魔進戦隊キラメイジャー 第40話「痛む人」感想
■悪辣!
ハリガネ邪面のデザインが素晴らしいですし、あの落ち着いた喋り方も雰囲気が出ていてGood.
能力もモチーフを鑑みれば理解できる範囲で、その使い方が邪悪でとても良い。
作戦内容がクランチュラのキャラからはちょっと離れたところにある発想にも感じますが、人間を邪面獣に変えると言う行動自体は悪役らしくて実に良いです。
■ 奇抜
見ている時点で充留くんが関わっているどちらかが邪面師なんだろうなとは思いつつも、他のキャラにもある程度疑いが向くように動かしていた点もギミックとして面白かったです。
今更、代役ンが出てくるとは。
よくある偽物を使ってのドタバタとした物語にせず、キラメイジャーにしてはいつになく暗い雰囲気でしたが、無理のない範囲で誰が邪面師なのか解らないような構成で、オチも含めて世にも奇妙やジャパンホラー的な不気味さがありました。
どうやら初参加の脚本家の方らしいのですが、それが良い方向に作用していたと思います。
■キラメキ
おや、今回のお話が正しいキラメキでは?
いつものキラメイジャーの身勝手をキラメキと呼ぶやーつではないので、これは素直に受け入れられますよ。
■良い販促
ザビューンで中に人がいる事を確認し、ギガントドリラーで穴を穿ち
ダストンの吸引で引き剝がし、ジェッタとヘリコが分離合体しスカイメイジで救出。
ランドメイジとザビューンの合体攻撃で〆る。
さすがに全員登場とはいきませんが、各おもちゃの特性・ギミックを活かした良いバトルでした。
ロボ戦からスーツ戦への流れも自然ですし、今回のバトルは大満足です。
■不明瞭な点
・カロリー君は実在するの?
元になった少年は存在するとして、最初からハリガネ邪面のみと交流しており、記憶の大半は幻覚と言う風に理解していますが、明確な描写が無いのでどこでどうなっているのかが解りません。
・最後にデビューしている
新人賞に投稿したけれどダメだったと言う描写があり、その後邪面獣になっていましたが、最後には無事漫画家になっています。
いくらなんでも立ち直って新たに作品を作り投稿するには期間が短すぎるように思いますが、実はあれからそれなりに時間が経過しているのでしょうか?
或いは新人賞自体が幻か、本当は当選していたが落選する幻を見せられたってところでしょうか。
・引っ越した
環境を変えるため、カロリー君との思い出を断ち切るため、引っ越しを考えること自体は然程不自然ではありませんが、更地になっているのには驚きました。
デビューしているようなので八太さんは実在するはずなのですが、何故更地に?
土地を売却するにしても家付きで売る方が自然では?
謎です。