イドゥンの林檎

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主にヴァンガード等、TCGの最新情報に関する雑記を綴るブログです

週刊ヴァンガ情報局「百害女王 ダークフェイス・グレドーラ」「威圧怪人 ダークフェイス」「鹵獲怪人 スティッキーボーラス」評価


Amazon/駿河屋


今週の情報局公開カードはBT10「虚幻竜刻」収録「百害女王 ダークフェイス・グレドーラ」「威圧怪人 ダークフェイス」「鹵獲怪人 スティッキーボーラス」です。

 なんかデリートみたいな新効果引っ提げてきた。

マーカーのデザインもかっこよくて好きです。

 

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■パワーを0に、テキストを無効、退却すればサーチ

・暗黒繭マーカーが置かれたユニットは、元々の能力を失い、パワーが元々のパワー分減り、インターセプトとブーストができない。

・暗黒繭マーカーが置かれたこのユニットが退却した時、あなたの山札からそのユニットと同じグレードを1枚まで探し、公開して手札に加える。

 

一部のデッキには全く通りませんが、やたら強いですね。

元々のパワーが0になるので、フォースⅠやプロテクトⅡ等、各種パンプ効果を受けない限りアタックに貢献できません。

アタックそのものを封じるわけではないので、パワーさえ上げればアタッカーとして振る舞えますが、パワーラインが大きく下がってしまいますね。

 

またパワーが0になってしまうので、アタックによって退却させやすくなり、サーチ効果を発動し易くなる点も良いですね。

上書きして手札を消費してくれるのが一番美味しいのですが、自分で殴って消してしまうのも選択肢としてはありです。

 

テキストが消えてしまう所も凶悪で良いですね。

インターセプト』『ブースト』含めて使用不能になるので、「髑髏の魔女 ネヴァン」のように単純に効果が強い置き物、パワーラインの高いアタッカー、どちらにも有効です。

 

そしてパワーが減衰し、効果が消え、インターセプトも出来なくなって無駄に《R》を圧迫するユニットを仕方なく上書きコールしようものならば、サーチ効果で一方的に得をする。

よくできていますね。実にいやらしくて良いです。

 

ただし、あくまでも退却反応なので「銀の茨の竜女皇 ヴィーナス・ルキエ」のようにソウルにしまったり、「妖魔忍竜・暁 ハンゾウ」のようにバウンスしたりする動きには無力ですね。

 

 

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評価:5/5

■暗黒繭2枚設置

【起】【《V》】ターン1回:【コスト】[CB①]

暗黒繭マーカーが置かれていない相手のリアガードを2枚まで選び、暗黒繭マーカーを1つずつ置く。

 

CB①で暗黒繭を2枚設置する効果ですね。

少々迂遠ですが、その2枚が退却すればその分サーチが発動するので、毎ターンアドバンテージ差を広げていけます。

単純にインターセプトを封印してできると言うだけでも、そこそこ優秀ですね。

「アルトマイル」軸のように防御をインターセプトに依存しているデッキもありますし、それに枷をはめられるだけでも偉いです。

 

ただ、自分のターンに相手の《R》にユニットが居ないとどうしようもないので「銀の茨の竜女皇 ヴィーナス・ルキエ」や「夜霧の吸血姫 ナイトローゼ」相手には通りませんね。

刺さる相手には刺さりますが、効かない相手には全く効かない、相性に左右されやすい効果ですね。

 

■連パン&自己パンプ

【自】【《V》】:アタックした時、【コスト】[リアガードを1枚退却させる]

あなたの山札からグレード3を1枚まで探し《R》にコールする。

コールしたら、そのターン中、そのユニットとこのユニットのパワー+10000。

 

あ、偉いですね。

真魔銃鬼 ガンニングコレオ」と違って、ほぼ確実に成功する自己パンプを持っているのは偉いです。

スペコしたG3のパワーも上がっていますし、至れり尽くせりですね。

対象がG3に限定されている点はネックですが優秀だと思います。

 

デザインとしては「威圧怪人 ダークフェイス」を呼べと言う事なんでしょうが、登場時スタンド効果を持つ「強毒怪人 ヘルデマイズ」を呼ぶ動きの方が強そうです。

スタンド対象は自己パンプ持ちの「槍撃怪人 メガララランサー」「旋律怪人 ネルニムファ」辺りが適当でしょうか?

