【王様戦隊キングオージャー】 第8話「王と王子の決闘裁判」感想
ラクレス
民を道具と言い切るラクレスから民を護る為、悪役を演じ、王位簒奪を狙うギラ。
そのギラと血縁関係にあり、幼少期を共に過ごした兄のラクレスも悪役を演じていてもおかしくはありませんね。
むしろ、ギラの人の為に偽悪的に振舞う、自身が悪者になる事で物事を収めようとする性質を幼少の頃ラクレスから学んだ者なのかも知れません。
笑いながら悪役を演じ嘘をつく弟と、真顔で悪役を演じ嘘をつく兄と言う構図か。
今回の決闘を見る限りでは、ラクレスの強さは圧倒的にギラよりも上ですし、故意でなければ急所を外したり、わざわざ崖下に落下したりするようには思えません。
ゴッドスコーピオンの毒もギラには使わず、都合よくやって来たゲロウジームに使っていましたし、周りに不信感を抱かせない範囲でギラを護っている?
決闘裁判の要求を処刑ではなく幽閉にしている事からも、シュゴッドと会話できる能力を狙うバグナラク等から匿う為、何らかの能力で記憶を消し、城の外に逃がすことでギラを護っていたように見えてきました。
ラクレス王の秘密を見た感じ、全ての罪を背負って、ギラに王座を渡す事になりそう。
ボシマールがカメジムでラクレスが率先してバグナラクと通じている状態ではなく、何処にどれだけバグナラクが潜んでいるか解らない状態で、誰一人信用できない中、バグナラクに不信感を与えないよう振舞いつつ守るべきものを危険から遠ざける為に動いているとかでしょうか?
4王国の通信会議
ギラの勝利を疑う事なく純粋に応援し、決闘について不安を感じている様子のないヤンマ。
決闘に不安を感じ、ギラの身柄を確保しようと暗躍するヒメノ。
それを利用して警備の薄くなったシュゴッダムへ潜入し、自身の目的を果たすカグラギ。
会議完全無視して、決闘を承諾するしかなかったギラに提案を持ち掛け、不平等を是正しようとするリタ。
それぞれ反応が全く違っていて面白いですね。
ヒメノが存外腹黒かったり、リタが公正中立に努めようとするところや、ヤンマがギラが勝つと信じ切っている所はキャラクター性を感じられて好きです。
神の怒りに対し、「過去は過去です」と割り切れない思いを寂しげに語るカグラギの反応も個人的にグッときました。
「過去は過去です」と終わったこととしながらも割り切れない過去への思いがカグラギの噓偽りない本音っぽい気がしています。
4人の反応に個性が出ていて良いのですが、しかし、生き恥晒せラクレスと言う掛け声はどうなのか。
相手を下げるような発言は、ちょっとダサくないですか?
神の怒り
どうやら15年前の神の怒りでは、イシャバーナ以外も被害に遭ったようですね。
その時に対処できたのはシュゴッダムだけだったが、動かなかったとヒメノは語っていましたが、本当に動かなかったのでしょうか?
動けなかったのでは?
ギラこそが神の怒りの元凶で、それを収束・隠蔽するのに手いっぱいだったとか、ありそうです。
ギラが王族であることを誰も覚えていないのも、そこに関係してくるのでしょうか?
カグラギの見たもの
決闘裁判を提案して城の警備を削り、注目を外に集め、邪魔な他国の王をとぼけた態度でラクレスに渡した薬が毒か麻酔か解らないと煽りギラ確保に向かわせる。
そうして侵入した城内でカグラギが見たものは一体何でしょうね?
兵士の姿では機密性の高い情報までは得られそうにありませんが、提案した時点で城内への潜入を考えていたでしょうし、目的を果たした結果があの反応だと思うのですが、果てさて。
考えられる候補は
展開的にその直後に出てきたゴッドホッパーのシュゴッドソウル 。
ゴッドホッパー以外の新たなシュゴッドや、そのシュゴッドソウル 。
それ以外のラクレスへの切り札になり得る何か。
この辺りは兵士の姿で見られるような場所にあるとは考えにくいので、ちょっと候補としては弱いかなと感じます。
シュゴッダムが独占しているシュゴッドの描かれた壁画。
神の怒りの真実に繋がる何か。
人類とバグナラクが同一の種であることを示す何か。
クワガタオージャー用の追加装備。
追加戦士のアイテム。
特に秘匿していなくて城に普通にありそうなものって、美術品か武具ぐらいしか思いつきませんね。