イドゥンの林檎

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主にヴァンガード等、TCGの最新情報に関する雑記を綴るブログです

【王様戦隊キングオージャー】 第9話「ギラ逃走中」感想

ぶつ切り構成

あ、今回はダメですね。

4話以来の糞編集、キングオージャーでは稀にあるシーン転換が荒い回です。

お話は良かったのですが、編集が悪く、シーンの繋がりに強い違和感を覚えます。

 

2話、3話も説明すべき要素が飛ばされているなと感じましたが、さすがにここまでではありませんでしたし、ここ数話は編集もまともになったと思ったのに、ダメな部分が出てしまいましたね。

 

急すぎる場面転換や説明不足は没入感を損ない、非常にノイジーなので、もう少しチェックを厳にしていただきたいものです。

良かった点が霞んでしまうので実に勿体ない。

 

デズナラク

相変わらずフットワークが軽い!

今回、シーンの繋がりが悪いのに、デズナラクが各国に出てくるから、一瞬デズナラクが複数いるのかと思いましたよ。

一国一殺して、次の国と王様襲撃行脚を行ったわけですね。

 

漸くまともに戦ったので、9話にしてやっとその実力の一端がお披露目されました。

あれだけ戦隊の前に出て来ていて、全く戦っていなかったのですからある意味凄い。

とりあえず、1対1であれば各国の王に圧勝できる程度にはちゃんと強かったって言うのも判明しましたね。

 

先端が裂け、大きく口を開いた触手が粘液を垂らしながら迫るシーンが迫力あって好きです。

まさに悪役って感じの生理的嫌悪を煽る見事な造形と演出です。

非常に不気味かつ気持ち悪くて素晴らしいです。

 

また地表を荒らすことに心を痛め、地球に謝罪するシーンも印象的ですね。

やっぱり元は地表にあった国家で、革命や離反で追い落とされた王族が地下に潜って雌伏していた国家がバグナラクなのかな。

元々は地球の統一国家とかだったのかも知れませんね。

 

決起の際のセリフも印象的で良かったです。

100人死のうとも、101人殺せば良いと、虫モチーフらしく命の軽い行動理念をしていますが、デズナラクのフットワークの軽さも相まって非常に説得力があります。

自身の命を含めて、全てが捨て石にできる程度の価値しか感じていないのでしょうね。

 

側近

シオカラ、セバスの事友達だと思ってたんですね。

シュゴッドの治療の際に仲良くなったのかな?

それはそれとして自分の所の王様至上主義なのも良い。

 

こう言うサブキャラの絡みはキャラが立つので、時間が許す限りどんどんやって欲しいです。

非常に微笑ましくて良い。

 

モルフォーニャがリタの後継者候補と言うのも、不真面目で責任感もないモモルフォーニャが何故側近なのか疑問だったのですが、研修期間中のようなものだったんですね。

今回も「なんちゃら罪でゴッカンにずっといるの刑に処す」とか適当なこと言っていましたし、あのほわっとした性格も元罪人だから、こういう性格なのも仕方がないと思っていたのですが、ゴッカンの住人は殆ど犯罪者か元犯罪者の”殆ど”から外れている例外だったりします?

忠誠心ありきの他の側近とは違い、忠誠心薄めのキャラだからこそ、側近として仕えている経緯が気になってきますね。

今回、倒れて雪に塗れているリタをみて、泣きそうになりながら駆け寄っていましたし、モルフォーニャの心情や事情はなかなかに気になります。

いつか深堀して欲しいです。

後継者候補で名前も蝶から取られているので、スポット参戦で変身したりする可能性ありますし、モルフォーニャの背景に焦点を当てたお当番回が来て欲しいですね。

 

ついでに、ドゥーガにお子さんがいることが発覚したシーンもコミカルで良い。

息子にもIQ2万の天才中学生みたいになって欲しいと常々思っているとか、サイン欲しいとか、ただのファンになっていて笑うわ。

この時の変装した側近の恰好がみんなイカレているのもポイント高い。

 

ギラの演説

「守っているつもりが守られてるし、一人で生きているつもりでも誰かに支えられている」いいセリフですね。

 

露悪的に振舞いながらも、純朴な青年の面を隠せていないギラが言うと素直に受け止められます。

これをカグラギが言っていたら、絶対に信用できませんでした。

 

いいセリフですが、ギラの孤児院での生活描写ではそれを感じることはできませんね。

むしろ、前回子供たちに匿って貰った場面や、ヤンマ、ヒメノ辺りとのシーンを引き合いに出してくれた方が説得力があります。

いいシーンだけに、セリフに説得力を持たせるバックボーンが弱かったのが勿体なく感じます。

 

お花は踏まない

ヒメノの花を踏まずに盾をするシーンがまたみられたのは良いですね。

こう言う細かいこだわりを繰り返し印象付けてくれるの凄く良いと思います。

素面・スーツ問わずキャラ付けを行えるワンポイントがあるのは強いですね。

 

できればデズナラク様にやられる時にも足元の花は残しておいて欲しかった。

登場時に踏みつけて以降は影も形もないのでちょっと勿体なく感じます。

 

カグラギの見たもの

これは盲点でした。

カグラギは場内でキングオージャーZEROを発見したんですね。

 

城内にあるもののイメージからはちょっと遠いのですが、ラクレス王の秘密で城内にありましたし、兵士が見られる場所にあっても然程不思議はありませんね。

 

しかし、これは偶然目撃したものでしょうし、本来の目的は別にありそうですが、カグラギは何の為に潜入を?

まさか無目的に何かないかな~とリスクだけ無駄に高い潜入を試みたわけでもないでしょうし、確証があって確認に行ったと言う感じでもありません。

そも確証があったら見に行く必要もありませんし、なんのために決闘裁判を提案して城内へ侵入を?