【仮面ライダーリバイス】 第12話「弱さは強さ!?無敵のジャンヌ!」感想
さくら?
「なんで皆私が戦おうとするのを止めるの?」って、一輝や大二とは違って一般人だからですよ。
国家の認めない暴力行為はただの犯罪ですからね。
そう言う法的な話を無視したとしても、末っ子、妹が危険を冒そうとするなら引き留め、危険から遠ざけたくなるものです。
特に一輝くんは天下一(?)のお節介らしいので尚更です。
この頑迷で向こう見ずな部分は、一輝や大二に通ずるものがありますね。
キャラ造詣がきちんと兄弟していて良いです。
しかし、如何に感情的になっていたとは言えさすがにバカに描かれ過ぎでは?
師範代の息子を助ける方法は何も考えていないのに、力を手にしたからとりあえず自分にも殴らせろと兄達と喧嘩をしていたのには驚きましたし、そのまま何も考えずに師範代を殴り倒していて唖然としました。
諦めないで下さいって、諦めきれないから悪魔の囁きに耳を貸してしまったんですよ。
一連のお話でさくらは一度として物事を考えていないのですが、これで良いの?
無敵
結局、さくらは何故、無敵に拘っていたのでしょうか?
そこについては何もないのですが、どう言う事だったの?
もしかして、強ければ何をしてもいいと思っていたから、無敵になりたいと思っていたのですか?
それを高校生になってもずっと一途に思い続けていた?
ホラーかな。
キャラの根幹エピソードなのに全く理解できません。
そもそも軸を幼少期に置き過ぎているように感じます。
高校生になっても幼年期のなんて事のないエピソード記憶し続け、それを指針にしているようなことってあるのでしょうか?
そう言うのはもっと劇的なエピソードの場合のみ成立するものでは?
大二の迷子の話でも違和感を感じていたのに、さらに矮小化した幼子の日常会話を人格形成の根幹に定められていて、少々違和感を感じます。
何故変身できたの?
変身に成功した理由もイマイチ分かりません。
兄妹喧嘩の後に悪魔の影が発生したので、それまで契約すべき悪魔がいなかった。
或いは変身できる程の力を持っていなかったとかでしょうか?
謎です。
変身後のやり取り、ラブコブの扱いも酷いものですね。
弱い自分を認めたのに、変身して弱い自分を切り離し、その世話は人任せ。
ある意味末っ子らしいと言えばらしい我儘さですが、ちょっと好きになれません。
自分の負債を始末できない程度の力で戦おうとするな。
ヒロミ?
何故、唐突に自分語りを?
脚本がおかしいから唐突に自分語りをしていると言う風ではなく、ちゃんと大二が怪訝そうなリアクションをしていたので作中でも何言っているんだこの人はと思われたと言う事ですよね。
何の意図が?
唐突に自分が戦う理由を語り出すなんて死亡フラグじゃないですか。
ゲノミックスに失敗して強制変身解除していますし、公式はヒロミをどうしたいの?
まさかそろそろ退場してしまうんですか?
以前トイレで大二と話していたときから急速に劣化していますね。
1話の粗雑な扱いに戻っているので、むしろこれが本来の姿なのだろうか。
仮面ライダージャンヌ
頭の下にしてコブラの襟部分を仮面に、尻尾をポニーテールのように後ろに流したヘルムが良いですね。
複眼と肩から足にかけての黄色いラインも二匹のコブラがモチーフですね。
中々カッコイイと思います。
ただ足を覆う青い装甲パーツの質感が気に入りません。
皺が寄っていてどうにもビニールっぽいです。
リベラドライバーもデモンズドライバーに比べると、いまいちですね。
ゲートを開くギミックが安っぽく感じてしまいます。
悪魔を解き放つみたいな意味合いでゲートを開くギミックが付いているのでしょうか?
無い方がすっきりしていて良い気がします。
アクションは非常に良いですね。
格闘主体のライダーはさくらのキャラ設定に合っていますし、アスファルトを砕くほどの威力で攻撃したり、予備動作も殆ど無し宙空へ跳び上がったり、壁を駆け上がったりと軽快さとパワフルさを兼ね備えた動きが超常の存在であることを強調してくれます。
膝蹴りや肘打ちを放つライダーは新鮮です。
ラブコフ
デザインと声が超かわいいですね。
質感もぬいぐるみなので、そのままぬいぐるみとして発売できそうです。
というかして欲しい。
しかし、キャラとしては難しいですね。
今の所、「ラブ」「コブ」「クズ」しか喋っていないので、意思疎通や意思表示が難しく、コミカルでウザ可愛いバイス程目立つキャラになるようには思えません。
キャラ造詣的にお話をシリアスに寄せると浮いてしまいますし、ギャグ時空なら第四の壁を突破しているバイスの方が強みが大きく扱い難そうに見えます。
何故、電王方式にしなかったのだろう?