イドゥンの林檎

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主にヴァンガード等、TCGの最新情報に関する雑記を綴るブログです

週刊ヴァンガ情報局 「轟剣竜 アンガーブレーダー」「掃討竜 スイーパーアクロカント」「爆燃竜 ボムラプトル」評価


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今回の情報局公開カードはEB09「轟剣竜 アンガーブレーダー」「掃討竜 スイーパーアクロカント」「爆燃竜 ボムラプトル」です。
これで漸く全ての収録クランの看板ユニットが公開されましたね。
やっとたちかぜもデッキを弄れます。

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評価:5/5

■味方を食べて敵を退却

CB・SB消費がなく、ターン制限も無い焼き効果とは、強力ですね。
自身の[R]を武装ゲージとして消費しているので所詮は1:1交換ではありますが、山札を消費せずにゲージが増えるのであれば、たちかぜにとっては殆どメリットしかありません。
効果を使い終わった[R]を武装ゲージに回す事で、効果②のやや高いハードルを越える為に使用できる点も良いですね。

 

問題は、既存のたちかぜが持っていた自身が退却した時に発動する類の効果との相性が悪い点です。
今回の追加分では、自軍[R]を退却させる効果が少ないようですし、VRにもその手の効果が無いとなると、従来のデッキのアドバンテージ源だったそれらのカードがやや使い難くなり構築が難しくなりますね。

 

■アクセルらしい[R]スタンド効果

武装ゲージを活用してアドバンテージを稼ぎ、[R]のパワーラインを引き上げた後に、この効果で追撃を行いゲームを決めると言うのが理想的な流れのようですね。

 

こちらもたちかぜのパワーラインで連続アタックができると考えれば、強力だと思います。たちかぜのアタッカーの多くは武装ゲージに依存したパンプ効果を有していますし、条件が武装ゲージ3枚と少々厳しいですが、その分パワーラインが高く詰め性能にも期待できます。
スタンド時に付与されるパンプも、ブースターをつけられない不足分を補うものとしては十分な働きをしてくれますし、勝ち筋が増やせるのは素直にありがたいです。

 

ただゲージ置き場のユニットを除いても、合計で9枚のカードを武装ゲージとして消費した状態を維持するのは厳しいですね。
そのうえでドライブチェックもしていくとなると、山札の残り枚数が心配です。

 

■総括

今回のたちかぜの看板ユニットです。

 

看板に相応しい制圧能力と、詰め性能を有した優秀なユニットですね。
既存のたちかぜはアクセルサークルで増えた分を餌置き場として遣り繰りし、きっちり4面殴り続ける事で勝ちに行くデッキでしたが、このユニットが追加されたことでアクセルらしい連続アタックによる勝ちパターンも有するクランになりました。

 

さすがに勝ち筋が《餓竜 ギガレックス》だけで現環境を生き抜いてはいけないので、このカードを投入は必須になると思います。

 

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評価:5/5

■[V]アタック時、武装ゲージを得る

このユニットが相手の[V]へアタックした時、デッキトップから1枚を自身に武装ゲージとして付ける効果です。
たちかぜの中では保有するユニットの多い効果ですが、武装ゲージに依存した自己パンプとの相性が良く、このユニットが持っていると優秀な効果に見えますね。

 

欠点は相手[V]へのアタック時とアタック先が指定されている所です。
折角高いパワーが得られるのに、[R]を殴った時に効果が出ない点はちょっと残念ですね。
相手のダメージトリガーでアタックが届かなくなる等、[R]を殴る機会がないわけではないので、柔軟性が損なわれるのはマイナスです。

 

■ゲージ依存永続自己パンプ&対象耐性

武装ゲージの枚数に依存したパンプにより高いパワーを得られ、武装ゲージが3枚以上であれば相手の能力で選択されない効果ですね。

 

永続パンプなので相手ターン中も高いパワーを維持でき殴り返しに強く、選択されない為、多くの除去効果を避ける事ができます。優秀ですね。
バインドが流行っている中で、条件付きで退却しないユニットがチラホラと追加される状況がここ暫く続いていましたが、漸くバインドには無意味だと言う事に気付いたようです。

 

問題はバインドの大家《抹消者 ガントレッドバスター・ドラゴン》の前には、対象耐性では無意味と言う事です。
一番防ぎたい効果をあっさりスルーするあたり無能ですね。
それ以外は概ね防げるので無為ではありませんが、非常に残念です。

 

■総括

高いパワーと除去耐性を備えた優秀なアタッカーです。

 

《抹消者 ガントレッドバスター・ドラゴン》を相手にすると大切な武装ゲージごと存在を抹消されてしまいますが、それ以外では除去効果にも殴り返しにも強く、場持ちの良いアタッカーとして君臨できます。

 

現状見えているG2帯の中で最優先か、次点位には位置するカードだと思います。

 

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評価:3/5

■相手の[R]が退却した時武装ゲージ取得&自己パンプ

相手の[R]が退却した時、武装ゲージを1枚得て自己パンプを行える効果ですね。
ほぼ今回のVR《轟剣竜 アンガーブレーダー》とのセット運用前提のユニットと言った印象です。

 

今弾で武装ゲージの供給効率はかなり上がったのでパワー+10000や+15000ぐらいは容易に達成できそうですし、発動条件の相手[R]の退却も効果による~等の指定が無い為、必要とあれば殴り倒せば良いので容易に発動でるところは悪くありませんね。
また効果に一切のコストを必要としない点もなかなか便利です。

 

ただ発動条件が相手[R]退却と、あまりたちかぜの得意ではない方向に向いている為、少々取り回しは悪そうですね。

 

■総括

武装ゲージ獲得効果とそれに伴う自己パンプ効果を持ったアタッカーです。

 

弱いとは言いませんが、似たような事を《餓竜 メガレックス》でも出来ますし、やや魅力に欠けますね。
あちらはあちらでやや取り回しが難しい所はありますが、既存カードとの噛み合わせも考えるのであれば、あちらに軍配が上がりそうです。

 

こちらは《轟剣竜 アンガーブレーダー》以外に《暴君 デスレックス》等を使用する場合にお呼びがかかるでしょう。