【仮面ライダーリバイス】 第10話「兄と弟、信じる心」感想
1話としての収まりは良い
前回から引き続きゲストに全く焦点が当たらず、悪魔生成装置程度の意味合いしかなく、そこに殆どドラマが存在しないのでメインキャラにしっかりと焦点が絞られお話としてスッキリしていて見やすかったです。
余計なことは脇に置いておいて、兎に角大二を見ろと言う作りになっている点は好感が持てます。
前回に引き続き、今回もエビルを討伐すると言いつつ雑魚の処理に終始し、エビルを全く気にしていないヒロミの心情や意図は描写していない点には不満を感じますし、メインのキャラも満足に描写できていない状況で、さらに無理を重ねてゲストに焦点を当てドラマを作ろうとしてもスケボー回のようなことになるので無理に詰め込み過ぎない方が幾分マシでしょう。
今後も、このままメインキャラを掘り下げる方向で続けて欲しいものです。
バイスの新能力
頭の中?心の中?を覗き見るなんて真似ができたんですね。
急に生えてきましたが、何故唐突に今更?
今回大二が生きていると言う為だけに設定を生やすのはどうかと思います。
スマートではありませんね。
ピーピング牛島
アギレラ様に襲われているサクラの元にタイミングよく駆け付けていますし、道場、銭湯以外でも光くんは常時さくらを監視しているようですね。
牛島家はデッドマンズとは別勢力、で良いのかな?
なんとなく、デッドマンズは良いように踊らされているだけに見えるのですが、幹部の三人が知らないだけで大元は同じ勢力と言う可能性もあるでしょうか。
一輝、大二に続いて、さくらも予想通り変身するようですし、五十嵐一家は一体何なんだろう?
変身する前から常連客として五十嵐家を監視していたようなので、兄弟三人共変身できる事も事前に分かっていたのでしょうか?
不穏な描写だけが積み重なっていく。
また写真から消える一輝
写真から消えているだけで、今の所なんの悪影響も無いのですが、何の為の仕込みなんでしょう?
何をすると写真から消えるのか、そもそもそれにどんな悪影響があるのかが分からないので、イマイチ危機感を感じにくいのですが後々一気に噴出するのかな?
どちらかと言えば、問題に問題を重ねてオーバーフロウさせる方が面白そうですが、ゲストの扱いを見るにそう言ったお話の作りは苦手そうなので一つ一つ丁寧に描いていく方が良いのかも知れません。
リバイス・ブラキオゲノム
時計の針をモチーフにしたアシンメトリーな角。
肩アーマーの形状と、時計のベルトモチーフの前垂れ。
外見はかなりジオウの特徴に溢れていますね。
前垂れをブラキオの首に見立てることで生物モチーフも活かせていますし、良く出来ていますね。
きちんとデザインとしてカッコイイし、バイスのデザインも重厚感のあるゴツイ着ぐるみで非常に好みです。
アーマータイムをオマージュしたセリフもいってくれましたし、ポーズもきちんとやってくれたので言う事ありません。
動きの方は、ジオウはジオウらしい特徴のある動きと言うものが存在しないので、アクションにジオウモチーフを反映する事は出来ませんし、生物の方もブラキオらしい動きってどんなだよって感じなので、重厚感のある動きでせめてブラキオ感を出そうと言う苦肉の策でしょうか?
両者ともに動きに活かし難いモチーフだったので、頑張った方だと思います。
仮面ライダーライブ
一輝と対になる変身ポーズ。
「Evil」の反転で「Live」という名称。
「白黒つけようぜ!」の決め台詞。
剣から銃への戦闘スタイルの切り替え。
翼を閉じた蝙蝠から翼を広げた蝙蝠へのモチーフチェンジ。
黒と白のリバーシブルライダーなので随所にそれを意識した要素が入っていて良いですね。超カッコイイじゃないですか。
アクションも中空で身体を捻って回るツイスト多めのガン=カタで、白いローブに映えます。
裾やマントがひらひらしていると、アクションが華やかになって良いですね。
銃メインのライダーは久しぶりですし、非常に良いです。