【ヴァンガード】 「MiMish フォルティア」「MiMish リカシェンナ」「MiMish アズハチル」「風の中の音 デュケイラ」評価
MiMish フォルティア
評価：4/5
フレンド‐【永】【《V》/《R》】：このユニットと同じ縦列にあなたの他のユニットがいるなら、そのユニットとこのユニットは”友達”になる。
【自】【《V》】【ターン1回】：このユニットがアタックしたバトル終了時、あなたの他の”友達”が5枚以上なら、【コスト】[CB①、手札から1枚捨てる] ことで、このユニットを【スタンド】させ、そのターン中、パワー+5000/ドライブ-1。
フレンド
ケモミミ娘がフレンズを作るテーマ固有のキーワード能力ですね。
同じ縦列のユニットと相互に”友達”状態となれます。
一方的に友達だと思っているような悲しい事にはならない優しい世界。
能力②との兼ね合いで、場を”友達”で埋める必要こそありますが、前後列のどちらかがキーワード能力を持っていれば良いので、片方は汎用や出張枠を採用でき、構築が楽しそうですね。
問題は友達になっただけでは別段利益もない、このキーワード能力に1枠割かれている点です。
能力②の制限が厳しため、友達の数が足りずに無能を晒す可能性が高い所が少々残念ですね。
友達になっただけで得られる利点が何か欲しかったです。
《V》スタンド
友達の数を条件にした自己スタンドですね。
ドライブが減り手札も1枚捨てる必要があるので、アドバンテージは得られませんが、アタック回数、それもドライブチェックを行える《V》アタックの回数が増えるのは単純に強い。
友達5枚と重い制限がある為かその他の条件が緩く、相手のGを参照した制限や、トリプルドライブを無為にするような過度のハンドコストがありません。
純粋な《V》スタンドなのでトリガー効果も引き継げますし、【★】トリガーを乗せたくなりますね。
ネックはやはり要求される友達の多さです。
5枚必要なのでフル展開する必要がありますが、このユニットには展開を補助するような能力が無く、友達を監獄への収容や除去効果による退却から守る術もないため人数制限が重く圧し掛かります。
総括
新規ライドライン2つ目、「MiMish フォルティア」です。
G期の「♪♪」のような条件で発動する新キーワード能力を活用する軸ですね。
キーワードのセンスがちょっと、アレです。実際にゲームする時に口に出すと面白くなってしまうのでもう少し用語は考慮して欲しかった。
友達が投獄されたとか、友達が焼かれたとか、友達の数が足りないとか、後ろに何を付けても概ね面白ワードにしかなりません。
能力としてはキーワード能力による友達の確保と、友達の数を条件にした《V》スタンドを行えます。
今の所「みんなに響け ロロネロル」程のヤバさは感じませんが、シナジー次第ではそれに迫り得るのではないかと期待させてくれる良いカードだと思います。
MiMish リカシェンナ
評価：4/5
フレンド‐【永】【《V》/《R》】：このユニットと同じ縦列にあなたの他のユニットがいるなら、そのユニットとこのユニットは”友達”になる。
【永】【《V》】：あなたの他の”友達”がいるなら、あなたがライドデッキから「MiMish フォルティア」にライドする際、手札から1枚捨てずにライドできる。
ライドコスト踏み倒し
友達がいると、ただでライドできる全力のライドラインに似た能力です。
カードは増えませんが、本来払うべきコストを踏み倒す事で疑似的に1枚分のアドバンテージを生み出せます。
条件も後列にユニットを配置するだけで達成でき、配置するユニットもライドラインで自然と調達できる形になっている点が強いですね。
ネックは友達を要求してくる関係上、除去に弱い点です。
後攻であればG3へ先乗りした相手から何らかの除去効果が飛んでくることは間々ありますし、ドラエンの面々はそうでなくとも相手の場に干渉することが多いので、相手によっては機能不全に陥る可能性もありますね。
対象耐性のある友達が欲しくなります。
総括
共通のキーワード能力と、ライドコスト踏み倒しを備えたユニットです。
除去効果に弱いと言う欠点こそありますが、達成の容易な条件でライドコストを踏み倒せるのは強いですね。
友達を作る能力も自身の《V》能力の前提を満たすためにも必要ですし、フレンズ能力持ちの収録数次第ではメインデッキに投入する事もあるかも知れません。
MiMish アズハチル
評価：4/5
フレンド‐【永】【《V》/《R》】：このユニットと同じ縦列にあなたの他のユニットがいるなら、そのユニットとこのユニットは”友達”になる。
【自】：このユニットが「MiMish リカシェンナ」にライドされた時、このカードを《R》にコールする。
自己展開
「MiMish リカシェンナ」にライドされた時、自身をソウルから《R》へスペコする能力ですね。
ソウル1枚の消費で《R》1枚分のアドバンテージを稼ぐ事ができるので、優秀だと思います。
ライドライン定番のパンプ能力を持たず、《R》ではキーワード能力しかありませんが、「MiMish フォルティア」の《V》スタンドや「MiMish リカシェンナ」のライドコスト踏み倒しを発揮する一助となり使い勝手が良いです。
欲を言えば身を護る術が欲しかったのですが、除去に弱い点を差し引いてもライドラインとしては優秀ですね。
総括
MiMish共通のフレンズ能力と、自己展開を備えたユニットです。
事実上ソウルコストのみで自己展開を行え、友達状態の形成による「MiMish フォルティア」「MiMish リカシェンナ」のサポートを行える点が便利ですね。
キーワード能力以外を持たないので《R》要員としては貧弱ですが、友達状態は各種関連カードとシナジーがありますし、殆どノーコストのような条件で展開できるのであれば十分です。
風の中の音 デュケイラ
評価：3/5
【自】【《R》】【ターン1回】：：このユニットと同じ縦列にフレンド能力を持つあなたのユニットが登場した時、あなたの他の”友達”が3枚以上なら、【コスト】[CB①] することで、1枚引く。
フレンド反応1ドロー
フレンド能力持ちが登場すると発動できるドロー能力ですね。
前後にユニットを揃える必要のあるフレンド能力をドローによってサポートできる点は良いですね。
ライドラインはそれなりにリソースを稼いでくれますが、それだけでは心許ないので、こういったサポートは必要となりそうです。
しかし、友達を得る為に展開用の札が欲しいのに、その為には先んじて友達を展開しておけと言う。
どうしようもない程に厳しいわけではありませんが、足を引っ張りそうな制限をしておりやや本末転倒のような気がします。
自身と同列に置かなくてはならない点も若干の使い難さを感じます。
またこのユニット自体にはフレンド能力が付いていない点もネックです。
どうせこのユニットの前にはフレンド能力持ちしか置かないので殆ど必要ないだろうとは思いますが、柔軟性に欠けますし、RRのサポートカードですらキーワード能力を付けて貰えていない所が気に掛かります。
総括
「フォルティア」軸のアド取り要員です。
友達の数を要求される都合上、展開が必要な「フォルティア」軸では重要な立ち位置になりそうなドローエンジンですね。
友達3人以上、自身と同列にキーワード能力持ちが登場した時、ターン1回制限と、制約が多く、自身がフレンド能力を持っていない事も相まって若干使い難そうな印象ですが、RRですし容易に代わりになるユニットはいなさそうです。
