イドゥンの林檎

イドゥンの林檎

主にヴァンガード等、TCGの最新情報に関する雑記を綴るブログです

【仮面ライダーリバイス】 第17話「裏切りの深化、バディの真価」感想

さくらは存外理性と知性がある

まさか前回あれだけ意味深な引きで終わり、年明けまで引っ張って置いて、謎は謎のままで終わるとは思ってもいませんでした。

 

あの状況から先に進まず撤退する展開とか物語としては普通ありえませんが、現実的に考えれば、知人の自宅とは言え、不気味な地下室へ進んでいくのは躊躇われます。

何があるかわからないので危険かもしれませんし、恐ろしいと思うのも当然でしょう。

危険を避け、見栄や楽観で突き進むよりは賢い選択と言えますね。

 

ただそれを強くある事、無敵である事を正義としているさくらが行うのは少々違和感を覚えます。

異常を感じても誰かに相談するような賢さは持ち合わせていないようですし、謎の思考。謎のキャラ性をしています。

 

背負う覚悟は?

一輝君はフェーズ3を殺してしまったことで、後味が悪くなって急に非殺を目指すようになりましたね。

少し前までは実家の銭湯を守る事が正義で、人の生き死にはお節介の範囲に含まれていなかったのに、随分様変わりしたものです。

 

工藤と全く嚙み合わない問答をして、自分の中で折り合いをつけたはずなのに、全部無かった事になっていますね。

こんなはずではなかった、こんなのは聞いてない、知らないとでも言うつもりなのでしょうか。

まぁキックとお説教をするだけのお仕事と言う認識だったのが、人の命を奪う役目になってしまったので、必死に重荷を背負う必要のない状況に戻そうとしている点は人間らしいとも言えますね。

 

ただこんな人間らしさは見たくはありませんでした。

 

フリオ

そこ引っ張るんですね。

前回の地下室が非常に意味あり気に出て来て次週への引きで終わったと思ったら、今週あっさりと逃げ出して謎は謎のままなんて展開を目にしているので、どうしてもこれもどうせ思わせぶりな映像が出ているだけで何の進展も無いんだろうと穿った見方をしてしまいます。

 

そもそもフリオの元親友が生きている事に、少々の驚きを感じています。

デッドマンズになる原因と言える人物なので、関係者は纏めてコロコロしているものかと思っていました。

 

元が気弱な青年なので、悪魔に魂を売っても善人のままなのでしょうか。

 

ボルケーノレックス

コンロの摘まみのようなパーツを回して点火し、バリッドレックスバイスタンプを炎で焙るデザインから、卵が孵って恐竜が火を噴くデザインへと変化するギミックが面白いですね。

 

スーツの方はバリッドレックスのクラッシャーやモールドが展開、卵の殻モチーフの装甲が剥離し、そこから炎が噴出するデザインですね。

クラッシャーが開口しモールドが強調されたデザインはお顔が凶悪になって良いですね。

ただ個人的にはバリッドレックスの増加装甲が好きだったので、それが消えてしまっている点は残念です。

 

その分、バイスの方にバリッドレックスの装甲が追加され、漸く強化フォームらしくなりましたし、二人が並び立ち炎と氷のコンビになっている所は良いですね。

 

動きの方は残念ながら炎のエフェクトが付いている以外は目を引くものはありませんでした。

氷で足止めを行ったり、射撃武器として氷を活用していたバリッドレックスの方が、戦闘シーンは華やかですね。

デザインがカッコイイだけに、やや残念です。