イドゥンの林檎

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主にヴァンガード等、TCGの最新情報に関する雑記を綴るブログです

【仮面ライダーセイバー】第6章「疾風の如く、見参。」感想

 

 

ストーリー

・蓮

インパクトの強いキャラですね。

表情が笑顔で固定されていて人間味が薄く、不気味です。

 

制作陣のギャルに対する認知にもだいぶ歪みがあったように思いますが、少年に対しても過度に歪んだ認識を抱いているのでしょうか。

特殊な組織に所属する躾のなっていない狂犬ですし、蓮が殊更頭がおかしいだけかな?

 

現状は頭がおかしいキャラですが、この情緒に欠ける戦闘狂が徐々に人間性を獲得していくのであれば、それはそれで悪くはありませんね。

個性を確立しきった大人ではないので、このキャラのヤバさも許容できなくはありません。

ある意味積み重ねと成長に最も期待できるキャラですね。

衣装もカッコイイですし、役者さんも好みなので、このままコンスタントに出続けて欲しものです。

 

・デザスト

瞬間移動している。

前回、ズオスの登場時に一緒にいたのに、何故拠点で待機している設定に?

座標ズレバグですか?

前回あの状態でブレイズを無視して普通に帰って行ったの?

ズオスと倫太郎の会話を鑑みるに、前回の邂逅の後普通に撤退したようですが、何故?意味が解りません。

 

ズオスを助けに行けと言われてピラニアを助けているのも不可思議です。

時空が歪んでいる。

恐らくズオスの元に直接増援に行けと言う意味合いではなく、目的を達成する為に力を貸してやれと言うニュアンスだったんでしょうが、伝わり難い。

セリフが悪いのか、構成が悪いのか、違和感が酷いです。

 

・倫太郎

前回までの間抜けな雰囲気はいずこへ。

 

今週の倫太郎は超良いですね。

師の仇と邂逅し必死に戦うも呆気なく敗北。

仇の気紛れで見逃され、不意打ちにも失敗し、それを歯牙にもかけず悠々と引き上げていくのを見過ごす事しかできない。

 

無力、あまりに無力。

 

良いですね、実に良い。

こうしてヒーローが圧し折れる様は最高ですね!

ここから如何に奮起し、ズオスを倒すに至るのか。

最近は主人公側が苦戦する描写やストレスフルな展開を嫌う傾向にあるようですが、カタルシスを得るには落差こそが必要です。

こう言うのを待っていました。先が楽しみです。

 

しかし、賢人&蓮組や、飛羽真&大秦寺組との温度差が激し過ぎませんか?

これを同じ一話に詰め込むのはちょっとどうかなと言う気がします。

先週までが間抜けだったのも相まって、場違いな感じが。

 

・アヴァロン

何故剣士には辿り着けないのかがよく解りませんが、本の魔人側は賢いですね。

飛羽真達にアヴァロンへ行かなければならない理由を作り、労せず扉を開こうとするとは。

良い悪役ムーブです。

 

アクション

・剣斬

忍者モチーフ故か、他の剣士よりも軽装気味のスーツですね。

手裏剣と小太刀を象ったマスクも良いですね。剣が頭頂部から生えていない所が好きです。他もこの形にすれば良かったのに、何故頭頂部から生やしてしまったのか。

 

動きも軽快で良いですね。

空中でくるりと身を翻したり、欄干やデザストのマフラーを走り抜ける動きは忍者らしさがあり蓮のキャラにも合っていてグッドです。

 

双剣を十字に合わせて手裏剣にするギミックもありがちですが、風双剣のプレイバリューを高めてくれて良いですね。

必殺技のパラパラ漫画演出も個性的ですし、武器一つで色々な動きを見せられる工夫は歓迎できます。

 

・デザスト

割とあっさり負けてしまいましたが、本体(?)魂(?)のような物が爆発に紛れて飛び去って行くのが見えますね。

割とお気に入りのキャラなので再登場しそうで一安心です。

 

動きの方も良かったと思います。

マフラーを触手のように使った普通ではできない動きをCGで再現していて、デザストの敵っぽさを強調する意味でも剣斬の軽快さを見せる意味でも良いシーンだったと思います。

敵も味方もカッコよく見えて良いですね。