イドゥンの林檎

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主にヴァンガード等、TCGの最新情報に関する雑記を綴るブログです

【王様戦隊キングオージャー】 第21話「突き進め王道を」感想

特殊OP

Twitterで最初からリアルタイムで見て欲しいと告知されていましたが、既存キャラほぼオールキャストで全力キングを踊る特殊OPになるとは。

以前のダンス動画では追加戦士のジェラミーは踊っていなかったので、ジェラミーのパートがあるだけでも一見の価値があります。

 

本物ボシマールが死んでいる事が発覚し、恐らくもう出て来ないであろうボシマールがラクレス・ドゥーガと一緒に踊ってるのを見てちょっとウルっとしました。

スズメと一緒に踊るカグラギや、イシャバーナチームでも際立ってダンスの上手いエレガンスさん等、見所が多いです。

丁度夏休みの時期ですし、良い企画ですね。

 

劇中では笑顔を見せないリタとラクレスが笑顔で踊る様子が平和過ぎる。

これは完全に中の人。

 

総集編

ギラと王様たちの決闘、ドゥーガの就職活動行脚で各国と、各国の王を改めて紹介する形式の総集編ですね。

ジェラミーの話では2000年前も揉めたと言っていましたが、映画の前に初代シュゴッダム国王『ライニオール』の為人を軽く触れておくみたいな意図があったのでしょうか?

 

城をバグナラクに占拠され、命を奪われそうになったところを部下を連れて逃げ出しただけだったのに何故国外へ行ったのかが解りませんが、ドゥーガが各国の特色と王の紹介をしつつドタバタとギャグパートで回して、次々と国を巡る流れは良いですね。

 

ンコソパのあの衣装を着たドゥーガと、御城と言う造語だけでもう面白い。

イシャバーナに行けばバッチリメイクにイシャバーナ風の衣装になって顔で笑わせに来ますし、トウフに訪れれば黒子になり、モルフォーニャに労働力~といつぞやの手錠をはめられ強制連行、白玉にされて強制面接。

でも真面目に面接には望むんですね。

 

お茶請けをパクっていくモルフォーニャがかわいらしい。

 

ドゥーガが遜り過ぎる事なく相手の流儀に合わせており、各国を誉める事で国と王の紹介になる構成がドゥーガの株を落とすわけでもなくおさらいができ、最終的にシュゴッダムに戻るのも違和感はありませんし、大人としてギラを支える側近に収まる流れも良い。

今回のお話で一気にドゥーガさんが好きになりました。

 

ヤンマに問われた時に答えを出さないままになっていた「どんな王になるか」を、側近となったドゥーガに改めて問われ、子供たちの危機に際してギラの心が決まるのが良いですね。

徹頭徹尾、最初から、ギラの望みは子供たちの平和というのも実にギラらしい。

貴様らの夢を踏み躙り、子供たちに夢を与える邪悪の王と言うのもなかなか上手い口上ではありませんか。

 

各国の王の要求

ヤンマはシュゴットの制御。

ヒメノは国民にイシャバーナ風の衣装の強制。

カグラギは土地の農地化。

リタはもっふんと一緒の先行上映権。

 

リタはどうでも良いとして、他の三人は何を思ってこんな要求をしているのでしょう?

他のシュゴットをどうしようが、ゴッドクワガタがギラしか動かせないので有名無実ですし、急な国王交代で不慣れなギラが王になったのでそれをフォローするため勝負にかこつけてギラへの援助としてンコソパがシュゴットの整備を請け負う軍事支援を行うと言う意味でしょうか?

同様にヒメノはイシャバーナの衣類をシュゴッダムに融通する。

カグラギは食糧支援と言うことでしょうか?

 

現実的に考えると軍事力を奪われ、自国の服飾関連の産業を潰されつつイシャバーナ製の衣類を輸入せねばならず、国土の一部を農地としてトウフに割譲する契約を結んでしまった状態ですが、なんだかんだであの三人はギラの事を気に入っていますし、悪い意味合いではないのかな。

 

総集編の不満点

全体的には満足していますが、幾つか重要事項を説明していない点が気にかかります。

 

未だ解決を見せない神の怒りについての説明。

ギラの出自や記憶喪失、シュゴッドと意思疎通を行える特殊性。

ジェラミーと言う特殊な立ち位置のキャラクター。

現状でも敵勢力として残ったままのバグナラクについて。

再登場するであろうラクレスも退場したばかりなので、思い返して何故そうなったのか、何を考えていたのか疑問に思うぐらいはして欲しかったです。

 

特に直接戦ったギラがラクレスのことを思い返してあげないと、なんだか薄情な子みたいになってしまうではありませんか!

重要ですよ、ちゃんとお兄ちゃんの事を思い出して!