでしょうか?
今回の功績を自らのものとしたのも、ラクレスに対抗するためにギラ生存を隠したい王たちと、それを見越したうえで策謀に乗り、真の敵の目からギラの生存を隠したいラクレスの思惑が重なった結果の出来事に思えてなりません。
殺陣
OPでシュゴッドの一部のようなメカニカルなパーツが手足や背中にくっ付いたクワガタオージャーたちがポーズをとっているシーンがありましたが、まさかそれに近いものを殺陣で見られるだなんて!
イイですね。超カッコイイです。
今回は羽根だけでしたが、今後もカマキリの鎌とか、クワガタの顎とか、積極的に出して欲しいです。
あれだけで超テンション上がりました。
いやぁ、素晴らしいね。
さらに今回は素面でもアクションをされているのがまた良い。
戦隊の見所の一つですね。
時間が短かったのが少々残念ですが、みなさん綺麗な所作で見応えがありました。
俳優さんの巣面アクションでしか摂取出来ない栄養素があるんです。
特に佳久さんは衣装が派手なのに加えて、身体が大きくて迫力があるので、是非大立ち回りして頂きたい。
またお願いします。