イドゥンの林檎

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主にヴァンガード等、TCGの最新情報に関する雑記を綴るブログです

【王様戦隊キングオージャー】 第5話「 冬の王来たる」感想

リタ

クールなキャラかと思えば、突然叫ぶし、なかなか濃い。

3話のイシャバーナでギラ達を眺めているだけの状態では観察しているのか、はたまた声を掛けたいけれど話しかけられない陰キャムーブなのか判断がつきませんでしたが、漸くキャラが掴めました。

これコミュ障と言うか、コミュニケーションに価値を見出していない人ですね。

当然奇声を上げて周りの人間に引かれようが、周囲の人間の評価など気にしていないから憚る必要がない。

必要事項は告げるが、相手に理解される必要性を感じないし、相手を理解する必要性も感じないから私的な会話をする必要がない。価値もない。

 

けれども、イマジナリーフレンドのぬいぐるみ相手に話しかけている姿は恥だと思っているので厳重に鍵を掛け見られないように配慮する。

ぬいぐるみに話しかけている所はベクトルこそ違いますがルパパトのつかさっぽくて好きです。

あの淡々としたテンションでの一人芝居良いですね。

公正を揺るがす短慮、怠惰に流れる所作を他者に見せないと言う姿勢も素晴らしい。

 

仕事は真面目にこなすけれど、それはそれとして面倒だとは思っているので有罪っぽい奴を調べずに有罪にしてしまいたいと思うし、私的に許せない転売ヤーは法を無視して厳罰を与えたいとも思いはする。

onとoffの切り替えがはっきりしていて良いですね。面白いです。

ある意味で5人の中で最も解り易い。

 

立ち位置も良いですね。

あの衣装とクールな言動だけでも良いのに、さらに弁護士兼執行官兼検察兼裁判官みたいな法の執行者全部乗せで中二病患者の大好きな奴です。

裁判での決め台詞もカッコ良過ぎる。

「法とは王を穿つ矛。法とは民を護る盾。地が裂け、天が降ろうとも、このリタ・カニスカは揺るがない!」

オタクの大好きな奴を凝縮しまくってますね。

 

そして、漸く王鎧武装が見られました。

キャスト座談会でポーズだけは見ていましたが、エフェクトが付くと凄く良い!

ポーズだけでもシンプルでカッコ良かったですが、変身シーンの右目!

ヘテロクロミアだったんですか!

ゴッカンは中二病を貫く。もういっそべたべたな程の中二病要素にメロメロです。

滅茶苦茶カッコイイですね。衣装やポーズだけでも良いのに、さらに隠れていた右目の虹彩翡翠のような緑なんですよ。

もう最高かよ。

 

ギラの素性

割とあっさりと判明しましたね。

成程、王族だとは思っていましたが、ラクレスの実の弟だったとは。

 

十数年前までは王城で兄弟仲良く暮らしていたようなのに何故、城を追われたのか、側近すら弟の存在を知らない?忘れている?様子なのか。

疑問は尽きませんね。

 

そもそも邪悪を騙る意図が未だによく解らないのですが、ラクレスへの売り言葉に買い言葉で邪悪の王を名乗る以外に他の王に対してまで邪悪の王として振舞っているのは何故なのか。

 

子供たちに対してはついつい素になってしまって、今回のお話でも各国で子供たちと打ち解けていたことが語られていますし、偽悪的に振舞い続けている意味が解らない。

それはそれとして、ギラのキャラとこれまでの振る舞いがきちんと繋がって無罪となる流れはとても良かった。

 

虫の知らせ

カメジム、シュゴッダムに内通者か何かがいるようですね。

ラクレスが三大守護神の話をした直後に同じ情報を入手していますし、何らかの方法であの場の話を傍受していたご様子。

ラクレス一行がゴッカンを去った直後にバグナラクが攻めて来たこともあって、タイミング的にもあの三人のいずれかと通じている可能性が高いです。

 

サソリの所在を把握したラクレスがそのままカメジムと通じている?

自分の意志で内通しているのか、或いは寄生虫のようなバグナラクが取り憑いているのか。

寄生バチの一種はカブトムシに寄生する種もいるようなので、モチーフを活かしてそう言ったバグナラクに寄生された状態になっているのかも知れません。

或いはダニはカブトムシやクワガタムシによく寄生しているので、そう言ったタイプのバグナラクが寄生しているのかも知れません。

 

或いは、如何にも怪しいボシマールの正体がカメジムなのか。

今回の回想シーンでギラの存在を知っていた過去のボシマールと、ギラがラクレスの弟であると告げられまるで初めて知ったかのように驚いているボシマールのリアクションには持ち得る情報に乖離があるように感じますし、何処かのタイミングで本物は殺され成り代わっているのではないでしょうか?

昆虫モチーフなので擬態して誰かに化けている展開はありそうです。

 

もう一人の側近ドゥーガが内通していると言うパターンや三人纏めてと言うパターンもありそうではありますが、ドゥーガは何もなさ過ぎて疑う要素もありません。

 

情報源そのものもですが、主君であるデズナラク8世にすら情報源を秘密にしている所も気に掛かりますね。

裏切ってバグナラクを乗っ取る展開とかきますか?

 

仲良し兄弟

ラクレスの子役選び完璧すぎひん?

爽やかで優しいお兄ちゃんが、何かあって影を抱えてしまったら今のラクレスになると言う説得力に溢れた配役ですよ。

面影あり過ぎます。

キラメイジャーの博多南の若い頃も、気弱で心優しい青年が年を経て相応の図太さ、老獪さを獲得するとあれぐらいの顔になるであろうと言うベストマッチな配役でしたが、キングオージャーも驚くほど雰囲気が似ていますね。

 

役者選びの妙はさて置くとして、十数年前までは仲の良い兄弟だったようですね。

あの少年が何の理由もなしに今のラクレスのようになるのは違和感があります。

1話の時点ではギラも王様は民を守ってくれる最高の王だと言う趣旨の発言をしていますし、上でも寄生虫を疑いましたが、ボシマールに成り代わったカメジムが洗脳や寄生虫を植え付けたりしてラクレスを歪めてしまったとかあるかも知れません。

 

孤児院へ税の二重徴収を行った徴税管(?)一般兵(?)も、ラクレスが洗脳状態と非洗脳状態の狭間にあり正気と狂気を繰り返しているとすれば、指示の行き違いや重複はありそうですし、存外あの描写もラクレスの状態が正常ではないことを示唆するものだったのやも知れませんね。