イドゥンの林檎

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主にヴァンガード等、TCGの最新情報に関する雑記を綴るブログです

【機界戦隊ゼンカイジャー】 第7カイ「魔界の王子は気がみじかい!」感想

ギアトジンガー

昨今よくある戦隊装備のリデコですが、音が良いですね。

不気味な感じで、個人的に好みです。

五色田夫妻の研究成果を奪ったらしきイジルデが、ゼンカイジャーの装備をパクって開発したと言う設定もリデコ装備とマッチしていて良い。

 

能力も好みです。

戦闘員並みの気軽さで戦隊を召還、使役できるのは強力ですね。

実に悪役っぽい。

同じ色の戦隊が画面に複数存在する事になり、過去の戦隊がまるでモブキャラのようになってしまう点が若干残念ではありますが、ちゃんと専用装備を活用して僅かなりにも画面映えするようにと努力してくれていますし、敵キャラのムーブとしては良いと思います。

 

ただ兵士を大量に召喚使役する能力の都合上、賢く戦うと本体が目立たない所は明確な欠点ですね。

かと言って、召喚せずに一人で戦っていては手を抜いているように見えますし、目立つ必要のあるキャラクターでやるには若干相性の悪い能力かなと思います。

 

ステイシーザー

成程。捨て石ではなく、ステイ(停止)シーザー(皇帝)で、ゼンカイザーとの対比ありきの名前だったんですね。

バラシタラとイジルデの会話を鑑みるに、捨て石とのダブルミーニングでもありそうです。

 

デザインもかつて初代レッドとして扱われていた、バトルジャパンをモチーフにしており、そこも対比になっているんですね。

主人公の対極として存在する正統派なライバルキャラの造形をしていて実に良いですね。

 

変身シーンもカッコイイですね。

アンプルを打ち込むかの如く、ギアトジンガーを腕に向けて打ち込み、そこからコードのような変身エフェクトが広がり、DNAにギアが組み込まれる。

「人間かもね。半分は」と言う発言にも関わりそうな意味深な変身シークェンスで良いですね。

 

人間だったらどうしよう

自分を含めたすべてのキカイノイドが嫌いで、脆弱な人間を守ると言うある種の傲慢故に人間贔屓なガオーンが人間には攻撃できない。人間とは戦いたくないと言い出すのは十分理解できるのですが、キカイノイドとも友人として接している介人が、人間だったらどうしようとなるのはどうなの?

 

人間相手なら、相手の善悪問わず戦いたくないが、キカイノイドであれば遠慮はいらないとなる神経が理解できません。

ジュランやガオーンもキカイノイドなんですよ?

キカイノイドを引き連れて敵対したキカイノイドと戦っているのに、人間である介人が敵対した人間だけを特別視するのでは筋が通りません。

同族と戦っているのはジュラン達も同じはずです。

人間に比べて身体が頑丈だとか、そういう問題ではありません。 

道義に悖る。

 

ジュラン

寿司回の時と言い、今回と言い、良い大人していますね。

主人公や他のメンバーが頼れる大人はやはりカッコイイ。

 

ガオーンの行動や言葉尻を捉えて心境の変化を察し、大袈裟に受け入れてやると言う態度を取る事でマジーヌ、ブルーンの不満を抑えつつガオーンに和解の意を伝える。実にスマートでクレバーです。

ヤツデさんに諭されたとは言え、揉めてフレンドリーファイアをしでかした直後にこういう言動が取れるのは素敵ですね。

 

合体時に声を掛け合うのも好き。

あれで完全に和解した感じが出て良いですね。

 

普段は仲が悪いけれど、喧嘩をする程相手の事を細かく見ていて深く理解している関係大好きです。

 

巨大戦

ゼンカイジャーの元ネタになった巨大ロボとの戦闘!

召喚の仕方もDX版玩具の箱から出てくる個性的な演出で遊び心があって面白いですし、今回のお話は見所が多くて良いですね。

 

大量の戦隊スーツの後にロボスーツがこんなに出てくるなんて、超豪華じゃないですか。

それぞれの必殺技も披露されていますし、煽りの構図が多くメカの巨大さ迫力も伝わります。