【機界戦隊ゼンカイジャー】 第17カイ「ぬぬっとオカルト同好会!」感想
透明ワルド
ゾックスの誰何に対して答える必要が無いので「海賊なんぞに教えるものかトウメイ」と返答するが、語尾のせいでバレてしまうバカバカしさがゼンカイジャーらしくて面白いですね。
1話からやっている語尾に自分の名前を付けるルールを律儀に守り、それを小ネタにしてしまうところが良い。
敵怪人はこう言うものだと言う固定概念が出来上がっているからこそできるネタです。
ついでにゾックスと一緒に踊るフリント、カッタナー、リッキーが可愛い。
ゾックスが愛されているんだなと言うのが伝わってきます。
その流れでフリントたちを透明化してゾックスが戦う動機付けする流れも巧いですね。
あの慌てようを見れば、ゾックスが解決に乗り気になっても何ら不思議はありません。
透明ジュラン
ピアノも弾けるんですね。
オカルトを信じる子供たちの為に、透明にされた自分の状況を活用しようと言い出す子供の味方のジュランがエモイ。
透明ワルドを放置していて良いのかと思わなくもありませんが、子供の為に大人が優しい嘘をつくシチュエーションはほっこりしますね。
道中見えないから車に轢かれ、吹き飛ばされてのドタバタもギャグ路線のゼンカイジャーらしくて好きです。
ちょっと周りに迷惑かけ過ぎですが、水に濡れて足跡だけ残るとかまさにホラーです。
服を倒したりゴミを吹き飛ばしたりは蛇足だったかな。
ひたひたと足跡を残していくだけで十分成立したのでは?
折角いいことを言っているのに、行為のせいでやや受け入れがたい感じです。
まともに名乗らせてもらえない
また特殊名乗りですね。
面白い!
ジュランだけ透明で、ギアトリンガーを回しているのがかろうじて発光で解るなと思っていたら、名乗りも予想通り透明に文字だけ!
ジュランのセリフ「これ大丈夫?」はきっと、みんなが思っています。
これだけでも面白いのに、怒れるマジーヌが呪いのパワーとか言い出して特殊演出で名乗りを上げるとは…。
BGMまで変わってしまって。
凝っていて良いですね、面白いです。
透明戦闘
マジーヌの呪いや、ジュランのセリフは面白いのですが、ギミックとしては面白みに欠けますね。
見えないので、絵面として伝わり難く、活かせているとは言い難い感じでした。
ジュランぐらいは適時、脚が砂を蹴る描写や、足跡、足音を入れて位置を示すべきだったかなと思います。
巨大戦でジュランだけ透明になったジュラガオーンのアイディアは良かったと思いますが、見た目が露骨にDX版の玩具でテクスチャが浮いていて違和感が凄いです。