
細切れ
4話目にして崩れましたね。
まぁ、出だしは良かったし、斑もありましょう。
お話は悪くありませんでしたが、お話の中身は兎も角、シーンとシーンの間が消し飛んでおり、繋がりが解り難く酷い構成でした。
せっかくカグラギのお当番回なのに、残念でなりません。
まず冒頭、前回イシャバーナにゴッドカブトが襲撃したシーンからの続きの筈なのに唐突にトウフに居るのが謎です。
ゴッドカブトに負けて連れ去られたの?
ヤンマとヒメノまでトウフにいるのは何故?
ギラを追いかけて訪れたのかな?
それとも全員ゴッドカブトに吹き飛ばされて飛んできたんですか?
まぁそんな状況下でもヤンマが逸れたギラを騒ぎになる前に見つける事を優先していて、見事に絆されている感じが出ている点は良かったです。
ヤンマの良い所が見られたのは得でした。
この不可解な展開の中で唯一の良い所ですね。
終盤の殺陣もシーンが細切れで、見ていて非常に困惑しました。
バグナラクと戦っていたはずのカグラギが、ゴッドカブトに乗ってゴッドクワガタを襲っている事になっており、さっきまでハチオージャーとしてバグナラクと戦ってはずなのにバグナラクは巨大タニジームを残していつのまにか消失。
さらにはゴッドカブトとゴッドクワガタでムシキングしているかと思えば、説得された次の瞬間には何の描写もなく唐突にカグラギがゴッドハチに乗り換えてキングオージャーの合体に参加しています。
カグラギさん、分身し過ぎでは?
影武者が沢山いるのかと思いましたが、そう言うわけでは無さそうですし、一体全体なんだったの?
加えて、カグラギとギラ達が争っている間、タニジームは電池が切れているかの如く一切動かず傍観しているのも不自然過ぎます。
カグラギ
漸くお当番回が巡って来ましたが、カグラギも濃いですね。
大きな体格、派手な衣装に、目元の隈取、浅黒い肌で見た目のインパクトが凄いですし、大仰な仕草や、語り口も曲者感があって素晴らしい。
アップになるといかにも企んでいますって顔をされますし、実に良い。
ギラとラクレスどちらにも下手に出つつも味方ではなく、ゴッドカブトやキングオージャーを戦力として利用するだけ利用したら、実は組んでいたリタへとギラを渡してしまう。罪状は適当だし証言もでっち上げでしたが、どうするつもりなんでしょう?
裁判にかけることも含めてギラの潔白を証明するための芝居なのかな。
シュゴッドソウル
前回、ラクレスがカグラギに渡していたのが、ゴッドカブトのシュゴッドソウルだったんですね。
シュゴッドの核となる琥珀型のアイテムらしいのですが、王鎧武装を行うときに包まれる琥珀もシュゴッドソウルと言う事か。
ギラは体内にシュゴッドソウルがないはずのゴッドクワガタのシュゴッドソウルに包まれて変身し、ゴッドクワガタを動かせるので、ギラの方に理由がありそうですね。
シュゴッドソウルそのものなのか、レインボージュルリラがシュゴッドソウルで、それを食べて体内に取り込んでしまったのか。
カブトキングオージャー
大口径の砲がカッコイイ。
三大守護神の一つとか言う大仰な設定、カブトムシモチーフ、キャノン砲とこれだけ揃って弱いわけがありませんね。
射撃時にゴッドカマキリの鎌がアウトリガーになり、ゴッドハチの針をアンカーとして突き刺す砲撃姿勢を取っている所がめっちゃ好きです。
こう言う細かいギミックに各メカの特徴取り入れてくれている所が本当に素晴らしい。
ゴッドハチ
ゴッドトンボが飛行能力、ゴッドカマキリが鎌を足に見立てての足技ときて、ゴッドハチは何をするのかなと思ったら、バリアですか。
てっきり針を使うのかと思ったら、蜂の巣のハニカム構造をバリアに見立てているんですね。
ちょっと意外でしたが、見栄えは悪くありません。
ただ、バリアを使う時に足が外れるのは、ちょっと…。