【仮面ライダーリバイス】 第11話「無敵のさくら、何のための力」感想
空手やってるし
銃で武装し相応の訓練を積んでいるであろうフェニックス隊員が勝てないデッドマンズを相手に、空手をやっているだけで対抗しようとするのは無茶が過ぎますね。
今回も監視員の光君に一撃で昏倒させられていましたし、強いとは言っても師範や達人と言うわけでもなく、門下生の中では強い方というだけでしょう?
格闘技の選手や自衛官のようなゴリマッチョを凌駕する技能と肉体スペックを誇るとか、重機関銃や迫撃砲の直撃に耐えられる肉体を持っているわけでもあるまいし。
まぁ気が動転していて、反論しようと思って咄嗟に口に出たものがそれだったと考えれば納得はいきますが、それで自分を心配する家族を説得するのは無理ですよね。
そもそもさくらは先生をどうしたかったんでしょう?
通報したのに捕まえるなと言うのはかなり支離滅裂です。
ただ感情的になっていて、自分がどうしたいのか、何ができるのかも分かってない状態に見えます。
そういう意味では無力な少女が追い詰められ、極限の状態で、どうにもならない事をどうにかしようとしている状況はリアルと言えますね。
ただ、家族仲は良い設定だったはずなので、そこは先生の息子さんを助ける為に力を貸して、知恵を貸してと言うべきだったのでは?
パパは意外にも相談者がぞろぞろ来るぐらいに認知度のある動画配信者ですし、兄二人は治安維持組織やそこに所属する博士とコネを持つ人物です。
常連客も胡乱な能力を持っている人ばかりなので、方々に話を振れば資金集めでも何でも解決できそうな気がします。
この一家、設定に反して終始ギスギスしているし、お互い全然信用していない所が気に掛かります。
来週はさくらも変身するようですが、仮面ライダーは戦う事しかできないので即座に手術費用を捻出したり、病気を治したりは出来ません。
どうオチを付ける気なのだろう?
大二の言い方
一輝君も口が悪かったけれど、大二君も口が悪いですね。
危険から遠ざけたいと言う善意なのは理解できますが、どう言えば妹が反発せずに済むかまでは全く考えていないご様子。
もっとも悪いのは、それがキャラブレではなく、一輝の弟だし大二ならこう言う事を言うのかなと思えてしまう事ですね。
牛島一家
うゎ…気持ちの悪い家ですね。
一切の生活臭の排除した、見事なセーフハウスです。
この人達、ただの諜報員で本当は家族ではないんだろうなぁ。
光くんの登場タイミングも完璧でしたし、さくらが起こした騒動も絶対盗聴されていましたね。
ドライバーを送りつけてきたのはデッドマンズではなさそうですし、狩崎も自分のドライバーが意図せぬ所で出て来て面白くなさそうな顔をしていたので、恐らくドライバーの送り主は牛島家の背後にある組織ですね。
プラナリア・デッドマン
複製したバイスタンプを使って、一つのバイスタンプから複数のフェーズ2デッドマンを産み出す!
ギフ様の生贄を集めるのに最適な能力ですね。
これ、生贄問題解決したも同然では?
敵のスーツも男性型フェーズ2を追加で作るだけで当面の怪人には困りませんし、腕を引き千切って武器にしたり、分裂して増殖する所も実にプラナリアらしくて良い。
キックでフェーズ2から分離できると言うお手軽解決手段があるせいで、フェーズ2を前にしても全く悲壮感や絶望感を感じない点は勿体ないですが、自分は表に出ず、人を唆して被害を拡大する事に特化した能力は敵幹部として理想的ですね。
ただ今回はフェーズ2になったのは空手の師範代だったはずなので、動きをもう少し空手に寄せて欲しかったです。