
双翼の大天使 アレスティエル
評価:4/5
【自】【《V》】:あなたのメインフェイズ開始時、あなたのバインドゾーンから1枚選び、手札に加え、加えたら、山札の上から1枚表でバインドする。
白翼-【永】【《V》】:あなたのターン中、このユニットのパワー+5000/★+1。
黒翼-【永】【《V》】:あなたのターン中、相手のユニットすべてのパワー-5000。
(白翼はバインドに奇数グレードのみ、黒翼は偶数のみで有効)
バインド経由ドロー&トップバインド
メインフェイズ開始時にバインドゾーンのカードを手札に加え、代わりにデッキトップを1枚バインドする効果ですね。
白翼・黒翼を発動させるためにバインドしたカードを手札に加える事ができるので、単純に手札が1枚増える点が優秀です。
バインドするカードはデッキトップから強制かつ、タイミングがメインフェイズ開始時なので操作もほぼ不可能ですが、例えペルソナ用のG3や【超】トリガー、守護者等がバインドされても1ターン経てば手札に加える事ができるので殆どデメリットがありません。
「アレスティエル」軸用にバインドゾーンのカードを操作するカード等がありそうですし、サポートも期待できますね。
白翼
バインドゾーンのカードが奇数のみの場合には白翼の能力が発動。
白翼は自身のパワー+5000/★+1。
G2版の単純強化という感じで、ノーコストでパワーと★が増えます。
これは面白い効果ですね。
バインドゾーンのカードのGによって能力が変化すると前情報が公開された時には、G合計によって以下全てを行う能力だと思っていたのですが、可変式ですか。
単純ですが優秀ですね。
黒翼
バインドゾーンのカードが偶数のみの場合には黒翼の能力が発動。
黒翼は相手のユニットすべてのパワー減算。
相手《V》のパワーが5000下がるので、事実上の前列パンプと同等の価値がありますし、相手のパワーを下げているので仮にバトルフェイズ中に《R》を入れ替えても効果が切れて要求値を出せないと言う事態に陥りません。
コストを消費しない点も魅力です。
また相手のユニットすべてに影響を及ぼしている為、《R》をアタックによって排除し易くなる点も良いですね。
「盗電怪獣 ジャバッテール」のように複数体とバトルできるユニットがいればより使い易くなります。
総括
自身のカードをバインドし、そのカードのグレードによって白翼・黒翼、二種類の効果を使い分けるユニークなユニットです。
まず単純にメインフェイズのドロー効果が強いですね。
これ単体では前のターンにバインドしたカードを手札に入れる効果ですが、バインドゾーンからカードを選べるので、バインドゾーンにカードを送る事の出来る《R》が登場すれば複数種類から選択する事もできますし、そうでなくとも【超】トリガー等をバインドしてしまって悲しい思いをする事故が起こりません。
可変式の白翼・黒翼効果も優秀です。
白翼は単純にパワーと★が増えるので自己完結しており扱い易く、黒翼のパワー減算は《R》も絡めたラッシュに向きます。
扱い易い《R》スタンド能力があれば黒翼の方が強そうですね。
問題は白翼・黒翼がデッキトップからバインドしたカードに依存する点です。
少々運用素が強いので、安定性を高めるためデッキ内のG配分を偏らせる構築もできそうですね。
偶数扱いのG0を擁する黒翼寄せであれば、構築も難しくはなさそうです。
ありのままで輝く アレスティエル
評価:4/5
【自】:このユニットが《V》に登場した時、あなたのバインドゾーンから1枚選び、山札の下に置き、置いたら、山札の上から1枚表でバインドする。
白翼-【起】【《V》】【ターン1回】:【コスト】[CB①]することで、そのターン中、このユニットの★+1。
黒翼-【永】【《V》】:このユニットがアタックしたバトル中、相手は手札から《G》にトリガーユニットをコールできない。
(白翼はバインドに奇数グレードのみ、黒翼は偶数のみで有効)
《V》登場時トップバインド&ボトム送り
バインドゾーンのカードを1枚デッキボトムに送り、代わりにデッキトップを1枚バインドする能力です。
既にバインドゾーンにあるカードをデッキボトムに送れるので、「逡巡の空 アレスティエル」の能力で【超】トリガーや守護者がバインドされてもケアできますね。
ただ強制的にバインドゾーンのカードが切り替わるので、白翼・黒翼に影響が出る可能性があります。
バインドゾーンのカードを入れ替えたり、バインドゾーンで自身のGを変更するカード等、何某かサポートカードがいると思うのでそこまで気にすることではありませんが、運の要素が強く安定性は低そうです。
白翼
白翼の能力は★+1。
序盤からガード強要でき、なかなか優秀ですね。
パワーが伸びない点は少々残念ですが、シンプルで使い易いと思います。
序盤のアタックはスルーされ易いのでG2時点での★増加はありがたいです。
黒翼
黒翼時はガード制限。
トリガーを《G》にコールできないと言う強力なものです。
こちらの能力の場合にはガード強要力が無いので、《R》で何某か付与できると良いですね。
ブーストしたアタックがヒットしたら1ドローのような能力を持つユニットが欲しくなります。
