【仮面ライダーギーツ】 5話「邂逅Ⅳ:デュオ神経衰弱」感想
デュオ神経衰弱
今回のゲームは珍しくまともなゲームとして成立していますね。
いつもの必要最低限のルールすら考えていないため説明できないゲームの概要を、ゲームのタイトルやジャマトの恰好などの情報からギミックを推測する形にすることで意図的に伝えていない雰囲気に見せる事ができます。
ペアとなったジャマトを探しだし、ペアで撃破するギミックは、単純ながらも不和を内包するデスゲームで行うには良い仕掛けだと思います。
比較的コミュニケーションが巧く行っている英寿・祢音ペアがきちんとギミックを解明し得点できたのに対し、ギミックを理解しているのにバッドコミュニケーションのせいで道長と連携が取れずジャマトを撃破できない道長・景和のペアの対比は雰囲気が出ていて良かったです。
前回から疑問だったゲーム終了条件の「ジャマトの全滅」も、後半でギロリがきちんと残りの数を教えてくれたので改善の兆しが見られますし、ちょっと良くなりましたね。
漸くデスゲームっぽい雰囲気を感じられる舞台を見られました。
先週までと比べると見違えるような進歩です。
随分頑張りましたね。
この調子でもう少しゲーム部分とそれに伴う番外戦術に焦点を当てて欲しいものです。
あとはスコアの配分を見せて欲しいのですが、以前にゾンビゲームで出てきたスコア配分が全ゲーム共通のスコア配分で良いのでしょうか?
ジャマトの残数が解っても、撃破で何ポイント貰えるかが解らなくては、0点組が何匹倒せば勝てるのかが計算できないじゃないですか。
まぁ退場させられない主要キャラと、使い捨てにできるキャラが露骨なのでポイント云々なんて気にする必要がないのかも知れません。
デスゲームなのに明らかにメリーが退場するであろう状況で全く緊張感がなく、茶番感が強い点は気に掛かります。
次回で退場要員のメリーが消えてしまうと、いよいよもって誰も退場させる事ができなくなりますが、次回以降はどうするつもりでしょう?
パンジャックのような、パンダリデコが無限い補充されて都度死んでいくのかな?
トランプジャマト
故意にカップルを狙って誘拐し引き離す習性を持つとか、発想が「死ね死ね団」やブラックサンタと同じじゃないですか!
これ絶対元人間でしょ。
そうでなければ負の感情の集合体とかで、非モテの怨念から産まれていますよ。
これをギロリが考えて作っているとかだったら、それはそれで面白いですが、多分人間ベースですね。
同様にパンジャックくんも退場したモブライダーや、使い捨て要員のギンペン、ダーパンを再利用したものが中身なんでしょうね。
英寿の探しものが同様の状態でジャマトや運営ライダーになっている展開はありそうです。
漏れ出す光
道長の掘り下げがされることで、光が漏れだしていますね。
友人が敗退したことで、他の参加者であるライダー全体を敵視していると。
友人を失った怒りをライダーに向け、全ライダーを信用していないから孤高を気取っているわけですね。
けれども、仕事を放り出してまでデザイアグランプリにのめり込んだりはしない真面目そうな一面も垣間見え、なかなか好感度が高いです。