イドゥンの林檎

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主にヴァンガード等、TCGの最新情報に関する雑記を綴るブログです

【仮面ライダーリバイス】 第33話「ラブコフ反抗!?さくらの覚悟」感想

喋ったー!

普通に喋れたんですね。

何故、今になって急に喋り出したの?

今までまともにコミュニケーションが取れないせいでキャラが立たず、お話にも絡めなかったのに、今更喋るんですか。

ここまで来たら最後までまともな会話能力はない方がまだマシだったと思います。

これでは登場から今回までの期間、無駄にコミュニケーションを封印して損しただけになってしまいます。

喋らなかったことに意味があるわけではありませんし、逆に今回喋ったことに意味があるわけでもなく、ただただ過去が勿体ない感じになる描写です。

 

以降は普通に喋るのかと思いきや、和解後にはまともな会話能力のない状態に戻っていますし、意味が解りません。

あの精神世界みたいなところでしか喋れないと言う設定だとしても、自らの心の内なのですからそこにさくらも行ける設定にして対話すれば良いだけですし、何の得もない制約に思えます。

 

反抗

さくらの心に宿る悪魔ラブコフが反発する事でさくらの葛藤を描くと言うアウトラインは大変良いのですが、これまでちょっと鳴く程度で自己表現がほぼほぼ皆無。

宿主のさくらとさえまともなエピソードや交流のないラブコフとの和解イベントを急に差し挿まれても困ります。

 

ラブコフは掘り下げが全くないのでさくらの心を反映しているイメージもありませんし、戦闘時も邪魔になるかリンチに遭っているだけ。

現状マスコットと言う印象もなく、変身時に稀に出現する付属品でしかありません。

和解イベントを挟むのであれば、せめてカゲロウ程度には自己主張をしてくれないと…。ラブコフではあまりにも存在感がなさすぎる。

 

和解の仕方も雑です。

ラブコフとの対話があるわけでは無く、自身の心と向き合った風でもなく、唐突にギフの末裔でも救える云々と三兄弟が一瞬で流した話題を今更引っ張り出してさもずっと悩んでいましたみたいにお出しされましても。

そこに覚悟が必要な印象がありません。

 

そもそも細胞を心臓に移植した人間の子供なので、別にギフの末裔ではないのでは…。

移植したことで遺伝子情報が書き換わっている、変容していると言う事なのだろうか。

 

アギレラ

さくらに分離されたらOKみたいな話ではなかったし、さくらが所属する組織に入りたいと言う事でもなかったはずなのですが…う~ん。

そもそもさくらの粘着ストーカー化している理由が分からない。

初めて見た同世代の女性だったのだろうか?

 

さくらがアギレラを殺したくないと思っている描写は特に思い当たりませんし、嫌われたくないと思っているとも思えないので分離しようと思う理由、動機が見えません。

例え嫌われても生きていて欲しいみたいな強い思いを抱くような何かもなかったように思います。雰囲気に流されたのかな?

 

長官

「ですよね!ギフ様」みたいに、一人で喋っているシーン以降、だいぶダメな感じがしていましたが、もうダメですね。

 

何の意図があるのか大二や御子柴女医を相手に聞かれてもいない事をベラベラと一人で喋ってネタバラシし、圧倒的優位に立っている油断からか二人を殺さず放置し、おまけに「ギフ様、お願いします」

実にダサい。

最初は不気味な悪役だったのに、最早カッコイイ部分が微塵もない。

 

戦い方もダサいですね。

何故風林火山

風と火はまぁ解らなくはないとしても、林と山はかなり無理筋ですね。

軍略の格言を個人技に適応しようとすることに無理があるかなと思います。

 

不老不死みたいなことを言っていたので、武田信玄や所縁の偉人。

或いは原典の孫子やその傍流の偉人が長官の正体だよと言う事なのかと思ったら、別段そう言うわけでは無いようですし、ただただそう言うキャラのようですね。

にしては今まで格言を引用するようなことはしていなかったので、キャラ付けとして唐突に感じます。

登場からこれまで引用しようと思えば幾らでも格言を差し込むチャンスはありましたし、戦闘時に引用する格言も風林火山1つに絞る必要はなかったと思います。

 

ベイル

特にイベントや条件達成もなくギフ様にお願いしたら実体化しました。

 

一輝達主人公側にベイルの実体化に関する事柄で落ち度がなく、ベイル側も実体化するために必要な要項などを満たす事なく何の陰謀もないまま敵が増えたり、強化されるのは少々理不尽に感じます。

 

デモンズドライバーで命をちゅうちゅうしていた事ぐらいは絡めて陰謀が成功したお陰で自由に動けるようになったよとか、何某かギミックの結果不利になる作りにして欲しかったです。

何ら成果がないのにボスにお願いする構図も格好悪いので、尚更ダメです。

 

ハシビロコウゲノム

ジャッカルレイダーのリカラーにしては悪くありませんね。

 

鎌の刃をハシビロコウの特徴的な嘴に見立てるのは巧い意匠だと思います。

亀バズーカとは違ってきちんと動きも付けられますし、長物なので通常時の拳や扇子ともメリハリも効いています。