【機界戦隊ゼンカイジャー】 第26カイ「改造王子と闇の外科医!」感想
強化されたステイシー
序盤のアクションは良いですね。
ゼンカイジャーの攻撃を捌きながらの変身や、新たにミサイルと盾が追加されたステイシーザーとの攻防はなかなか良かったです。
盾で体勢を崩してから銃撃したり、盾そのものを投げたりと、動きの幅が広がっていますし、ミサイルも……まぁ、幅は増えましたね。
盾を左に持つとか、脚にミサイルを付けるとか、もう少しやりようはあったのではなかろうかと思いますが、悪くはなさそうです。
ただ結局、ステイシーは強化された状態でも介人には及ばない。
先の戦闘シーンでも躊躇したせいで後れを取っていましたが、迷いがあるせいで負けたと確定してしまいました。
素のゼンカイジャーの時点で迷いが張れたら押されていましたし、スーパー化されたら手も足も出ません。
精神的にも前進していませんし、強化パーツのミサイルは使い勝手が悪いのであまり強化された感じはしませんね。
相談パート
介人は何かあると概ねジュランと二人っきりで相談してますね。
これまでの行動を鑑みるに、今回もジュラン主導で話を聞いた感じだと思いますが、この関係性が尊い。
父親が誘拐され失踪扱いになっている介人にとっては、ジュランが唯一気兼ねなく胸襟を開いて相談できる年上の男性、兄や父に近い立ち位置になっているんでしょうね。
実に尊い。
ゾックスもなんだかすっかり丸くなって、わざわざ介人を気遣い覚悟を促しに来ていますし、良いですね。
ステイシーが絡むとシリアスが進みます。
介人の決意
前回覚悟を決めていたはずなのですが、あれは一過性だったのかな?
決別する覚悟を決めて倒した相手が再び現れたので、揺らいだ感じでしょうか。
ちょっとステイシー君が惨めすぎますが、ステイシーと和解する事を諦めず、我儘を押し通すと決意したところは良いですね。
明朗快活として介人らしいです。
本当は明るく前向きな人物でもないのですが、両親の言葉に従い明るくあろうポジティブであろうとする姿は好感が持てますし、ステイシーに同情的になり、なんとか解り合いたいと足搔く姿も素敵です。
美都子脱走
まさかステイシーの助けがあったとは言え、自力で逃げだすとは……。
地球との行き来は限られた人物しかできないと過去に何度か言っていましたが、脱走してその後どうやって地球に戻るつもりなのでしょう。
このまま誰の助けも借りずに地球へ来てしまうと介人の存在意義がなくなってしまいますよ?
両親の話は介人が唯一の能動的に動く要因だったので、そこが完全に取り除かれるのはお話し的にまずそうです。
ステイシーの助けを得て母親だけ地球に脱出。
ステイシーも含めてゼンカイジャーと合流。
父を助ける為に本拠地へ乗り込むと言う感じでしょうか?
引っ張り過ぎても何日も水も食料もなく、大量の追手から一般人の科学者がどうやって逃げ延びたんだよとなりますし、話は進みましたが、処理に困りそうな案件ですね。