イドゥンの林檎

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主にヴァンガード等、TCGの最新情報に関する雑記を綴るブログです

【仮面ライダーセイバー】 第43章「激突、存在する価値。」感想

初めて役に立つ未来予知

条件を整えれば予知した内容と類似した状況を作れる事と、予め何処で何をしているのか知る事で先回りできる事が未来予知の強みですからね。

漸く役に立ちましたね。

 

と言うか、今までの使い方がおかしかった。

 

蓮君&デザスト

デザストに残された時間が僅かしかないと知り、望み通り、対峙し、倒す事で存在証明をしようとする蓮君。良いですね。

 

変身が静かに淡々と行われるのも、重く苦々しい雰囲気で良い。

素面でのアクションもスーツでのアクションも素晴らしかったです。

玩具的な音声が全然入らないので、よりアクションと掛け合いが際立っていました。

 

蓮君の全存在を賭す宣言を受け、顔を覆い泣き笑うデザストの声よ。

息遣いとか、笑いとか、こういった言葉ではない声の芝居で感情を表す場面だと役者さんの演技の凄さを痛感しますね。

このシーンは挿入歌の歌詞も相まって見入ってしまいました。

蓮君のトドメ台詞をあんなに悲しいニュアンスで口にすることがあるなんて!

エモイです。

 

ハンミョウの別名は「道標」

この展開の為にデザストはハンミョウをモチーフにしたメギドだったんですね。

賢人、強さと言う標を失い迷っていた蓮君が、デザストとぶつかり合い決別し、漸く一歩前に進めたので、これでやっと剣士としての剣斬が自分の道を歩き出せます。

マントとアルターライドブックを回収していたので、チェイサーマッハみたいなのが本当に来るかも知れません。

楽しみです。

 

Cパートの「マジ、ないわ」と最後まで否定していた紅生姜入りラーメンを一人食べるシーンも、やるだろうなと思っていましたが欲しい物をきちんと見せられているので来るものがありますね。

翠風と虚無が交叉して並んでいる所もエモイ。

 

ただ紅生姜のくだりはもっと前から積み重ねが欲しかったですね。

退場直前に差し込まれたので、取って付けた感じが拭えません。

また無銘剣虚無も退場の直前に盗み出して少し使っただけなので、さすがにデザストの剣と言う感じではありませんね。

二刀流にするなら虚無ではなく、グラッジデントを使って欲しいです。

 

シリアスとギャグのサンド

不承不承ながらもきちんと感謝を伝えるお兄様と、芽衣さんの態度にキレる面倒くさい妹とか。

怪しいホモサピエンスの倫太郎が少女に声をかけ、ダイレクトに怪しいと言われてしまう事案発生とか、コミカルで面白いのですが…。

 

蓮君とデザストが決意を固めて対峙していたり、ストリウスがカッコつけて時は満ちた!みたいになっているシーンに挟むのは如何なものかと。

これも緩急なんだろうか?

個人的にはテンポが崩れて美しくないと思います。

折角の蓮君お当番回なので、余計なノイズは省いてもっと没入させて欲しかったです。

 

今週の飛羽真くん

コピーソフィアをコピーだと見抜けなかったのが恥ずかしかったのかな?

お兄様に馬鹿呼ばわりされてキレてますね。

 

しかし、反論が酷い。

同じじゃありません。

同型のヒューマギアを同一人物として扱う或人くんよりも更に酷い!

クローン人間なのですから、同じ遺伝子を持った別の人間です。

本人にソフィアとしての記憶と自覚がない限り、彼女はソフィアではありません。

 

本にされた人達を見た時の反応もちょっと。

飛羽真くんが剣士五番勝負や孤独な男の子、ポンコツ預言者賢人君、マスターロゴス事変、セイバー坂と、メギドそっちのけでごたごたしている間にも、ストリウスがきちんと活動しており犠牲者が出続けている事は想像に難くないのに今更その反応?

本にされた人間が書架にずらりと並ぶ見た目は確かに、血も涙もない悪鬼の所業と言う感じでSAN値の削れそうな描写でしたが、こうなる事は解り切っていましたよね?

 

まさか自分達が活動していない間、メギドは何もしていないと思っていたんですか?