イドゥンの林檎

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主にヴァンガード等、TCGの最新情報に関する雑記を綴るブログです

【仮面ライダーリバイス】 第49話「戦いの果て…残ったのは悪魔だけ」感想

契約

最後に残った家族、バイスが、家族でなくなることで、記憶を代償とした契約を終わらせ、一輝の記憶を取り戻す。

バイスが楽しかった一輝との生活を捨て、一輝の為に別れを決意する。

シチュエーションそのものは悪くありませんでしたね。

悪魔と出会い契約する事から始まった物語が、悪魔と別れ契約を終える事で終わるのは流れとしては綺麗です。

 

特に面接へと赴く一輝との最後のやり取りからは秘かに決意を固めたんだなと言うのが伝わってきてとても良かった。

前半の共同生活がワイワイと楽し気で、記憶を失くし他人の家となった銭湯に居た頃よりも活き活きしていたので良い対比にもなっていたと思います。

記憶があったころの銭湯よりも楽し気だったので、やっぱり本当は家族の事が嫌いなんじゃないかと思ってしまいますが、まぁ友人と一緒に居るようなテンションだと思っておきましょう。

 

ただ「最後の家族であるバイスの記憶がまだ残っているから契約が終わらない」「バイスが消えれば契約も終了する」この辺りはまぁ良いのですが、契約が終われば記憶が戻ってくるかもしれないとか、契約が消えたら契約が満了になるとか、人間側が勝手な推測や決めつけをしている部分が良く解りません。

最後の家族が消えるだけで良いのならば、バイスが裏切ったと一輝が思った時点で解決してもおかしくないのに。

 

諸々詳細が分からないようであれば、契約した悪魔本人が友好的な状態で存在しているのですから、直接確認を取れば良いだけでは?

何故、詳細を知っていなければならないはずのバイスくんは自分が交わした契約の内容すらも把握していないの?

自分から持ち掛けたのに何も知らないのは何故?

バイスが適当に契約を結んだせいで一輝が苦しんでいるのならば、バイスはもっと反省すべきではないかな。

一輝の記憶関連の話は原因のバイスが、契約について曖昧な理解しかしておらずあやふやな状態のままストーリーを続けたせいで解らないことが多すぎる。

 

そもそも”消えた”記憶が”戻って来る”とは?

消えたのですから、戻るも何も、もはや存在していないでしょう。

無です、無。

戻せるのなら、預けたとか、抜き取ったとかで、消えていませんよ。

 

アギレラ様と玉置君

まだ娑婆に居るんですね。

倒すべき敵も消えたので罪を償うべきでは?

 

てっきり、平和になったので収容施設へ移ったのだとばかり。

何気に今回一番意外だった部分です。

居ても居なくても変わらないので、ひっそりフェードアウトしているかなと。

さくらとアギレラ様は結局アギレラ様が何故さくらに執着しているのかが全く分からないので、制作側が雑に「女の子同士を仲良くさせておけば満足するだろう」と思っているんだなと言う印象しか終始感じませんでした。

最後にさくらとの別れとかやるんですかね?

 

シリアスなシーンにしたいんじゃないのか

凶悪な本性を現したバイスと、それを止めるために対峙する一輝。

或いは、一輝の為に悪魔らしく振舞い、倒すべき敵になろうとするバイスと、バイスの真心を知らず敵対する事となる一輝。

 

状況的には悲劇的でシリアスなシーンの筈なのですが、バイスを悪役として描きたくないからか、アヒルちゃんをつかったギファードレックスでのコミカルな演出や、あまりにも早すぎる五十嵐家によるネタバレのせいで茶番感が酷い。

しかも、この茶番を次週まで引っ張ると言うのですから狂気の沙汰。