イドゥンの林檎

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主にヴァンガード等、TCGの最新情報に関する雑記を綴るブログです

【仮面ライダーリバイス】 最終話「あくまで家族、いつかまた会う日まで」感想

説明してた!

バイスから事前に説明あったんですね。

明言されていたのに、何故前回狩崎は、恐らくメイビーみたいな曖昧なニュアンスで記憶が戻る話をしていたんですか?

一緒に居るヒロミさんもバイスと打ち合わせしたんでしょ?

何故、そんなふわふわした認識なんですか?

 

「あと1回変身したらバイスの記憶も消える」と断言しているのも妙ですね。

それ以前までは、何処まで力を使えばどの程度記憶が消えるのか全くの未知で、ジュウガのいざこざの時には記憶が消えるかも知れないからこれ以上戦うな程度の認識、ニュアンスだったのに、いつの間に正確に回数まで解るようになったのでしょう?

 

しかも、あと1回変身したらと明言したにもかかわらず、2回変身していますし、もう滅茶苦茶。

 

ついでに一輝へのネタバラシも非常に雑ですね。

ラブコフがへまをすることで一輝が茶番を察すると言う流れが最悪です。

不必要にラブコフに責任を押し付ける形になっていますし、誰かが致命的な失敗をして誰がどう見ても明らかに茶番だと分る状況にならなくては一輝が気付く事はないと言う点もダメです。

 

あそこは一輝が自分でバイスがこんなことをするはずがないと、信じなくてはいけない場面だったと思います。

あんな流れにされる程スタッフに馬鹿だと思われているのも悲惨ですし、ああでもしないと気付かない程度の信頼関係しか存在しないと間接的に公式から明言されているのもまた虚しい。

実りのない一年でしたね。

 

家族だから絶対思い出す

五十嵐家の記憶が消えてしまった男が言っても説得力がありません。

意志の力で契約を覆して記憶の片鱗を取り戻したことがある人間だけが、そのセリフを言いなさい。

 

もしかして、火事の事を思い出した話が、家族への思いの力で封印されていた記憶を取り戻した実績にあたるんだろうか。

 

結局最後まで一輝くんはバイスを家族として扱っていましたが、バイスが消え契約が無くなる(満了になる?)と家族の記憶が戻ってくるのであれば、バイスの記憶も戻って来るのでは?

口先だけで、本当は家族でも何でもなかったんでしょうか。

 

記憶が戻ってくる演出も、なんだか違和感が拭えませんでした。

あんなにカッコイイBGMを流しながら戻ってくるようなシーンですか?

まるで記憶が戻る事でラスボスに打ち克つ切り札を手に入れましたみたいな雰囲気でしたよ?

もうすべてが終わったと言うのに、戦闘用BGMの印象が強い曲を使われても、感情の置き場に困ります。

もう少しハッピーな曲か、或いは大切なものを取り戻すと同時に大切なものを失ったので、何処か切なさを感じる曲をかけて欲しかったです。 

 

悪魔が消える=成長

バイスのテーマであった悪魔ですが、最終的に行きついた結論は、悪魔が消える事で人間は成長するだそうです。

 

一輝とバイス、大二とカゲロウ、さくらとラブコフ。

それぞれ仲良さげにしていますが、皆、腹の中では「私の成長の糧となって消え去れ悪魔」と思っているんですね。

それを楽しげに語るあなた達の情緒は一体全体どうなってるの?

やべぇ奴らでしかないのですが、大丈夫ですか?

 

最終回で悪魔とはいかなる存在かにリバイスなりの結論を提示すると言う点は評価できますが、出てきた答えは流石に頭がおかしいと思います。

「ヒューマギアは人間と共にある事で心の充足、夢を得られる」がアンサーだった或人くんとは雲泥の差ですね。

 

木村昴釈放からの大物ゲスト

木村昴役の木村昴さん、釈放されたんですね。

刑期短すぎない?

木村昴があっさり釈放され、プロ選手の夢を諦めた一輝の親友と一緒に出てきたことにも驚きましたが、最後雑に落としましたね。

 

有名人のゲストが出て来て、その人が自身の活躍をバックボーンにした説得力のあるセリフを放って強引に〆るとか、シナリオとして最低です。

 

努力が実を結び活躍している一流の選手が出て来て言葉を紡げばそりゃ説得力はありましょうや。

しかし視聴者は仮面ライダーを見ているのであって、プロ選手を目指す青年の成長物語を見ているわけでは無いんですよ。

結論を放り出さずに、仮面ライダーとしてオチを付ける程度は最低限やり切って欲しかったです。

まさかセイバー以下の結末を見る事になるとは思いませんでした。

これならば結論を放り出して、決着は劇場でとした方が幾分マシでしたね。