イドゥンの林檎

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主にヴァンガード等、TCGの最新情報に関する雑記を綴るブログです

【仮面ライダーギーツ】 9話「邂逅F:Wake up!モンスター」感想

GM

人前に出る時もその格好なの?

服ぐらい着替えなくていいんですか?

仮面をつけているくせに全く正体を隠す気がないじゃないですか。

 

そもそもゲーム部分が雑過ぎてゲームマスターに対して感慨を抱ける余地が殆どありませんし、ギロリについても殆どモブ状態なのでゲームマスターだと公言されたからと言って別段、感慨が湧きません。

見せ方が良くありませんでしたね。

ギロリの状態でもっと積み重ねがあれば納得や驚愕、嫌悪や歓喜も浮かぶのでしょうが、この状態ではそう言った揺らぎは一切ありません。

無です。

 

ワンチャン、同型の別個体や、別次元の同一人物等でサロンにいるギロリとは意識を共有していない別の個体の可能性もありますが、だからと言って何かがあるわけでもなく、特別感慨がないことに変わりはありません。

 

正攻法では倒せないから缶蹴りゲームになっていたはずなのに、缶蹴りから卵を孵化さるゲームへとシフトしていました。

意味が解りません。

卵を孵化させて正攻法で勝てるのであれば、最初から缶蹴りの必要はなかったのでは?

 

突然のルール変更、ゲームの変化を受け入れるとして、人数が3人しかいない状態でこのテーマを持ってくるのは勿体無いですね。

これもう少し人が多い段階でやったら、孵化の条件が解らず試行錯誤するモブや、奇天烈な発想をする祢音、人の卵を破壊して妨害しようとするパンダないしメリー等のヒール、それを止めようとする景和とかでワチャワチャできて面白い題材だったのではないかと思います。

道長ではありませんが、最終戦でやる事かよ。

 

三人しかいないので孵化までのバリエーションが少なく、卵をめぐるドラマが殆ど無いのでシナリオ的に何故、こんな話にしたのか意味不明です。

英寿が「なんで割れないんだ」とつぶやいていましたが、それをどんな気持ちで受け止めれば良かったのでしょう。

何をすれば良いのかの説明や推測できる要素が無いので、誰も正解が解っていない状態ですし、3人の扱いに明確な違いも見受けられません。

ジャマトに一時奪われ、それなりに危険な状態に陥った祢音がプロペラバックルを入手し普通の結果だとすれば、放置から卵を叩いた道長のドリルバックルも普通の結果に見えますし、英寿の高く放り投げる・ボスの攻撃への盾にして卵を割るも道長と大差ない危険な扱いに見えます。

道長のように多少乱暴に扱ってもハズレやスカにならないのであれば、どこまでやったら失敗になるのでしょう?

3人それぞれがダメな扱いに見えるので、英寿が当たりを引いたのもただの運か、或いはシナリオの都合にしか見えません。

気持ちの問題にしても、説得力をイマイチ感じません。

不屈の精神で立ち上がり勝利を求める道長はカッコ良かったですが、だから英寿の卵が孵って当たりが出たよと言われても納得し難いものがあります。

関連性が不明ですし、道長の姿勢を見て考え直したにしては英寿は精神的にタフ過ぎますし、レイズバックルの共鳴があるので、だったら産まれたモンスターバックルは道長の元へ行けよと思ってしまいます。

 

卵を孵す事ができずに割ってしまう失敗例や、明らかなハズレを出す育成をしたキャラクターが出ないため、このゲームの基準が全く分かりません。

いったい何の意味があり、何のシーンを見せられていたのでしょうか。

 

ルールぅ…

待機ルームに籠っていれば安全?

また何の脈略もなく新しいルールが出てきましたね。

そう言う重要な話は、一番最初のモブが大量に蔓延っている状態で運営が行うものでは?

 

皆何も知らずに強制的にデスゲームに参加し、アイテムを入手できなくて雑に脱落していましたよ?

絶対あのモブの中には、正義感がなく、勇気もない、危険を冒して世界を変える事よりも今生き残る事の方が大事だと考えるモブがいたはずですし、それを臆病と嗤うモブも居たはずです。

そんなルールがあったのならば、一つのドラマが産まれていたのに、実に勿体ない。

 

そもそもデスゲームはいきなり強制されてやらされるものなので、選択の余地なく参加させられて、無残に死んでいく参加者が存在するのは構わないのですが、デスゲームの設定と相反するそのルール必要ですか?

序盤の話のバカバカしさが増すだけの不要な設定に見えますよ。

頭大丈夫?

 

そんな事だから、野菜屑以下の出来なんですよ?

贅を尽くしたフルコースを出せとは言いませんが、せめて料理を並べろ。