イドゥンの林檎

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主にヴァンガード等、TCGの最新情報に関する雑記を綴るブログです

【仮面ライダーリバイス】 第44話「全身全霊をかけて、決断の行方」感想

ちゃぶ台返し

いつの間にかテーマがカゲロウを殺した事にすり替わり、虚無説得を経て、実は生きていたことが発覚し、全て丸く収まってしまいました。

取って付けた様な展開でまるで説得力を感じられません。

 

余りに意味不明な展開で、全く理解できません。

「その時不思議な事が起こった」と入れるべきでは?

 

カゲロウが生きているとか死んでいるとか、そう言う話ではなかったはずなのですが、何故?

カゲロウが生きていればギフと戦えると大二は思っていたのでしょうか?

そんな描写は無かったと思いますが、描かれていないだけで視聴者が当然に察しなければならない事だったのかな。

 

ヒロミさんと少し殴り合ったら唐突にカゲロウに縋り出したのも謎です。

あの時点では生きているとは思っていなかったのに、何故突然泣き言を言い出して、カゲロウに縋ろうとした?

カゲロウと大二はそう言う関係ではなかったじゃないですか。

記憶の捏造にしてもカゲロウの事をポジティブなイメージにすり替えすぎですよ

翻意の理由もプロセスも一切合切が解りません。

 

そもそも、あの決別のシーンの後に実は生きていたとかやられても興覚めなのですが、何をどう考えたら復活させて良い、復活させた方が面白いと思えるのでしょうか。

過去の行いに後ろ脚で砂をかけるような真似は慎んで頂きたいものです。

 

実は生きていたカゲロウの状態も謎です。

大二は気付いていないだけで最初から消滅などしておらず、これまでに起こったすべての状況を把握しており、その気になれば大二の外に出て対話さえ可能だったけれども、大二が希わない限り表には出てこないし助ける気はないと言う状況はかなり無理がありませんか?

 

あのまま一輝に負けて死んだりしても静観して一緒に死ぬ気だったんでしょうか?

バイスが妨害せず、大二がギフと契約していたらカゲロウはどうなっていたの?

 

退場直前のカゲロウは大二の言動を煽りながらも窘め軌道修正するある意味で大二の理想の兄像みたいなものをトレースした存在でした。

自身の消滅も厭わない程に献身的だったとしても、大二の破滅を望んでいるようなキャラではないので、もっと前の話数で表に出てくる方が自然です。

 

さくら

今週はさくらの反応が奇妙と言うか、クレイジーで、ある種シュールギャグのようになっていますね。

 

相争う一輝と大二を前にして、まるで無力なヒロインのようにやめてと叫ぶだけとか、どうしてしまったの?

一応、いつもどおりに殴り掛かってはいましたが、殴りもせず叫ぶだけで事態を収拾しようとするなんてさくららしくありません。

今更そんなヒロインムーブは似合いませんよ?

 

さらに大二が戻り事態が収拾した後には、ドヤ顔で解ってましたみたいなコメントをかましてくれますし、本当にどうしてしまったのだろう。

笑わせにきているのか?

 

相変わらずサイコ過ぎてさくらの情緒が解らない。

 

ギフ

喋った…。

何故、今まで日本語を話さなかったの?

無言から謎言語を話すようになった時も不思議だったのですが、何故徐々に喋れるようになる感じなの?

悪魔同士だから意思疎通が可能で、実は未だに謎言語で喋っているのでしょうか?

今まで使えなかったけれど、今更現代日本語を覚えた?

 

急に喋り出したことが謎ならば、話の内容も謎です。

悪意と言う餌が豊富にあるから、地球に移住してきたエイリアンで、家畜の人類が増えすぎたから五十嵐家以外を間引くみたいなことを言っていましたが、家畜が増える事の何が問題なのでしょう?

増えすぎた事を気にする意味が解りませんし、長官の主張とも一致していないので訳が分かりません。

 

オルテカや工藤を保管しているのも謎です。

実は殺していないし、お願いすれば契約してくれるのに、増えすぎた人類を間引くと言う。悪魔の考えは解りませんね。

 

大二との契約を二度も妨害されていてダサくなっているのもダメですし、なんだかよく分からない方法であっさり封印されているのもダメです。

ご神体のままの方が神秘的で強そうでした。

何かすればするだけ格が下がり続ける残念な存在ですね。