週刊ヴァンガ情報局 「デンジャーランジ・ドラゴン」評価
Amazon/駿河屋/あみあみ
今回の情報局公開カードはBT06「幻馬再臨」最後のRRR「デンジャーランジ・ドラゴン」です。
引っ張ていた割には地味で、何故今日まで隠したがったのか理解できません。
評価:3/5
■[V]登場時ドロップからG2を回収
自軍[R]を退却させる効果の多いシャドウパラディンに、ドロップゾーンからカードを回収する効果が追加されるのはありがたいですね。
ただ[V]効果である事が難点です。
折角効果②が[V/R]なのに、肝心の回収が[V]限では使い勝手が大きく変わってしまいます。
理想としてはライドしてソウルへ入った《ブラスター・ダーク》をコストにこの効果を使い、そのままドロップゾーンから回収する動きを想定しているのでしょうが、サーチ効果に乏しいヴァンガードの世界で各デッキの理想的な展開を毎回できる方がおかしいです。見た目とフレーバーに反して夢見がちなんですね。
G2であれば、《ブラスター・ダーク》に限らないので、他のユニットを拾う方が有益かも知れません。
■劣化ウォーターフォウル
初期かげろうのフィニッシャーだった《ドラゴニック・ウォーターフォウル》の効果を[V/R]でも使用可能にした代わりに、フォース3枚以上と言う重い制約を課せられた効果です。
効果自体は強力ですし、これが[V/R]で使用できる点は偉いのですが、これを普通に振り回せそうな「モルドレッド」軸は自身の効果だけで十分にフィニッシャーとしての役目を果たせますし、既存の「ファントムブラスター」軸も同様にフィニッシャーは事足りています。
強いけれどやや身の置き場がありませんね。
■総括
引っ張った割には地味で、これじゃない感が強いシャドパラ最後のRRRです。
安定して《ブラスター・ダーク》を出したいのであれば、7枚見てサーチよりもさらに不安定なドロップ回収は少々的外れな効果ですね。
あれで安定させられるのはグランブルーだけです。
効果②も無理なく使用できる「モルドレッド」軸には過剰火力。
既存の「ファントムブラスター」では、そもそも起動すら覚束ない。
効果は然程弱くはありませんが、同にも痒い所に手の届かない、ピントのズレたユニットです。
どうせなら、自身の名称を《ブラスター・ダーク》に書き換える効果も付けて欲しかったですね。
どうやら最適な相方は存在しないようなので、もういっそ「モルドレッド」軸はG3は、4枚のみで良いかも知れません。