イドゥンの林檎

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主にヴァンガード等、TCGの最新情報に関する雑記を綴るブログです

【仮面ライダーギーツ】 2話「邂逅Ⅰ:宝さがしと盗賊」感想

デスゲームにした意味

休憩室でPL同士が戦えないのは、まぁ良いとして

大量に居たモブが、何の描写もなくリタイヤ扱いになっており、驚きと失望を感じました。

何の為に大量のモブを用意したのだろう。

 

デスゲーム物なのですから、無残に殺される者や、人を蹴落としてでも生き残ろうと足搔き他者を生贄にして生き延びた矢先にあっさりと死ぬ者、他者を騙そうとする者や、それに騙される人の良い者、そもそも怯えるばかりで戦えない者等、モブが大量に居るうちにそれっぽい描写を挟んで凄惨なゲームであることを強調するべきだったと思います。

アマゾンズばりにとは言いませんが、少しはデスゲームらしいところを見せて欲しかったです。

 

英寿が景和を騙していたり、ギンペンがあっさり死んだりしていましたが、変身するメンツだけでそれらをすべて賄うのであれば、モブなんて最初から入れずに龍騎方式でライダー同士のサバイバルデスマッチにした方が良かったのでは?

 

理想の世界

主人公の理想の世界が、「俺が世界スターになっている世界」となっていたため、あのキャラ性で、その程度の願いを超常現象で叶えてもらわなくては実現できない残念な人なのかと思い非常にガッカリしましたが、どうやらスターになる事は重要ではなく、理想の世界やデザイアグランプリそのものを調べるための行動のよいうですね。

 

なんでも願いが叶うと言いつつ、「叶えられる願いには限度がある」と言い出したり、「ジャマトの脅威に晒されている街の平和を守るためにデザイアグランプリが誕生した」といかにも嘘っぽい話をしていたりと胡乱な感じですが、ゲームマスター側の言動に信憑性が無く、胡散臭さが増すのは良い事だと思います。

デスゲーム物でゲームマスターと戦う流れになるのは王道ですし、そう言う方向に持っていくのでしょう。

 

何故デザイアグランプリに参加したか

あれ、1話飛んでますか?

景和くん、訳も分からずバックルにIDをセットし、なし崩し的にデザイアグランプリに参加する事になった一般人の内の一人ですよね?

何故も何も、貴方もギンペンも、偶然参加する事になっただけでは?

 

説明が省かれているだけで、願いを書かずに参加を拒否する事もできたんだろうか?

何故か能動的に参加したかのような話の流れになっていて、疑問に感じました。

 

ギンペンの返しも酷い。

「息子が治らない病で~」と言いつつ、治療法の確立していない病気や、困難な手術を伴う成功率の極めて低い病気、ドナーが現れなければ手術すらできない病等かと思ったら、単純に高額な費用を捻出できないだけって。

治療費の問題は大事ですが、治らないと言う言い方はおかしいでしょう。

 

場面転換が多い

やはり、群像劇のつもりなのだろうか?

森で戦っていて、吹き飛ばされたギンペンが水辺で変身解除させられている。

謎のワープを行った二人だけの世界となり、ジャマトも現れない…。

いや、繋がりがおかしいでしょう。

テンポも悪いし、ぶつ切りにするのはやめて欲しいな。

 

宝探し?

宝探し要素ありましたっけ?

 

雑魚を倒してドロップアイテムを入手するゲームでしたよね。

まぁ雑魚を倒せばアイテムが手に入るとは明言されていなかったので、敵を倒すと言うアイテムの入手法を発見し目的となるドロップアイテムを回収するゲームだと思えば宝探しと言えなくもありませんが、如何せん雑です。

 

敵を倒してアイテムゲット以外の方法が用意されていない点と、敵の強さに応じて中身が変わるとか、発見し難い敵がレアなバックルを持っているとか、そう言った要素がない完全ランダムになっている点がゲーム性に乏しく見え、デザイアゲームという舞台装置をかなりおざなりに扱っている印象です。

 

ついでに盗賊要素も行方不明。

ボスキャラを指すのは解りますが、雑魚にもボスにも盗賊要素は感じません。

PLからレイズバックル盗むぐらいの能力を見せて下さい。

モブが一杯いたのだから、敵の設定説明もモブをやられ役にしてきちんと提示しておくべきでしたね。