【仮面ライダーリバイス】 第35話「未知なる脅威、人の進むべき道」感想
ウィークエンド
狩崎パパが「今の戦力では~」と言っていましたが、そもそもウィークエンドに戦力なんてありましたか?
常連として定着するぐらいの時間がありつつもドライバーや装着者一つ用意せず、ずーっと監視だけしていたんでしょう?
その時間で武装の調達と兵の調練も行えばいいのに。
挙句さくらに目を付けてドライバーを渡して戦力化して漸く実働部隊を入手した状態なわけで。
組織として活動できるほどの規模はないけれど、活動している実感が欲しいから覗きだけしていた反グレ集団が、自分達の無能を棚に上げてさも今まで準備を進めていましたが間に合いませんでしたみたいな口振りで戦力不足を嘆く様は言い訳じみていて実に見苦しく無様ですね。
こんな組織が「ついに地上に出る時が来た」と、ドヤ顔かまして機は熟したみたいな雰囲気を出しているのもやっている感だけ演出する無能か詐欺師のようです。
保有戦力+αが大敗して逃げてきたばかりじゃないですか。
しかも、自分達は何もしていない。
何故、雌伏の時は終わった、準備はすべて整った。後は打って出るだけだ見たいな言い方ができるんです?
貴方達は何もしていないし、何の役にも立ってませんからね。
どうせ狩崎パパは、仮面取ったら額にギフ様生えてるんでしょ?
絶望感の欠如
長官の演説三文芝居から、フェニックスの崩壊、ライダーの大敗逃走と、状況は悪いのですが、先週の引きから入って負けている場面で物語が始まり、終盤は負けて逃げる所で物語が終わったので全体的にシーン間のメリハリが薄く、場面が切り替わった気がしません。
バイスが「あんなのに勝てるのかよ」とボヤいていましたが、ベイルにしろ長官にしろ所詮ギフの下僕と、その下僕にいいように使われる悪魔でしかないのでイマイチ緊迫感を感じられず、敵の強大さや迫力に欠けます。
もう少し頑張りましょう。
お兄ちゃんしてる!
自分の発言が発端で御子柴女医が敵の手に落ちた事への責任と、フェニックスを正しい組織にしたいと言う正義感から一人焦り、冷静さを欠いた大二を気遣い、懸念点を指摘しつつも全否定はせず、大二の良い所をあげ「お前らしくないぞ」「こんな時だからこそ冷静になれ」「俺達も付いている」と全力で寄り添い励ます一輝が実にエモい。
良いですねぇ、一輝が珍しく良いお兄ちゃんしているではありませんか。
こう言う関係が見たかったんです。
こうでなくては大二がコンプレックスを抱くような存在になりませんからね。
オーバーデモンズ
デモンズのアンダースーツにベイルのように甲虫が右肩について装甲になるデザインとなりました。
モチーフがクワガタムシに代わり、ガスマスクの如き造形で口元に配置されていたカブトムシの目が無くなり、アンテナが延長されたことでだいぶ敵っぽい雰囲気が薄れましたね。
アンダースーツもミリタリーチックなグレートシルバーからカラフルなデモンズのものに代わっているので無骨な印象もなくなっています。
動きの方はまだ分かりませんが、見た目はなかなか好みです。
ガスマスク風のマスクから印象が大きく変わっており、これはこれで良いですね。