週刊ヴァンガ情報局 「スピニング・ヴァリアント」「ガーリィ・ドーリィ」「スタイリッシュ・ハスラー」「スピン・キッド」評価
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今週の情報局公開カードはEB07「The Heroic Evolution」収録、「スピニング・ヴァリアント」「ガーリィ・ドーリィ」「スタイリッシュ・ハスラー」「スピン・キッド」です。
今日一日で都合7枚も公開していますが、ペース配分どうなってるんです?
評価:3/5
■お互いに[V]以外殴れないルール介入効果
アクセルは[R]を丁寧に除去されるとクランとしての強みが活かせなくなるので、それを多少なりとも軽減する効果を持っている事は、まぁ無駄ではないですね。
下の能力の発動の為にも守っておいて損はないので、地味ですがそう悪くはない効果だと思います。
ただ《波動する根絶者 グレイドール》の移動を封じる効果の時にも思いましたが、この手の地味で効果を実感し難い能力がVRに付いていると少々残念な気分になります。
■アタック時自己パンプ&CB④支払いガード制限
パワー+10000の自己パンプも、手札3枚以上でなければガードできない制限効果も強力ではあるのですが、《超獣神 イルミナル・ドラゴン》を見た後だと全体的に見劣りしますね。
昔はSB⑩、CB⑤のメガブラストなんてものもありましたが、スタン環境でCB④も必要とする効果を見るとは思いませんでした。
一応、法外なコストを要求されるだけあって効果はそれなりに優秀です。
そのターン中は半ば守護者を封じたような物ですし、インターセプトを加味しても4回のアタックを全て防ぐ事はほぼ不可能でしょう。
若干、その状況にまで追詰められるのであれば、どのユニットでも勝てる気がしなくはありませんが、切り札としては良いと思います。
■総括
登場時からほぼフルスペックで戦える性能と、詰め用の切り札を兼ね備えたG3ユニットです。
通常時は自己パンプのみでダメージを刻んでいき、詰めのタイミングには切り札を切って確実に点を詰める。
派手な消費コストの割に、地味で堅実な動きをするユニットですね。
このカード自体には種族制限や名称指定効果はありませんが、CB消費が激しいのである程度デッキを選ぶカードです。
他の軸へ入れられなくはありませんが、CB周りを気にした専用デッキを作る方が動かし易そうです。
評価:4/5
■シールド値増加
これはかなり良いですね。優秀なユニットだと思います。
アクセルクランはリソース確保能力に乏しく、1回の攻撃を防ぐのにガード札を何枚も消費してしまうと、そのままジリ貧で負けてしまう事もあります。
それなりに重い発動条件がありますが、それを加味しても優秀な効果を持っていると思います。
特に重複する所が良いですね。左右をこのユニットで固めたくなります。
アクセルクランなので引けさえすれば3枚、4枚と前列に並べられ、その度に硬くなれます。
■総括
ガード値を増強する事で手札消費を抑えるサポート型のG3です。
「ヒーロー」軸は再ライドを積極的に行うタイプのデッキではないので、《インサイズライザー》との相性は然程よくなさそうですし、《スピニング・ヴァリアント》の相方はこのカードになりそうです。
評価:5/5
■味方が退却した時、手札に戻す
退却効果を受けて、このカード以外のカードが退却する時、手札に戻せる効果ですね。なかなか優秀だと思います。
ノヴァをはじめ殆どのアクセルクランは補給に難がある為、出血を強いる戦術に非常に弱いのですが、このユニットはそれをケアしてくれます。
非退却型の除去効果であるバインドや、アタックによる除去、このユニット自体を狙われると弱いのですが、多少なりとも除去効果への耐性を持てるのは良い事だと思います。
■自身のダメージ参照型自己パンプ
自身のダメージを参照する為、ゲーム中盤~終盤にかけて大きなパンプ値を保有できる優秀な効果ですね。
最大値は+15000ですが、ダメージ2点で+6000の時点でアクセル的にはだいぶ強い効果です。
ノーコストでパンプができ、単騎でフォースを殴れるユニットはかなり重宝します。
最大までパンプされれば単騎でダメージトリガーをケアした打点を出せる所も魅力です。
パンプ値が相手依存の為、受け切れる値に調整されてしまう可能性はありますが、それを加味してもかなり便利そうです。
■総括
ソウルをコストに味方を護る焼き対策効果と、その気になれば単騎でダメージトリガーをケアした打点を叩き出せるパンプ効果を備えた優秀なG2ユニットです。
種族の関係で「ヒーロー」軸に採用できるだけでなく、優秀なパンプ効果を持つ為[R]スタンドと相性が良く、どの軸にも採用できる性能をしていると思います。
評価:2/5
■ライド時、お互いに1ダメージ
ユニークな効果ですね。
個人的にはそれなりに強い効果だと思っています。
序盤から積極的に点を刻んで行けますし、自身のCBを先行1ターン目から稼ぐ事も出来ます。
ただノヴァが1ターン目にCBを得ても使い道が無く、相手の使用クランによってはCBを与えるだけ損の可能性もあります。
扱いの難しい一長一短の効果ですね。
■総括
お互いに1ダメージを受けるユニークな効果を持ったG1ユニットです。
効果自体はデメリットよりもメリットとしての側面の方が強いと感じていますが、このユニット自体は微妙な性能だと思います。
いくらノヴァが不遇でも、G1帯にアドバンテージ確保能力のない、完全[V]専ユニットを入れるスペースはほぼありません。
使っても良いかなと思わせるものはありますが、使い勝手は悪そうなカードですね。