【王様戦隊キングオージャー】第18話「始まりの王冠」感想

予告でも登場していたパワーアップアイテム、オージャクラウン。

地力で劣るギラがラクレスに勝つ為に出てくるものとばかり思っていましたが、まさかラクレスが初使用するとは思いもしませんでした。

お前が持ってるんかい！

普通にぬるっと出してきてビックリしましたよ。

決闘裁判の通常形態同士で既に実力差が如実に現れていましたし、ギラ相手に使うとオーバーキルですが、ダイゴーグ相手であれば納得できますね。

オージャカリバーZEROとオージャクラウンランスの二刀流スタイルからゴッドクワガタの大顎のエフェクトが出る必殺技がカッコイイ。

ゴッドクワガタの顎、丁度足りてなかった。助かる。

OPで見た時から好きだったので、必殺技に落とし込んでくれるのは助かります。

これからもどんどん使って欲しいです。

肝心のスーツの方は、ラクレスはアンダースーツのシルバーを残したまま黄金の外装を纏う感じに対して、ギラはアンダースーツも完全にゴールドに変化。

色味の違いはオージャクラウンに認められているかどうかの差異でしょうか？

或いは理想を抱いたまま現実の壁にぶつかり、王位と言うものを受け入れきっていないラクレスの心の表れ？

ゴッドカブト、キングオージャーZERO、オージャクラウンランスと、ラクレスから力をそぎ落とす為にこれまでの行動があったと。

割と手当たり次第に力が削げれば何でもいいとか投げているように見えますが、スズメが15年前から潜入していたことを鑑みるに、オージャクラウンやオージャクラウンランスの存在を知っていたかんじでしょうか？

ネタバラシをこの回に持ってきて、ギラを戴冠させた人物となってしまったので、サブタイトルの割には今回のお話はカグラギ兄妹が主役っぽくなっていますね。

おもてなしのカグラギの事なので、強い力を持ち庇護や支援の見返りに大きな対価を強いるラクレスと、見返りを求めず人の心に寄り添うギラを秤にかけ、組みし易しとギラを選んだ可能性もありますが、ギラから受けた恩義を返した形ですね。

そもそもカグラギは最初にトウフにギラを招いた時からギラの事を気に入っている様子ですし、ギラも僕はカグラギの事をそこまで疑ってないと言う程度には信用しているので元々仲が良かったんですよね。

カグラギは美味しい所を持っていくなぁ。

カグラギ兄妹にメインを若干奪われた感じですが、主題はラクレスとギラの対比ですね。

オージャクラウンを使用した始祖光来フォームのスーツの対比。

理想を捨てた兄と、兄の理想を継いだ弟と言う対比。

人に裏切られるラクレスと、人に助けられるギラと言う対比。

あの幼少期の姿、理想から、何を知り、何を見て、今のラクレスになったのか。

ギラが小さい頃の記憶を殆ど覚えていない、切っ掛けが無ければ思い出せないと言うのも何か作為的な感じがします。

ラクレスが本当はギラを殺したくなさそうにしている感じもありますし、ギラが神の怒りの原因となっており、ラクレスはギラを護るために為に色々な事を隠蔽ているとかでしょうか？

王冠がついてお顔のフォルムが大きく変わっているので、かなり好みです。

個人的にノーマルキングオージャーの丸顔が好きになれないので、クラウン装備になってかなり推せるようになりました。

キングオージャーZEROの攻撃を受けながら平然と進む様が実に良い。

ロボアニメとかでよくある奴ですね、あの演出ホント強そうに見える。

あまり好みではなかった無理矢理背負った形のゴッドタランチュラも、きちんとサブアームを活用していて、思ったより無駄な背負い物では無かったので好印象です。

DXでは難しいでしょうが、ミニプラのボーナスパーツで見栄え用のタランチュラの脚とかいつか付属させてバランスの悪さを解消した立体物にできたら良いなぁ。

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イドゥンの林檎