イドゥンの林檎

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主にヴァンガード等、TCGの最新情報に関する雑記を綴るブログです

【機界戦隊ゼンカイジャー】 第41カイ「推しメン沼はつるつる深い!」感想

今更明かされる機械トピアの日常

・トジテンド王朝には教育制度が無い。

独裁国家ですし、特に不思議はありませんね。

民衆は愚かなほうがコントロールが容易です。

適当な嘘に騙されてくれる方が都合がいいので、教育が一部のものにだけ施される特権になるのも納得です。

 

・野菜に類するものがある。

まぁ食事はできるみたいですしね。

並行世界の食物があること自体は不思議ではありません。

 

・血液の代わりにオイルが循環している。

機械ですしね。

赤い血が流れていないのも納得です。

では、心臓部はやはりエンジンなのでしょうか?

それともポンプ?

 

介人は劣化功

諸々の設定は割とどうでも良いのですが、その設定が今更公開されている事に問題を感じます。

こう言った並行世界出身の仲間との交流や故郷の話は、本来、介人がやるべきエピソードではないでしょうか?

功博士が好奇心に任せて並行世界との交流を楽し気に行えば行う程、介人はジュラン達キカイノイドやトジテンドへの興味が薄く、それらの情報が出るような日常的な話は殆どせず、キカイノイドとはゼンカイジャーとしての仕事上の付き合いしかないように映ってしまいます。

 

功博士がイジルデによる改造を受け生身の人間とは言えなくなったにも拘らず、明るく前向きに活動している様を見ると、これこそが本来の意味での「全力全開」であり、介人は両親の真似をしただけのデッドコピーに過ぎないのだなとどうしても比較してしまいますね。

 

レトロワルドの能力を受け、昔は良かったと塞ぎ込んでいた姿が本来の介人の姿で、今までの明るく振舞う姿はいつか帰って来る両親に見せる為に無理矢理明るく振舞い、理想の息子を演じて両親の振る舞いの表面をなぞっただけのものに見えます。

いつ帰って来るともしれない両親を待ち続け、両親の残した僅かな言葉だけをよすがに理想の子供を健気に演じ続けてきたかと思うと寂寞としたものを感じます。

 

まだ母親が戻ってきていないので完全ではありませんが、両親の帰りを待つ子供の姿から脱却し、漸く21歳の五色田介人を始める事ができるわけですね。

その本当の介人が最初に全力で取り組むことがステイシーを一人にしない事になりそうなのが最高にエモイ。

 

うどんとか蕎麦とかバカな事をしながら、シリアス展開を進めるゼンカイジャーが本当に素晴らしい!

功博士、良いお父さんだなぁ。

 

扇動する介人

争いを治める為にレッテルを張って共通の敵に仕立て上げて滅ぼす…。

クレバーですね。

 

クレバーですが、やり口が殆ど悪役ですよ。

こんな介人見た事ありません。

重荷が一つ減ったせいか、今までとムーブが違って見えます。