イドゥンの林檎

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主にヴァンガード等、TCGの最新情報に関する雑記を綴るブログです

ヴァンガード 「はむすけの学友 デカクレヨンのはむやん」評価


Amazon/駿河屋


今回のカードはSS10「クランセレクションプラス Vol.2」収録「はむすけの学友 デカクレヨンのはむやん」です。

 

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 評価:3/5

■前列に「はむすけ」を展開

【起】【《V》】【ターン1回】:【コスト】[CB②、手札を1枚捨てる]ことで、あなたの山札から「はむすけ」を含むそれぞれ別名のカードを望む枚数探し、前列の《R》にコールし、山札をシャッフルする。

 

CB②と手札1枚は重いですね。

コストは重いですが、その分効果も強力なのでバランスは取れているかな?

 

前列限定とはいえ、1度に3枚のカードを《R》に出せるのは良いですね。

ライド時に獲得したアクセルサークルを含め、一気に盤面を埋める事ができて便利です。

その際、「はむすけの学友 赤青鉛筆のはむひこ」なら2枚確認して1ドロー、「はむすけの級友 パステルマーカーのはむな」なら手札交換を行いつつ「鉛筆騎士 はむすけ」をソウルに仕込めますね。

新規の「はむすけの恩師 つけペンのはむゆき」をコールすればcip効果で「鉛筆従士 はむすけ」も一緒に呼べますし、「はむすけの学友 釘鉛筆のはむごろー」ならばトップ3枚から「はむすけ」名称の任意のカードを手札に加える事ができるので、こちらも選択肢として優秀です。

 

また、「はむすけの学友 釘鉛筆のはむごろー」や「はむすけの恩師 つけペンのはむゆき」は、それらの効果でデッキボトムに「鉛筆英雄 はむすけ」を仕込む事ができ、効果②への下準備を整えておくことができる点も便利です。

特に「はむすけの恩師 つけペンのはむゆき」はボトムに仕込みつつCCを行えるので、重いCB消費をある程度補ってくれて良いですね。

 

■ボトムの鉛筆英雄にスペライ

【自】【《V》】:アタックしたバトル終了時、相手のヴァンガードがグレード3以上なら、【コスト】[手札を2枚捨てる]ことであなたの山札を下から1枚公開し、そのカードが「鉛筆英雄 はむすけ」なら、【スタンド】でライドし、そのターン中、そのユニットのドライブ-1。

 

 

珍しいタイプのスペリオルライドギミックですね。

条件がデッキボトムを1枚公開して、そのカードが「鉛筆英雄 はむすけ」ならと言う非常に限定された条件での効果にしては弱いと思います。

この条件であれば、相手《V》がG3以上の制限は必要なかったんじゃないかな。

或いはドライブが減らないとか、パワー+10000のパンプぐらいは欲しかったですね。

 

条件が条件なので、なんの仕込みもなく使用して成功することは殆どありませんが、条件については「はむすけの学友 釘鉛筆のはむごろー」「はむすけの恩師 つけペンのはむゆき」の効果で解決できますし、その2体は自身の効果①で容易に場に出せるので現実的な成功率で安定してスペライギミックを使用できるようには作られていますね。

 

効果そのものはあまり強くはありませんが、「鉛筆英雄 はむすけ」にスペライを行うので必然的に追加で2つのアクセルサークルを得られますし、鼠算式に増えていく感じは面白く、きちんと盤面を埋められるのであればギミックとしては優秀ですね。

 

■総括

「はむすけ」軸の新規ですが…微妙ですね。

 

ギミックとしては鼠算式に増えていく面白い効果をしていると思うのですが、デッキとして考えるとCB競合が痛いのと、パーツのスペックが低いのが相まって強いとは言い切れない感じです。

圧縮率は高いので【前】トリガーに寄せて、アクセルサークルと疑似《V》スタンドのアタック回数で攻め切る感じになると思います。

起動効果のCB②とそれに競合するCBコスト持ち、「はむすけ」シリーズのスペックの低さ、パンプの不足とパッと思いつくだけでも厳しそうな材料が多いので、「はむすけ」にスペースを割きつつ、そこをどうやって解消するかが課題ですね。

動きは面白いので、なんとか戦える形になればよいのですが。