仮面ライダーゼロワン 第41話「ナンジ、隣人と手をとれ!」感想
ストーリー
・或人くん
会社吹き飛んでいるのに全く何も感じておらず、平然とギャグにもならないギャグで茶化しているのは本当に頭がおかしい。あと声が大きくて煩い。
本当にどうしようもないサイコパスですね。
不破さんと唯阿さんを救った超優秀AIのアイちゃんは無事なのだろうか。
最悪、飛電製作所諸共吹き飛んでいそうですが、誰も何も言わないのは無事だからと言う事なのかな。
まだ不破さんか唯阿さんが持ってる?
或人くんは、シリアスな場面なのに平然と意味の解らないギャグを入れるサイコパス野郎ですが、これが平常運転なのがおかしいと思う人は結局終盤になっても現れませんでしたね。
『1000%』よりも『或人じゃないと』を辞めるべきだと思います。
また今週ラストの滅に対する「うちの会社、来る」も常軌を逸していると思います。
滅はアークに従ってテロ活動に従事し、病院を襲う等、無罪放免とはならない事件を幾つも起こしているので、それを無視してスカウトするのは流石にどうかしてるぜ。
いくらヒューマギアに育てられた影響で、ヒューマギアの言動を恣意的に都合よく解釈する性格であっても、滅に何の清算も求めず赦してしまうのは頭がおかしい。
・或人くん社長復帰
1000%社長。言いたい事は解るけれど、状況考えましょうね。
テロを受けている真っ最中か、最大限好意的に解釈してもテロを受けた直後で治安維持、災害救助、医療の現場がパンクしている状態ですよね?
ヒューマギアも動かさずに人を集めて社長交代劇とかやっている場合じゃないじゃないですか。
でも、時間的制約を考慮しなければ良いシーンなので、この展開そのものは好きです。
或人くんがずっと訴えてきたテーマを1話で或人くんの社長就任に反発していた福添副社長が率先して受け入れ、その言葉を待っていたと告げる所がエモイです。
あとは或人くんがまともなら、文句は殆ど無かったのですが、勿体ないですね。
正直、もう福添さんが社長で良いんじゃないかなって気がしますが、直前の勘違いコントから急に真面目に振っても違和感が無いのが強い。
良い役者だなぁ。
・消防士ヒューマギア
親方は複数居てもみんな同じタイプなのに、消防士が複数種存在するのは何なのでしょうか?
隊長も隊員も同じ顔、同じ体型で良いと思うのですが、一体何の為の差別化なんだ。
機能に違いがあるのでしょうか?
モジュールが付いているけれど人間だった?
全く理解できません。
こう言う設定のブレは美しくないのでやめて欲しいものですね。
・滅
自力でアークの悪意・支配から逃れ、敵すらも利用し、ヒューマギアを守る為、人類滅亡を自分の意思で選択する。良いですね。
理由も納得できますし、完全なる人類の敵だが完全なる悪ではない点が良いです。
或人くんに従ったら例えアークが無くとも、心を持ったヒューマギアの未来は暗いですからね。当然の帰結です。
まぁ人間に与するヒューマギアまで抹殺対象に含めるかなり過激な選民思想の持主なので、滅が支配するヒューマギアの世界もそれはそれでディストピアになる気もしますが、少なくともヒューマギアが無報酬で人間に奉仕する世界ではなくなりますね。
アクションシーンに入る前に生身で狙ったのが自分に近しい男性保育士型ヒューマギアなのも良いですし、結局撃てなかったところも良いですね。
今週は滅の魅力が詰まっていて良かったと思います。
・迅
なんだか矢鱈と或人くんを評価していますが、そんな切っ掛けありましたっけ?
今まで何度も乗っ取られているし、暴走しているのに何を根拠に「飛電或人に影響されたヒューマギアはアークにハッキングされない心を持っている」等と確信を持って言えるのだろうか?
シンギュラリティを獲得したヒューマギアを狙って暴走させていたのですから、心を持ったヒューマギアこそアークにハッキングされるのでは?
迅は一体何を勘違いしたのでしょう。謎です。
・アーク
衛星がある限り不滅と言いつつ、衛星をあっさりと撃ち落とされるのは一体何のギャグなんです?
センサーの類が一切ない人工衛星だから、破壊工作を直接仕掛けられている事に全く気付けなかったと言う事かな。
まさかこんな間抜けな展開でアークが落ちるとは思いもしませんでした。
雷の活躍が見たいとは思っていましたが、こんな活躍の仕方は望んでいませんでした。
宇宙兄弟だけ世界観が違って変な笑いが出ますね。
アクション
・滅
滅の素面アクションは新鮮ですね。
普段から下げている腰の刀を珍しく活用してくれたので、テンション上がりました。
大振り主体の動きもひらひらとした衣装が映えて画的には良かったと思います。
ただアークに乗っ取られた状態で行う相手の対応を計算し尽くした動きと見るには雑な印象で、設定には合わないかなと思います。
・ゼロツー
良いですね。
戦闘中にアークの未来予測を凌駕し、挙動を逐次修正しているわけですね。
急制動の多い動きはメリハリが効いていますし、綺麗で良かったと思います。
特に回し蹴りを回避された直後に空中で姿勢を変えキックを放つところが気に入りました。ああ言う通常では不可能な挙動をすると画面に映えますね。
連携キックで迅からアークが引き剥がされる演出も良かったです。