【ヴァンガード】 「極光戦姫 デリィ・バイオレット」「極光戦姫 ペリオ・ターコイズ」評価

>

極光戦姫 デリィ・バイオレット

評価：3/5

【自】：このユニットが《G》に置かれた時、あなたの監獄に収容されている相手のカードが1枚以上なら、【コスト】［SB①］することで、あなたのユニットを1枚選び、そのバトル中、グレード2以下のユニットのアタックはヒットされない。

疑似守護者

「頂の天帝 バスティオン」の能力の都合上G3でアタックしてくるケテルサンクチュアリ相手は兎も角、「ヴェルリーナ」「ヴェルリーナ・アルクス」で殴るドラゴンエンパイア、「樹角獣 ラティス」「樹角獣 ギュノスラ」を擁するストイケイア等、ケテル以外のクランならば割と刺さりますね。

コストもSB①と軽めですし、これ1枚でパワーを問わずG2のアタックを止められるのであれば、なかなか良いと思います。

問題は相手ターンに監獄へ収容されたユニットが残っているかと言う点ですね。

ある意味枠以上にそちらの方が問題ですが、その点は「極光戦姫 ペリオ・ターコイズ」に任せる感じになりそうです。

総括

徐々に飽和しつつある極光戦姫のG2帯に登場したガード札です。

監獄へ収容したカードを残した状態で相手ターン中にアタックされる必要があり、確実性は低いですが、ヒットされない能力は優秀ですね。 

G2制限が付いているので万能ではありませんが、守護者に近い動きをする札が1種類増えるのは心強いです。

《R》に居る時はバニラなのであまり意味はありませんが、インターセプトでもきちんと効果を発揮しますし、一考の価値があると思います。

極光戦姫 ペリオ・ターコイズ

評価：4/5

【永】【《R》】：あなたのターン中、あなたの監獄に収容されている相手のカードが2枚以上なら、このユニットのパワー+5000。

【自】【前列の《R》】：あなたの監獄に収容されている相手のカードが《R》に登場した時、そのターン中、そのユニットのパワー-5000。

監獄参照自己パンプ

収容した相手のカードがある場合に発揮する自己パンプですね。

極光戦姫の面々はパワーラインの低さがネックだったので、23000ラインを作れるパワー1500のユニットが増えるのは大歓迎です。

条件も「極光戦姫 セラス・ホワイト」1枚で達成できますし、優秀ですね。

類似パンプ持ちの「極光戦姫 アガラー・ルージュ」と比較すると若干見劣りしますが、それでも十分な能力です。

仮釈放

コストを支払って保釈されたユニットを、そのターンの間弱体化する能力です。

面白い。今まで相手ターン中に監獄へ収容されている状態というのを作る事が難しかったので、こうして釈放を躊躇させることのできる能力が出るのは良いですね。

減衰値が大きいので単騎では当然《V》に届かず、釈放したユニットのみでラインを組んでもパンプ能力なしには最低限の要求値すら出せません。

これではコストを支払って《R》に出す意味が殆ど無く、無駄にコストを支払うぐらいならばと、釈放を躊躇させる事ができそうです。

またターン制限や同名制限が無いので、複数枚並べればパワー減衰が重複しますし、複数枚釈放すれば、釈放したユニットすべてのパワーが減る点も扱い易くて良いですね。

総括

収容すれば自身のパワーが上がり、それを避ける為に開放すれば今度は、解放されたユニットのパワーが下がる何ともユニークな能力を持ったユニットです。

極光戦姫は全体的にパンプに乏しく、パワーラインを上げにくいので23000ラインを形成しやすくなる15000アタッカーはかなり重要ですし、釈放時のパワー減衰も監獄へ相手のユニットを維持し易くなる良い能力だと思います。

所詮パワーが減るだけなので、最悪損を承知で釈放する事も全然あり得ますが、その後上書きなりなんありで相手に負荷をかけられることには変わりないので、《R》にあって損はありません。