総括
アレスティエルのライドライン、G2版です。
キャラとしてはG2の時点で迷いが晴れ、自身の特性を受け入れている感じですね。
白翼・黒翼起動用のバインド能力と、バインドゾーンによって能力が切り替わるバリアブルな効果を持っています。
白翼ではCB①と手ごろなコストで★2になり、序盤からノーガードし難いアタックを行えるようになります。
一方、黒翼はトリガーでガードできないと言う強力なガード制限を行えこちらも強力です。ただ黒翼の方は★1のままなのでスルーされ易く、ガード制限を活かすためにはもう一手間必要に感じます。
逡巡の空 アレスティエル
評価:4/5
【自】:このユニットが《V》に登場した時、あなたの山札の上から1枚バインドする。
白翼-【永】【《V》】:あなたがライドデッキからライドする際、『手札から1枚選び、捨てる』ではなく『SB①』してもよい。
黒翼-【永】【《V》】:相手はグレード1以下のリアガードでこのユニットにアタックできない。
(白翼はバインドに奇数グレードのみ、黒翼は偶数のみで有効)
《V》登場時トップバインド
《V》登場時にデッキトップを1枚バインドする強制効果です。
白翼・黒翼を発動させるための能力ですね。
バインドゾーンに置いたカードは後程デッキボトムに戻す事ができるので、守護者や【超】トリガーをバインドしてしまってもケアできます。
一応構築段階から偶数、奇数の偏らせることである程度コントロールできますが、G1時点では自力で操作する事は難しく、《R》で調整できなければほぼ運任せになると思います。
白翼
白翼効果はライドコストの代替えです。
ソウルを消費する事でライドコストを支払えるので、手札を温存できます。
「双翼の大天使 アレスティエル」はソウルを消費しないのでソウルコストも然程気になりませんし、序盤からアドバンテージ差を広げる事ができ優秀ですね。
唯一の問題はバインドするカードのG次第なので任意で発動し難い点です。
序盤から《R》で操作できる可能性もありますが、果てさて。
黒翼
G1以下の相手リアガードからアタックされなくなる防御効果です。
自身が先攻であれば相手の《R》アタックをシャットアウトする事ができますね。
ガードに余分な手札を割かなくても良くなるので、相手によっては白翼よりも効率的に手札消費を抑えられます。
後攻の場合もG1を広げられ、《R》から余分にダメージを貰う事がなくなるのでガードに消費する手札を温存できます。
ただG2を並べられた場合は無意味になるので、後攻の場合は微妙かも知れません。
一応、相手にG2の展開を強いる事ができるので全く役に立たないわけではありませんし、相手の手札次第では《R》でのアタックを思うように行えなくなる事もありそうですが、先攻時程有用ではありませんね。
総括
G1アレスティエルはサポートの白翼、妨害の黒翼と、二面性のある面白いライドラインですね。
カード名、イラスト、フレーバー、テキスト全てがその二面性を表しており、フレーバーとカード名からG1の時点では自身の二面性に戸惑っている様子が窺えます。
良いですねぇ、ちゃんとしています。
能力の方は登場時バインドによって白翼・黒翼の発動条件を満たし、バインドしたカードによってライドコストの代替え、アタック妨害の二種の能力のうち、どちらかが発動します。
どちらに転んでも手札の消費を抑える事ができるので優秀ですね。
後攻時には黒翼が若干使い難いので、そこだけフォローできる《R》がいると尚良いですが、ライドラインとしても優秀です。
白黒の個性 アレスティエル
評価:-/5
【自】:このユニットがライドされた時、あなたが後攻なら、1枚引く。
後攻時1ドロー
いつも通りの汎用効果ですね。
モンストのFVが個性的だっただけに若干期待していたのですが、リリステは普通のようで残念です。
まぁ、各ライドラインにFVで格差が出てしまうのは避けたいと言うのも解らなくはないので仕方ありません。
個人的に重要なのはキャラが一貫している事なので、その点は非常に好感が持てます。
総括
いつものFV互換です。
汎用能力なので、能力については特に語るべきことはありませんが、ライドラインのキャラがG0から一貫している点については見逃せません。
個人的に《V》のキャラはコーラルやリヴィエールのように一貫している方が好みなので、リリステのソロアイドルもそれを踏襲してくれていて嬉しいです。
《V》はデッキの主役ですからね。
主役がグレードの変化に合わせて成長していく姿を描いていく方が、VGのライドシステムにマッチしていると思います。
「Astesice カイリ」のようにグループアイドルがライドラインをグループのメンバーで固めるのも理解できなくはありませんが、それをやってしまうとG0は盤面に並ぶことはほぼ不可能ですし、トリガーに振り分けられてしまうメンバーも出るしで、個人的には違和感を感じています。
況んや他のクラン・国家のような《V》とどれ程関わりの有るかも判らない犬やおっさんを経由するなど、統一感の欠如も甚だしい。
制作者の美意識を疑います。