ウォーター・ギャング」をスタンドすれば2ドローできますが、5パンを捨ててまでやるかと聞かれると…。

 

■総括

暗黒繭で嫌がらせ&アド稼ぎと、《R》入れ替えによる連パンを行える今回の顔です。

 

良いですね。

今までのメガコロのVRは、癖が強くやや使い難い面がありましたが、このユニットは素直に強くて使い易いので好感が持てます。

暗黒繭が相性差の影響を受けやすい点は気掛かりですが、それを加味しても優秀ですね。

 

 

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評価:4/5

■暗黒繭設置

【自】【《V》/《R》】:登場時、【コスト】[手札を1枚捨てる]

暗黒繭マーカーが置かれていない相手のリアガードを1枚選び、暗黒繭マーカーを1つ置く。

 

登場時に暗黒繭を設置する効果ですね。

手札を消費する点が気に掛かりますが、その損失は暗黒繭を破壊することで賄う事ができますし、まぁ許容範囲ですね。

 

手札を消費する代わりにカウンターコスト、ソウルコストを消費しませんし、ある意味では利点として見る事も出来ます。

暗黒繭は優秀なデバフ効果なのでカウンターコストを消費せずに設置できるのは悪くありませんね。

 

■暗黒繭破壊

【自】【《V》/《R》】:ヴァンガードにアタックした時、【コスト】[CB①]

暗黒繭マーカーが置かれている相手のリアガードを1枚選び、退却させ、選ばれたユニットノグレード1につき、そのバトル中、このユニットのパワー+5000。

 

暗黒繭を設置したユニットを能動的に退却させる効果ですね。

退却させて1枚分のアドバンテージを稼ぎ、更にサーチ効果の発動で都合2枚分のアドバンテージを稼げる所が良いですね。

 

自身の効果で設置した暗黒繭を能動的に破壊しても手札コスト分の損失を容易に補填でき、CBを加味しても自身に損が無いのでパンプの分だけお得です。

これぐらいの性能であれば気兼ねなく使っていけますね。

 

惜しむらくはパンプ効果がそのバトル中のみなので、仮に「強毒怪人 ヘルデマイズ」でスタンドしたとしてもパンプ効果が持続していない点です。

悪用は許されませんでした。残念です。

 

■総括

「グレドーラ」軸のサブ《V》用G3ですね。

 

主に「百害女王 ダークフェイス・グレドーラ」の効果でデッキから登場することを想定しているのでしょう。

効果が二つとも自動効果なのでデッキから登場するには丁度良いですね。

グレドーラの効果で出すなら5パンを狙える「強毒怪人 ヘルデマイズ」が理想なので枠が厳しく、採用されるかどうかは微妙ですが、専用サーチにも対応してますし弱くは無いと思います。




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評価:5/5

■「ダークフェイス」 サーチ

【自】【《V》/《R》】:登場時、【コスト】[CB①]

あなたの山札を上から6枚見て、「ダークフェイス」を含むそれぞれ別名のカードを合計2枚まで公開して手札に加える。

 

CB①で最大2アド稼げるのは良いですね。

現状では対象は2種なので2アド稼ぐのは難しそうですが、1枚サーチであれば高い確率で成功しそうですね。

 

ただ確認する枚数が6枚と若干心許なく、不発の可能性が常にある点が残念です。

対象が広く、将来性もありますが、その将来と言うのはヴァンガードがあるかどうかも解らない来年の話なので、出来れば今回の弾で3種目、4種目があって欲しいですね。

 

■暗黒繭依存自己パンプ

【自】【《R》】:アタックした時、【コスト】[SB①]

暗黒繭マーカーが置かれている相手のリアガード1枚につき、そのバトル中、このユニットのパワー+6000。

このユニットのパワーが20000以上なら、1枚引く。

 

パンプ値が高く優秀ですね。

「百害女王 ダークフェイス・グレドーラ」の効果①で設置した暗黒繭が両方残っていればそれだけでパワー+12000され、単騎21000となりドロー条件も満たせます。

 

効果①で「ダークフェイス」をサーチできるので暗黒繭2枚以上の状態を維持し易く、1ドローを狙い易い点が良いですね。

 

■総括

「ダークフェイス」指定のサーチ効果と、暗黒繭依存の自己パンプ&ドロー効果を持った女王様サポートですね。

 

どちらの効果もコストこそ必要としますが優秀なので、「ダークフェイス」を採用する上では必須級だと思います。

足回りをフォローできるカードが豊富だとデッキを組みやすくて良いですね。