イドゥンの林檎

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主にヴァンガード等、TCGの最新情報に関する雑記を綴るブログです

【仮面ライダーギーツ】 1話「黎明F:ライダーへの招待状」感想

ループ物?

デスゲームのシステムと世界観説明キャラ紹介の回かと思いきや、最終戦から始まり、主人公が優勝して、世界がリセットされて俺の世界とか言い出しました。

ちょっと理解が追い付きませんが、次回きちんと説明してくれるのかな?

 

優勝して望む世界を構築できるのに何も変わっておらず、デザイアグランプリも終わっていないようですが、なんのために戦っていたのでしょう。

デザイアグランプリの存在意義が解りません。

勝っても何も変わらない、死んでも世界リセットで復活するのであれば、デスゲームの意味すらないのでは?

キャラクターが退場しない、しても復活するのなら、「次は誰が退場してしまうのか」「推しのキャラよ死なないでくれ」と言うデスゲーム特有の緊張感がありませんし、舞台設定としてデスゲームにした意味が解りません。

 

デザイアグランプリのリスタートは英寿の望み通りに見えましたが、そもそも浮世英寿と言うキャラクターが全く分からない状態なので意図を察するようなことも難しく、今のところキャラクターの意図としてデザイアグランプリを存続させた意味も全く解りません。

望む世界を構築できるがデザイアグランプリは終わる事がなく、自分の望む世界を維持するためには勝ち続ける必要があるとかでしょうか?

戦闘に慣れている設定だったり、冒頭でドライバーを受け取り「あぁ、知ってるよ」と言っていたのも、同じ流れを何度も繰り返しているからでしょうか?

この意図不明のリセットが長らく宙ぶらりんのまま放置されると、もやもやしたものが残り続けるだけでメリットがないのできちんとしたアンサーを用意して欲しいです。

 

ある意味では続きが気になる展開と言えますが、初回からダメそうな雰囲気がします。

どうか杞憂であって欲しいものですね。

 

誰視点?

お話の構成として、非日常的な世界観や舞台設定を説明するために一般的な市民の視点から始まり、その人物が非日常的な出来事に巻き込まれ、窮地を主人公に救われると言う展開は王道ですし悪くないと思うのですが、視点がころころと切り替わるせいで敵も味方も待機時間が多く、まだ戦っていなかったのかと思うシーンが幾つかありました。

お行儀よく待っていると言うよりは、脚本の都合で時間が止まっている感じです。

 

中途半端に視点を切り替え主軸がブレるよりは、景和の視点にもっと絞って、景和が見ていない場面は省いた方が良かったような気がします。

 

もしかして群像劇のつもりだったのでしょうか?

 

スーツ&ドライバー

・デザイアドライバー

機械的なモールドの描かれた共通規格のシンプルなドライバー。

固有の仮面を形作るIDコア。

ドライバーの印象を大きく変化させるレイズバックル。

無機質で簡素な音声。

 

超カッコイイじゃないですか。

音が良いですし、大型のレイズバックルを付ける事でドライバーの外観が変化する点と、それに合わせて外装が変わると言うのが良いですね。

バックルの装着個所を左右に変える事でフォームの印象、機能も変化しますし、バックルそれぞれに固有のギミックが付いている点も良い。

これは玩具として楽しい奴ですよ。

ゼロワンドライバーと同等か、それ以上に素晴らしい。

 

安易にベルトを粗製乱造せず、共通規格にしている点もゲーム的ですし、おもちゃを集めるうえでもプラスです。

専用ベルトは嫌いではありませんが、固有のベルトは希少だからこそ価値があるんです。誰も彼もが専用装備を持っていては、その輝きがくすんでしまう。

 

・マグナムシューター

専用武器もデザインがカッコイイですね。

ハンドガンから長大なライフルに変形するギミックもハッタリが効いていて好きです。

 

残念ながら1話ではライフルモードは役に立っていませんでしたが、構えているだけでカッコ良くてズルい。

ハンドガンモードの構えも良かったですし、きちんとアクションでも活躍していたので高印象です。

バックルに紐づいているようなので、無関係なフォームで使われてそのレイズバックル要らないじゃんとなる事は無さそうですし、基本フォームに紐付けされた武器なので今回はきちんと活躍させてくれそうです。

 

・ギーツ

狐のお面に機械的なデザインの装甲。

銃メインのライダーと言う点は好みです。

 

マグナム側の白地に赤のラインが入り、所々に勾玉のような意匠のある神主や審神者を思わせる和風なデザインを巧く纏めていますね。

狐の尻尾のようなマフラーも秀逸です。

ブーストフォームの方は装甲は赤一色で、モールドの殆ど無い艶やかな流線形のデザインにマフラーの金属光沢がアクセントとなっており良いですね。

虹色の金属光沢に拘りを感じます。

マグナム&ブーストどちらのスーツデザインもカッコイイです。

 

動きもそれなりに良かったのですが、ポーンジャマトに囲まれた時、くるくると周囲を回りながら攪乱してくる相手をぼーっと眺めていたのは何故?

銃を持っているのですから、もっと銃を活用して下さい。

その後もわらわらと沸いてきた敵に対して腕部内蔵の銃身を展開し二丁拳銃状態になり対応する所はカッコ良かったのですが、何故かキックを織り交ぜて倒したりと、挙動が不可思議でした。

ガンアクションと格闘戦、両方見せたいと欲張った結果、戦闘の流れがおかしな感じになっているように思います。

いっそガンカタすれば良かったのに。

 

また城への対応も不可解です。

どうやら最初から城の討伐を目的としていたようですが、出現した城を無視して雑魚と戦い、攻撃されてから漸く思い出したかのように城と戦う流れが妙ですし、「城ってのは内側から崩れるものだ」と内部をバイクで疾走したかと思えば、何故か外に出て来てキックで倒しています。

自信満々に行動したのに、食われて内部を走る一連の流れが無意味だったかのような展開は相当にカッコ悪い。

 

バイクで内部を走って倒せない事に特に理由があったようには見えませんでしたし、ライダーキックのみで倒せない事にも明確な理由が無さそうなので、バイクを活躍させたいとキックでとどめを刺したいを両立しようとして失敗しているのでは?